【2024年七夕賞】印と全馬寸評

タイトルの通り七夕賞の印と全馬寸評を書いていきます。
Youtubeでも解説しているので、そちらもぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=QJfvEAQojEc&t=308s

印

◎キングズパレス(⑪)
このキャリアの馬なら57kgでもむしろ軽い。
○レッドラディエンス(④)
傷のなさが魅力で順当に期待。
▲リフレーミング(⑩)
特別嫌う理由を感じず順当に期待。
△ボーンディスウェイ(③)
能力的にはリフレーミングと遜色なし。
☆フェーングロッテン(⑭)
前走で一歩前進の兆しならここも期待。

①が今回の大穴枠。この距離なら案外あるかもしれない。その他⑥⑨⑮は買い方と余力次第になるが高配当狙いなら抑えたい。

全馬寸評

①ノースザワールド

毎日王冠 (G2) では案外健闘で6着、OPでも1度2着があったがそれ以外は全て大敗。
ただし、OP入りから2度しか2000mを使っていない点に注意したい。大阪杯は流石にレベルが違いすぎると見て良いはずで、福島記念も露骨な不利を受けている。この2戦は度外視で良い。
その2戦を含めても2000mで1-5-1-3は決して悪くなく、もう一つの馬券圏外は5着。悪くない時計の持ち主で、55kgとそこそこの軽斤量なら。

②レッドランメルト

連勝で挑んだ中山金杯 (G3) は6着。1800mの馬だろうということもあって一番人気に押された小倉大賞典 (G3) で後退10着。そこから一切馬券に絡まずここまで来ている。
昨年のこのレースは5着と唯一の掲示板なので福島が合えばと思わせる部分もなくはないが、56kgは極端に有利とは言えず。前走も流石に負けすぎでここは見送りとしたい。

③ボーンディスウェイ

前走はリフレーミングと同タイムでクビ差の2着。そのリフレーミングが直後の新潟記念 (G3) で健闘していた点からも期待できる一頭。中山記念 (G3) の大敗は一旦軽視で良いだろう。
斤量は56kgで1kg差ながらリフレーミングより軽く済んだ。同斤量で拮抗ならこの1kgが明暗を分ける可能性もある。福島での時計は最速タイで期待できる一頭。

④レッドラディエンス

通算4-5-1-1で、デビュー戦以外の全てが馬券圏内。前走はペースもあった印象で逃げて勝った馬を差せないのは仕方ないだろう。
前走2着から今回は57kgと決して軽くないが、特に嫌う理由は感じず積極的に抑えたい一頭。

⑤カレンルシェルブル

OP入りまでは若干時間がかかりつつも入着複数。しかし、OP入り後は10戦してリステッド1勝、重賞で3着が1度とあまり冴えない。
スタートでやや遅れた前々走と直線で不利を受けた前走のいずれも5着と酷い負けではない。それよりも気になるのは斤量で、57kgで勝つような馬かと言われると流石に疑問。総合的に見てここは見送りで良いだろう。

⑥アラタ

OP入り後は一進一退という様子で、今年も中山金杯 (G3) 13着から金鯱賞 (G2) 5着とまずまず前進。この2戦については前々走が休養明けかつ接触、前走が叩き2走目という点からある程度好感が持てる。
やはり焦点は斤量で、重賞3着に OP2着という結果から58kgとかなり重め。もう2kgほど軽ければチャンスがあったと思うが、この斤量では滑り込みがあるかないかというレベル。頭数も多いので余力があれば。

⑦ノッキングポイント

新潟記念 (G3) では斤量差こそあれど古馬相手に勝利も、金鯱賞 (G2) の12着に新潟大賞典 (G3) の8着と今年は不調。やはり斤量有利がないと苦しいか。斤量有利がないと苦しいか。
前走の57.5kgは流石に酷だが、そこから変わらずの斤量で今回も期待はあまりできない。ローカルで期待という話をするならやはり前走はもう少し粘って欲しかったところ。流石に魅力を感じず。

⑧ダンディズム

OP では1-2-1-0と好調も、重賞は0-1-0-10と厳しい。唯一の2着は昨年の福島記念 (G3) で、出遅れながらも末脚光ってのハナ差は悪くないか。
前走も目黒記念 (G2) で57kgを背負って0.3秒差の6着ならそこまで酷いキャリアでもない。
一方でOPの成績から今回も57kgと軽斤量くない点がやはり残念。ここで勝ち負けまでかと言われるとどうにも。見送りとしたい。

⑨バビット

ラジオNIKKEI賞 (G3) とセントライト記念 (G2) を連勝も、直後の菊花賞から今年の東海S (G2) 16着まで3年以上馬券圏外に。
それを考えれば別定57kgで3着だった京都記念 (G3) は大金星。とはいえそこからリステッド最下位に鳴尾記念 (G3) 7着と、やはりフロックの可能性が強い印象。
オールカマー (G2) ではG1馬や重賞勝ち馬を下しての4着だが、そもそも人気どころが総崩れのレースでどこまで参考にすべきか怪しい。57kgまで加味すると中々拾えず、余力次第という印象。

⑩リフレーミング

この条件での時計は最速タイ。前走新潟記念 (G3) についても57kgとハンデで特別有利なし、道中14番手からの5着は決して悪くない内容。
今回は57kgで決して軽くはないが、大きく割り引くほど力に対して重すぎることもない 。そこまで厳しくない相手なので良績のある条件で好走に期待。

⑪キングズパレス

4-9-2-3と傷の少ないキャリアが魅力で、多少の不利があってもしっかり入着までやる力の持ち主。前走は新潟大賞典 (G3) で惜しくも2着だが、明らかにペースや位置取りの影響で勝に等しい内容。
当然軽斤量では済まずにここが試金石。とはいえ前走を勝ちと見れば+1kgでも3着まで持ってくる力はあると見て。

⑫ダンテスヴュー

通算2-3-0-9と負けが目立つ。入着はすべてOP入り前で、基本的に重賞で通用する雰囲気はない。前走はこの条件で0.3秒差の7着なので、着順ほど割り引かなくても。
相当な軽斤量なら相手に買って一興と行きたいところだが、きさらぎ賞の影響か55kgでやや軽い程度。どうにも手が回らない印象。

⑬グレンガリー

障害から平地に復帰しての再始動だが、流石にこのキャリアで買うのは相当難しい。こればっかりは来たら割り切りで消したい。

⑭フェーングロッテン

ラジオNIKKEI賞 (G3) を勝つと、その後の古馬重賞でも勝ちこそないが堅調。昨年のこのレースでの14着からは2桁着順が続いていたが、いずれもこの馬の得意な先行しての競馬ができていなかった。前走は番手から運んで5着とそこまでを考えれば健闘で、極端に割り引く必要はないだろう。
とはいえ今回も58kgと実績から重めの斤量に。この点まで加味すると、人気薄が前提にはなるが、今回はかなり楽なメンバーにも映るので復活はありそう。

⑮セイウンプラチナ

3勝クラスを勝って重賞初挑戦。これが順当に勝ってきてのこのレースなら軽斤量を追い風に期待と行きたいところだが、4-2-1-13は負けすぎな印象。福島は久々のレースに昇級初戦をものともせずの逃げ切り勝ちを見せた舞台。
逃げればチャンスと思わせる部分もあるにはあるが、大外枠でどうか。55kgまで加味してギリギリ手が出るか出ないかという印象。

馬券の組み立て 

③④⑩⑪が堅い雰囲気で、この間に1頭穴馬が入るかという印象。その通りに素直に買うなら3連複フォーメーションで③④⑩⑪→③④⑩⑪→①⑥⑨⑭⑮が30通り。3列目が1頭につき6点削れるので予算と相談。

高めを狙うなら絞って⑪を軸に馬連や3連複で、人気薄が2頭来るパターンを見たい。あるいは③④⑩⑪⑭ボックスに①、⑥、⑮、⑨の順で足していく形はどうか。上位拮抗が予想されるので順当でもそこそこつく予感で、一応人気薄も見れる。

低予算で超高配当狙いなら③は古馬重賞の成績から消して、その馬と同等と見る⑩も消して人気薄を拾うという作戦もある。これはあくまで少ない点数で高めを取る場合の手段。