
#0155_ジブン株式会社_悩まず考動しよう!(1/2)悩まず考えるポイント
こんにちは!
こーへい127です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は2月15日の土曜日、週末ですね。
私は今日、息子が通っている保育園で「発表会」があり、ブレーメンの音楽隊を演じる息子とお友達たちを観てきました。
息子は「どろぼう(笑)役」でしたが、とっても楽しそうに演じて、またセリフもしっかり言えており、とてもホッコリした気持ちになりました!
さて本日のテーマは「悩まず考動しよう!」です。
先日、2回にわたって木下斉さんが「解けない「悩み」の思考の構造 悩まず、考える技術」という配信をされていました。
めちゃめちゃ勉強になったとともに、私もついモンモンと悩むことが多かった人間。
木下さんの教えをもとに、だいぶ自分なりにも工夫した結果、悩まず考動することができるようになってきました。
今回あらためて、悩まず考え行動する(考動)重要性について考察します!
今回、記事を書く中でめちゃめちゃ長くなってしまったので、
前半/後半に分けたいと思います。
記事では、以下のような構成を予定しています。
前半(本日配信)
はじめに
「悩む」と「考える」の違い
なぜ営業職において「考動」が重要なのか
悩まずに考えるための3つのポイント
① 完璧な解決策を求めない
② 小さな実験を繰り返す
③ 悩みを俯瞰する
後半(後日更新)
3.「考動」するための具体的な方法
4. 実践例:営業現場での「考動」
5.まとめ:行動が価値を生む
1. はじめに
皆さんは「悩む」と「考える」の違いを意識したことがありますか?
悩むとは、物事が前に進まないままぐるぐると思い悩む状態を指し、考えるとは解決策や行動を前提に頭を働かせることです。
営業の仕事では、この違いが成果を大きく左右します。悩んで手が止まってしまうと商機を逃し、競合に先を越されてしまうこともあります。
一方、きちんと考えてすぐ行動(考動)できれば、チャンスを掴みやすくなります。
例えば、私自身が営業をしている際、ある重要なお客様への提案をすべきかどうか悩みすぎて決断を先延ばしにしてしまった経験があります。
完璧な提案資料を作ろうと情報収集に時間をかけすぎた結果、提示が遅れてしまい、最終的には競合他社に案件を取られてしまいました。
あの時「まず動く」ことの大切さを痛感しました。
同じような経験や、「決断をもっと早くしていれば…」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
考動が重要なのは、結果に直結するからです。
事実、営業での失注理由の約6割が「お客様の意思決定保留」(つまり優柔不断)だというデータもあります。
お客様自身も迷って決めきれないことで商談を流してしまうケースが多いのです。
だからこそ、自分が迷っていてはさらに状況を悪くするだけです。
こちらが素早く的確に提案し行動することで、お客様の背中を押し、商談を前に進めることができます。
2. 悩まずに考えるための3つのポイント
悩まずに前向きに考え、行動につなげるために、まず押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
① 完璧な解決策を求めない
営業現場で即断即決が求められるとはいえ、「ベストな答えが見つからない…」と完璧を追い求めてしまう人は多いでしょう。
しかし完璧な解決策など滅多に存在しません。
完璧を目指すあまり判断が遅れる方が、営業においてはリスクが大きいのです。
まずは7割満たせば十分という意識で意思決定してみましょう。
実際、経営者やトップリーダーの中には「100点ではなく70点の意思決定を目指せ」と説く人もいます。ソフトバンク元社長の孫正義氏は著書の中で「勝率9割まで待つと手遅れになる。だから、7割の勝率で勝負をする」と述べています。
9割の確信を得るまで判断を先送りすれば機会損失になりかねない、というわけです。
70点主義で決断すればスピードと精度のバランスが取れるとも言われています。
なぜ完璧主義だと意思決定が遅れるのでしょうか?
それは、完璧を期すあまり必要以上の情報収集やリスク検討に時間をかけてしまい、決断のタイミングを逃すからです。
営業の場合、お客様は刻一刻と状況が変わります。完璧なプランを練っている間にニーズが変わったり、他社に提案されてしまったりします。
「この選択で大きな失敗はしないだろう」と思えるラインまで情報や条件が揃ったら、思い切ってGOサインを出しましょう。
また、意思決定のスピードが成果に影響を与えることも覚えておきたいポイントです。
武田薬品工業の前会長・長谷川閑史氏も「意思決定のスピードは必ず業績に反映される」と述べています。
ビジネスではタイミングの遅れが致命的な差を生むことがあるため、完璧にこだわって遅れるより不完全でも早い決断が結果的に功を奏することが多いのです。
② 小さな実験を繰り返す
悩んで立ち止まってしまうより、まずは小さく動いてみることが大切です。これは木下さんだけではなくコッシーさんこと越川慎司さんも常日頃からおっしゃっていることですね。
完璧を追わないこととも関連しますが、小さな実験(スモールスタート)を繰り返しながら進めることで、リスクを抑えつつ着実に前進できます。
「まず動く」ことで得られるフィードバックは、机上で悩んでいるだけでは得られない貴重なヒントになります。
営業戦略でも、いきなり大規模な施策を打つのではなく、プチ実験をしてみるのがおすすめです。
たとえば新しいトークスクリプトを思いついたら、重要なキーマンにぶつける前に、付き合いが長い別の担当者様相手に試してみる。
反応を見て良ければ自信を持って本命に提案し、イマイチなら軌道修正する、といった具合です。
こうしたトライアル&エラーを重ねることで、最終的に精度の高いアプローチを確立できます。
実際、ビジネス全般でも「小さく始めて、軌道修正しながら徐々に広げる」というスモールスタートの考え方は広く取り入れられています。
最初から完璧を狙うのではなく、小さな成功と失敗を繰り返しながらブラッシュアップしていくのです。
営業においても、「まずは提案をしかけてみる」「仮説となるターゲットリストで数件訪問してみる」など、小さな一歩から始めてみましょう。
悩んで頭の中でシミュレーションするより、動いて得られる学びの方が現実的で役立ちます。
③ 悩みを俯瞰する
どうしても悩んでしまうときは、自分の悩みを俯瞰する視点を持つことが有効です。
悩みというのは往々にして主観的なもの。
自分の頭の中で不安や迷いが渦巻いているだけで、客観的に見れば大した問題ではないケースもあります。
一歩引いて状況を眺めると、「なんでこんなことで悩んでいたんだろう?」とハッとすることもありますよね。
俯瞰するコツの一つは、「第三者視点」を持つことです。
例えば自分が悩んでいる問題を紙に書き出してみたり、友人に相談されたら何とアドバイスするかを考えてみたりしてください。
他人事として眺めることで、感情に左右されずに冷静に対処法を考えられるようになります。
「もし自分の部下が同じことで悩んでいたら、自分はどう助言するだろう?」と想像してみるのも良いでしょう。
また、「他人に影響を与えるのは行動であり、悩みそのものは誰にも何ももたらさない」という事実に気づくことも大切です。
頭の中でいくら悩んでも、お客様にもチームにも何の変化も起きません。影響力を持つのは実際の行動だけです。
そう考えると、「悩んでいる暇があったらまず一歩動いてみよう」というマインドに切り替えやすくなります。
悩みで行動が止まりそうになったら深呼吸して、「今自分がコントロールできることは何だろう?」と問いかけてみてください。
自分にできる具体的なアクションに意識を向けると、不思議と悩みの霧が晴れてくるものです。
さいごに
いかがだったでしょうか。
今回は「悩まず考動しよう!」の前編として、悩みと考えるの違い、そして悩まず考動するためのポイントについてまとめてみました。
ついつい私も悩んでしまいがちですが、悩むと考えるの差異を理解し、考え行動するためのポイントを把握しておけば大丈夫。
そのポイントも決してハードルが高いものではなく、むしろハードルを低く設定することで、考動を促すものです。
次回の後編では、
「考動」するための具体的な方法
スピーディーな意思決定のコツ
失敗を恐れずに動くためのマインドセット
行動しながら軌道修正する習慣
営業現場での実例・ケーススタディ
まとめ
…といった内容をご紹介していきます。ぜひ次回もお楽しみに!