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#0058_ジブン株式会社_稲刈り体験@熊本

おはようございます!
こーへい127です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

今日は月曜日!新しい1週間の始まりですね♪
私は今日1泊二日の出張予定。安全運転に気を付けます!

さて今日は、「稲刈り体験@熊本」ということで、会社の管理している水田にて昨日稲刈りの体験をしてきたので、その経験について書こうと思います。

そもそも、なぜ会社が水田をもっている?

なぜ企業が水田を持っているのでしょうか?
それは「涵養(かんよう)」という取り組みを企業と自治体が協力して行われているからです。

涵養(かんよう)とは?

熊本は阿蘇山から流れる豊富な地下水があり、熊本市は人口50万人以上の都市としては日本で唯一、水道水源を100%地下水で賄っています。その地下水を保全するために「涵養」が行われています。

具体的な取り組み

熊本における地下水涵養の取り組みは、主に以下のような方法で行われています

  1. 水田湛水事業:熊本にある大きな川である白川の流域にある水田を活用し、水田に水を張る取り組みを実施しています。今回私が参加した事業もこれですね。この地域の水田は他の地域と比べて5倍から10倍も水が地下にしみ込みやすいとのことで、重要な涵養源となっています

  2. 水源かん養林整備事業:白川・緑川主要河川上流域の5町2村を対象地域として水源かん養林を整備しています。特に白川上流域付近(阿蘇カルデラ周辺)について重点的に森林整備を進めているとのこと。管理された森林では、1.0ha当たり年間約100mm相当の雨水がより多く地下水になると考えられています。

企業や自治体の協力

熊本では、企業や団体が水田のオーナーとなり、生産者との交流を行いながら、かん養域における水田の保全を図る「水田オーナー制度」を実施しています。工場を保有している企業は、工場で使用する地下水の分だけ、涵養事業を担っており、私が勤める会社の場合、水田を保有し、地下水保全に携わっています。

これらの取り組みにより、熊本市は地下水の持続可能な利用と保全を図っています。企業や自治体、農家など多様な主体が協力して、地域全体で地下水涵養に取り組んでいることが特徴的です。

稲刈りで体験できたこと

家族での農業体験

なかなか東京にいる際は、農業に携わることはないと思います。
今回の稲刈り体験は妻と子供の3人で参加し、実際に稲刈りをみんなで体験することができました。
腰をかがめて、稲の房をもって鎌で刈る。想像以上に負担があり、汗が吹き出しました笑

黄金に実った稲を見つめる息子

この稲、じつは7月に田植えも体験しており、自分たちで植えた稲が、こんなにも大きく実って、それが自分たちの食料になる。このサイクルを経験できたことは、子供にとって素晴らしい経験になったなと思います!

地下水に対する熊本の方々の意識の高さ、そして希少性

涵養という取り組みは、熊本に引っ越すまで全くしりませんでした。
ただ、熊本にきてから、至る所で水資源の豊富さに驚きます。
熊本市内の水前寺公園でも湧き水がわいているし、公園の水はめちゃめちゃ綺麗で川魚が多く生息。
水道水も100%地下水なので美味しく、ご飯をはじめ料理もおいしくなったと思います。
このような貴重な水資源を守る活動を、自治体と企業がタッグを組んでやられていることは、とても素晴らしいことだなと思いました!

さいごに

後日、この稲刈りで刈ったお米は支給されるとのこと。
自分たちで刈り取ったお米を食べるとは、良い食育にもなりそうですよね!
家族みんなで味わって食べようと思います!
皆様もぜひ、自然に触れてみてはいかがでしょうか!
ではまた明日!