ニートとナマケモノ
僕はニートよりのフリーランス。一応、仕事があるものの、家でだらだらしている時間の方が長い。
生活スタイルはニートそのもの。
大学を卒業後はフリーで「ガンガン稼ぐぞ!」なんて思っていたものの、気付けば普段のニート生活に戻ってしまう。昼前に起きて、読書や映画を見始めたら、1日が過ぎ去ってゆく。
自分には少し働いて、たくさん遊ぶスタイルが合っているようだ。遊ぶといっても、読書に映画鑑賞、友人とのキャッチボールとほとんどお金がかからない。
一方、友人のほとんどは会社でバリバリ働いている。そんな友人たちの姿をみて、僕は安心する。僕はよりニートになれるから。
周りが社会に揉まれ、時間に追われるほど、僕はレアキャラになれる。僕はただ毎日だらだら過ごしているだけなのに、周りが勝手に「凄い!」と崇めてくれる。
動物のナマケモノと同じだ。他の動物が動きまくる中、ナマケモノはあえて動かない。むしろ、動きすぎると放熱できず、死んでしまうという。
僕はあえて「怠けている」訳ではないが、気付いたらナマケモノ的ポジションにいた。自分に適した生活スタイルを確立していた。
もはや、無敵である。
「成長」だの「市場価値」だの掲げているやる気に満ち溢れたサラリーマンたちよりもはるかに「市場価値」が高いのではないか。
しかもニートは有り余っている時間に何かやっている。決してお金もちではないが、圧倒的な「時間もち」だ。僕の場合、最近はもっぱら読書と映画鑑賞にハマっている。1ヶ月で60本以上の映画を観た月もある。
サラリーマンもいいけど、ニートもおすすめだよ。
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