【映画】TENETを観たら現実に戻るのが嫌になった
昨年9月18日に公開されたクリストファー・ノーラン監督の話題作「TENET」を劇場で観てから現実に戻れなくなりました。
つらいです。
今や好きな映画といえば彼の作品を挙げる人が多くなり、「 SF映画 オススメ 」と検索すれば必ずといっていいほどノーラン監督の作品が一つは出てきます。映画界では、“若き巨匠”とも呼ばれているそうですね。
さて、そんな数々の魅力溢れる映画を創ってきたノーラン監督の待望の新作「TENET」ですが、これが死ぬほど面白いです。
初めて観た時の衝撃は今でも忘れられません。
初任給で回らないお寿司屋さんに行って食べた鮪の美味しさと同じくらいの感動でした。
ところでこの「TENET」様々な映写システムで上映されており、私は【IMAXレーザー/GTテクノロジー】【DOLBYCINEMA】【4DX】【通常】この4つを鑑賞しました。
この中でも【IMAXレーザー/GTテクノロジー】が圧倒的に良かったです。
ご存知の方も多いと思いますが、この【IMAXレーザー/GTテクノロジー】なによりもスクリーンがバカでかい!加えて立体的な音響で臨場感があり、映画の中に自分が存在しているような錯覚に陥ることができるのです。
家で鑑賞するのももちろん良いんですけど、映画館で観ると5億倍くらい迫力あります。環境が圧倒的に違うんですねやはり……
「今までのノーラン映画の中でも超難解で2回観ずにはいられない。」という感想を公開時よく見かけましたが、「こちとら今までさんざんノーラン作品観てきとるんじゃ!そんな言葉には踊らされんぞ!観てな。私がTENET第一理解者よ!」とたかをくくった自称ノーランオタクの私。
ところがどっこい。開始5分で「ちょっと何言ってるかわからない」とサンドウィッチマンの富澤状態。たかをくくっていた自分が恥ずかしい。時を戻したい。
で・す・が!!!!
普通ならクライマックスに持ってくるような大迫力の映像が連発し、ストーリーがさほど理解できていなくても「えぇー!!すげぇー!!!」と感覚で楽しむことができるんですねコレ。不思議。
ゲームでいうと、ラスボスが繰り返し出てくる感じです。豪華ですよね。
瞬きするのがもったいなさすぎて見終わった後は、目の球の水分が9割ほど無くなりました。
上映時間は2時間30分なのですが、体感としてはまじで30分くらいでした。楽しい時ってすぐ終わるんです……そういうもんなんです。
テネットココが好きイラストです↓(Twitterにも上げてます。)
あと、主人公がセイターと初めて会う夕食会で、席につくまえに「Hi…(^-^)」とはにかむ場面が個人的に滅茶苦茶好きです。かわいい。誰に言ってんねん。
ノーラン監督のやりたいことを思う存分に詰め込んだ映画だなと思いました。
こんな映画を創りたい!と思っていても、実行できる力がなければそれはただの願望止まり。製作費用や膨大な量のスタッフを率いるだけの力やボーイングのジャンボジェットを実際に破壊できる許可が降りるのは、ノーラン監督の名前があってこそなのでしょう。すごい。
TENETの世界観が好きすぎて映画が終わってから現実に戻るのが嫌になりました。でも実際にTENETに加わって闘えって言われたら断固拒否します。自分がジョン・ウィック並の戦闘力であればいつでも闘うんですけどね。凡人なので。
ただ、単純に時間を遡ってみたい願望はあります。もちろん回転ドアを使って。
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