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映画を友だちにするライフハック


私は映画を友だちだと思っている。

厳密に言えば、映画の中の人物を友だちだと思っている。


でも、人にはそんな事は言えない。

なぜなら、表向きには愛想笑いを浮かべながら「へぇ〜そうなんだ。個性的だね。」と言ってくれるかもしれないが、翌日からの陰のあだ名は確実にクレイジームービーフレンズ、略してクレムーンズになってしまうからだ。


そして、私は映画の中の登場人物をさも自分の友だちかの様に話すことが得意だ。

ぜひとも明日から実践していただきたいライフハックなので、覚えてほしい。
もしかしたら、もう日常使いの人もいるかもしれない。


例えばこんな質問をされたとする。

「いいドライバー知らない?」


解答方法は3種類ある。


①「一度もドライバーという職業に就いた事ないのに、さも40年勤務していた感を醸し出し徐々にあなたの家に住み着く可能性のあるドライバーがいるよ!」


②「幼少時に交通事故に合ったせいで、両耳がひどい耳鳴りで上手く聴こえないみたいだけど、抜群なドライビングテクニックで、強盗するにはもってこいの敏腕ドライバーがいるよ!」


③「寡黙で、何を考えているかわからないけれど、愛する人の家族を守る為ならマフィアを皆殺しにするドライバーがいるよ!」


おわかりいただけただろうか。

そう、彼らは以下の映画に出てくる架空の人物である。



①『パラサイト 半地下の家族』"キム・ギテク"

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②『ベイビー・ドライバー』"ベイビー"

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③『ドライヴ』"ドライバー"

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恐らくこの3人がハンドルを握れば確実に事件に巻き込まれる。

私は絶対に同乗したくはない。


もしも、紹介してくれと言われたら実在しないのでヤバいです。
でも大丈夫、そんな時は意味深に低めの声のトーンで無駄に唇を震わせ、

「実は彼なんだけどね、自分探しの旅でサントメ・プリンシペに行っているの…暫くは戻ってこないらしい…」

と言えばいい。
サントメ・プリンシペ民主共和国は認知度が低い国なのと、なんか意味ありげの口調なので、恐らく相手は深入りしてこないだろう。


ドライバーを知らないか?と問いかけて、映画の登場人物をあげ、挙げ句の果てには紹介できないと言われた相手側の気持ちを考えると、非常に理にかなっていない解答だが、私、特殊な人物と知り合いですよ。感を出すことができる。

1年に2〜4回位の頻度で行うと良い。
私はそうしている、頻繁に使うにはリスクが大き過ぎる。


今回はドライバーにしたが、現実の会話は何がくるかわからないので好きな人物を挙げれる様、映画の中の友だちを増やしておこう!


私はリアル友だちより映画の友だちの方が圧倒的に多い。

ぜひ、試してほしい。アディオス!










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