論理的思考スキル2
データを元に物事を考えていく。そのベースがあって初めてサービス設計の流れを考えていく。
サービス設計の流れ
3C分析 → SWOT分析 → 4P分析 → デプス調査 → ペルソナ設定 → 市場調査
まず3C分析とは
顧客目線で自社と競合を比較し、自社と競合の差別化をする。
そのためには自社のSWOTを分析する必要がある。
SWOT分析とは
Strength(自社の強み) Opportunity(自社がもっと拡大する可能性)
Weakness(自社の弱み) Threat(自社が縮小してしまう可能性)
をしっかりと分析する。
北海道の飲食店を例とすると、
Strength(自社の強み)
・1階路面店で目立つ(立地)
・地元の新鮮な野菜を提供できる。
・地元の農家さんから安く仕入れることができる。
Weakness(自社の弱み)
・メニューがあまり豊富ではない。
・値段が少し高めに設定している。
Opportunity(自社がもっと拡大する可能性)
・地元の企業と提携して認知度拡散。
・北海道youtuberなどと面白いイベント
Threat(自社が縮小してしまう可能性)
・大型連休など増え、客足が遠のく。
・コロナの影響により外食する人が減っている。
・その年の災害により農作物に影響が出ると、仕入れに響く。
そして、上記のSWOT分析を踏まえたうえで、次に4P分析をする。
4P分析とは、
Product(プロダクト:製品)デザイン、ブランド名、パッケージ、サー ビス、保証
Price(プライス:価格)市場で販売する上での価格を設定することで必然的に決定されてしまう物が、ターゲット層なので慎重な決定が不可欠
Place(プレイス:流通)製品を市場に流通させるための販売する場所や流通経路が含まれる。
Promotion(プロモーション:販売促進)市場の顧客ニーズを満たす製品を製作し、ターゲット層を決め、そのターゲット層に購入機会を提供できる流通、販売経路を確保。
自社、競合の4P分析を比較し細かく一つ一つ改善を行えば
必ず勝てる勝負
市場分析
市場分析とは特定の商品やサービスを必要(ニーズ)とする人がどれくらいの数いるか①
そしてそのニーズに人々はどれくらいのお金を支払うのか
(デプス調査+メンタルアカウント分析)が②
①×②が市場規模となる。
サービスを必要としている人の数 × そのサービスに支払うお金
=市場規模
ニーズ調査
これは多くの人に「こんなサービスあったらどう?」とシンプルに聞くことが大事。その際に必ずカテゴリー分けを行う。
デプス調査
上記のニーズ調査の中から特定のニーズが確認できたカテゴリー層を呼び、5人〜10人程度に直接対面でヒアリングを行うことが重要。
これには必ずリラックスした環境での調査が必要となる。
例:ZOZOTOWNでは、利用しているユーザーがカートにものを入れるが、その日になかなか購入まで行かない人が多く、翌月や月末に購入する人が目立った。そのため多くのCV漏れ(取りこぼし)が発生している状況に対し、ツケ払いシステムの導入を検討してみた。
デプス調査をする際に聞く順番は以下
①スモールトーク(日常会話でリラックスさせる。そして自分のこともよく話し、相手に安心感を与える)
②ライフスタイル質問(趣味や家族構成や職業や帰宅時間、出勤時間、子供の保育園の時間など平日と休日で分けてその人の1日を聞き出す)
③ワンアヘッド質問(実際の年収や、家庭の経済状況、そしてローンなどの残高など折り入った質問を行う。)
④そこからツケ払いに対しての意見をもらったり、なぜ必要、不必要だと思うのかなどWHYを3回聞くような質問を繰り返す。
※必ず自分のサービスなどは最後に紹介するようにする。
ペルソナ分析
デプス調査を終えてみて、1番共通点がある部分を持つ人物像を勝手に作り出す。それをペルソナと言う。実際にその人物が実在しているかのように年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイルなどリアリティのある詳細な情報を設定していきます。
(ペルソナ × 同様人物) × 利用意向 × メンタルアカウンティング=市場規模
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