ブランディングスキル
結論 : 商品を売りたければ商品を売るな
ブランディングはマーケティングの中の一つだと言う人がいるがそうではなく、ブランディングはブランディング。超大事。
まずマーケティングは、特定の人に「あなたが好き」と伝える。
次に広告は不特定多数の人に好きです、好きです、好きです、と伝える。ビラを配る。
PRは他の人があなたのことが好きみたいだよと伝える。
ブランディングとは相手から「あなたの商品が欲しい」と言わせる。
そしてブランディングは大きく分けて4つの種類がある。
コーポーレートブランディング:どう繋がるかのブランディング
HP、ロゴ、パンフレット、代表者、提携先、資本金、法務など
プロダクトブランディング : 何を売るかのブランディング
価格、材料、パッケージ、雰囲気、デザイン、希少性、認可、資格、効果
マーケティングブランディング : どう広めるかのブランディング
チャネル、ターゲット、メディア、口コミ、SNS、キャッチコピー、ストーリー
セールスブランディング : どう売るかのブランディング
販売方法、提携先選定、顧客選定、資料
ブランディングが無いと負のスパイラルにハマり事業は続かない
コーポレートブランディング
競合を把握するが、競合を作っては絶対にいけない。
コーポレートブランディング=○○だが○○では無いと明確に断言。
例:○○専門店や、○○特化型などはスモールスタートには良いブランディング
グーグルはとても良い例で、グーグルマップや、グーグル翻訳や、グーグルなんとかみたいなのがたくさんあってみんなテクノロジーの会社だと思っているが、グーグルは広告会社。売上の90%が広告である。
でも、広告会社と謳わない。謳ってしまうと競合が増えてしまうからである。
プロダクトブランディング
ここで一つ問題です。
現状把握 : シャングリラホテルはカフェラテの販売をしようと考えて
いる。
数値事実 : 100人対象のアンケートの結果500円であればカフェラテを
全員頼むことがわかった。
数値事実 : 1500円は全員高すぎて誰も頼まないとの結果が出た。
数値事実 : 1杯のカフェラテを提供できるのに人件費、仕入れ原価など
全てを含め300円かかる。
Q. シャングリラホテルはこのカフェラテをいくらで売るべきでしょうか。
500円であれば100人全員買うから売上が50000円
1500円であれば誰も買わないから売上が0円
そこで中間の750円、1000円、1250円だとどうなるか。
750円だと75人が買う。
1000円だと50人が買う。
1250円だと25人が買う。と言うことがわかる。
そうすると、
500円の場合
売上が500円 x 100人=50000円
コストが300円 x 100人=30000円
利益が50000円ー30000円=20000円
750円の場合
売上が750円 x 75人=56250円
コストが300円 x 75人=22500円
利益が56250円ー22500円=33750円
1000円の場合
売上が1000円 x 50人=50000円
コストが300円 x 50人=15000円
利益が50000円ー15000円=35000円
1250円の場合
売上が1250円 x 25人=31250円
コストが300円 x 25人=7500円
利益が31250円ー7500円=23750円
1番売上が上がっている箇所ではなく、1番利益が高い箇所はどこか。
そう、1000円だ。この考え方がめちゃくちゃ死ぬほどハイパー大事。
これは超勉強になったし、今日は良い気分でぐっすり眠れる。
マーケティングブランディング
1杯500円のスターバックスコーヒー
1杯100円のマクドナルドコーヒー
同じコーヒーなのに、なぜ人々は400円も高いスタバに行くのか。
マックはフランチャイズで値段が100円と決まっており、1個の利益が少ないためより多く売るため、回転率を上げる。回転率を上げるために席数を増やすが、机が狭く、ゆっくりするように作られていない。
一方でスターバックスコーヒーは直営店であるが席数とか儲けファーストでは無く、ゆったりしてもらうことを前提にしているからお客さんが集まる。
セールスブランディング
ブランディングとは商品やサービス以外のもの(付加価値)をPRすること。商品を売りたければ商品をPRしてはいけない。
YAMAHAピアノ音楽教室が良い例だ。
ピアノなんて何十万、何百万もするから誰もいきなり買ったりなんてしない。
だからYAMAHAはピアノ音楽教室を開き、実際にピアノを弾くことを体験させ、ピアノを家でも弾きたい、もっと練習して上手くなりたいと思わせることで、相手から欲しいと言わせる。何もしなくても勝手に買う。
以上、今日の学びでした。
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