踊り場

大好きなうさぴーへ

久しぶりに悪夢を見ました。今日は読んでも楽しくないかもしれません。

しつこい人と部屋でふたりきりになってしまいました。そこは夢にはよく出てくる2つのマンションのうちのワンルームの方で、多分前の前の家とさらにその前の家がベースになっています。部屋を出ると踊り場が広くて、まっすぐのところにエレベーター、左に曲がると階段。隣の部屋のドアの前になぜか椅子が置いてある時があります。過去にこのマンションでは、エレベーターが上下だけでなく縦横無尽に3Dで動く会がありました。地下に泊る会も。1階まで降りるとしんと涼しくて、オートロックの扉の外に宅配ボックスがあります。茶色い手動の扉をあけると赤っぽいタイルの敷地に出て、左手に曲がると部屋ごとに割り振られた二段の駐輪場。道路を出て右の方へ少し歩くと、知り合いの家なのかよく行く大きなマンションがあります。ここは多分時空がゆがみます。ちなみに夢に登場するもう一つの家は、3LDKくらいで居間、寝室、お風呂場などがあって、細い廊下の先に玄関があります。玄関を開けるとまた細い廊下があって、私の部屋はいつも奥から二番目くらい。雨が吹き込んできそうな階段が駐車場に張り出す形になっていて、さらに奥に完全に屋外と隔絶された、黒くて暗い階段があります。私はよく、この暗い方の階段を10段飛ばしくらいで駆け下りています。駐輪場にいる敵を階段から伺ったこともあります。

とにかく、部屋にいたときにこれを全部意識していたわけじゃありませんが、思い返せばたしかにあの家なのです。その人がしつこくて、何をしていたのか言っていたのか、やめてと言ってもやめてくれないので、出ちゃうよと言ったのを覚えています。それで本当にドアを開けて外に出たら、追ってこなかったのですが、待っていたように母が踊り場におりました。そして私はパジャマのまま連れていかれました。祖父がなくなったといわれました。飛行機の事故で。それでなぜか、今からその現場に行くのだと。今思い出しましたが、部屋から私はその事故を見ていました。夢の中での時系列がどうだったかは定かでありません。その部屋のベランダからは、なぜか空がすごく大きく見えて、それでいて細かいところまで、遠くまではっきりと見えるのです。それで、ふわふわと飛んでいた飛行機がみるみる高度を下げて、下を走っていたトラックに吸い付くように激突したのです。たしかそのトラックは、飛行機のことなど何も知らないというふうに、道端で止まって人が降りてきて休憩していたのだと思います。音はしませんし、さっきまではっきりと見えていたものが一気に遠のきました。ひとたまりもないな、と思ったのだけ覚えています。それで、なんとなく現場まで4時間くらいかかることを理解して、母と一緒に電車に乗りました。ところが、発車したとたんに急に部屋に置いてきたもののことが気になりだして、私はいきなり扉を開けて外に出ました。電車はちょうど発車したところだったのでホームにはぎりぎり降りられず、でもスピードも大したことはなくて線路に投げ出されました。夢の中ではよく線路の上を歩きます。そのままホームによじ登りましたら、駅員さんらしき人に囲まれて、連れていかれました。そして、A5くらいの紙切れを渡されて、個人情報となぜ無理矢理電車から降りたのかを書かされました。頭の中で「反省文」と変換されました。正直に書いたけれどその頃にはもう、そんなに帰りたいと思ったわけがわからなくなっていました。母はどうしているかなと思いました。

この夢で嫌だったのは、自分が嫌なものから逃げるための手段として祖父の死を利用したみたいだったからです。祖父は一年以上前に亡くなりました。でも何ももう一度亡き者にする筋合いはありませんし、夢は私の脳が作り出したものだと思っているのでむかむかしました。朝、これは書き留めておこうと思ったのでこうしているわけですが、昼間忘れていたむかむかを思い出してしまってなんか損した気分。ごめんね。

2024.11.12


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