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暮らしぶり編

大好きなうさぴーへ

ひととおり紹介が済んだので、毎日のことを綴っていきましょう。今回も長いので、飽きたらやめてね。今週はイギリス(ヨーロッパ広域?)に熱波が来ていて、毎日昼間は30℃以上まであがります。あ、間取り描きたいな。

ここの朝は案外遅くて、7:30ごろ起き出して仕事開始は8:30です。母屋から30mくらい離れたキャラバンで、Riekoさんと寝起きしています。朝ごはんはうちと一緒で各自で食べる形式で、だから好きなものを食べていいよといわれました。パンが吸い込まれてまた飛び出てくるタイプのトースター、あれもあるんですよ。だから、トーストにバターといちごジャムを塗ったものと紅茶の朝ごはんを食べています。炭水化物以外も食べた方がいいのだろうなと思いながらも、他を調理する気は起きないし、パンはおいしいしまあいっかということになっています。あと紅茶もおいしい!というか、こっちの人は紅茶をものすごく勧めてきます。最初はグリーンティーを出してくれたけれど、ブラックティーも私は大好きなので、それからはブラックティーを飲んでいます。意外と普通にティーバッグで、でもおおきなやかんでみんなの分をいっぺんに作って、みんなことあるごとに紅茶を飲みます。マグカップが、みたことないくらいたくさんあります。棚の一段が全部マグカップで埋まっていて、それでも一段に収まらずに小さいやつが大きいやつの上に重なっています。だいたいChrisがいちばんに起きて、puppiesをケージから解放します。解放された彼らは一気に庭に駆け出して、そのワンワンいう声で私は大抵目を覚まします。鶏は別に朝高らかに鳴くわけではなくて、コケコッコーで起きたことはありません。Patrickが後から起きてきて、Alexa, play Radio 4. といって、BBCのニュースを流します。

そろそろ、仕事の説明に入りましょうか。最初の日にHetherから教わったのは、鶏たちの毎朝の作業です。水入れが3つあるので、それらをいっぱいにする。鶏というのは、水がないと24時間で死んでしまうのだそうです。それから、小屋の中にあるタンパク質のペレットも少なくなっていたら補充します。そしてすこしばかりの新鮮な草を、周りの地面からむしってrunに投げ入れます。そして最後に卵があれば回収して、おしまい。

その後はpoli tunnelの中の作業に移りました。このトンネルの中は温室なので、暖かい日は朝になると扉を開けて空気を通して、夕方冷えてきたころにまた閉めます。中にはtomato(発音に注意!British じゃないと訂正されます)、courgette(フランス語のズッキーニ), french beans, squach, cucumber, 他にもパセリやバジルなどのハーブや何やら鮮やかな赤い色の花などが植わっています。基本的にすることは、熟れた野菜を収穫して腐った実や葉っぱを取り除くことです。後者がすごく大変なのです。暖かい代わりに湿気が籠りやすく、葉っぱやcourgetteの実はすぐに腐って白っぽく灰色っぽくなってしまいます。これらは見つけ次第取り除かないと、どんどん広がって最終的には作物全体を殺してしまうんだそうです。治すことはできない、減速させることしかできないんだといっていました。人によって厳しさは違いますが、the idea is to make the air flow だそうです。rooflessにならなきゃいけない、とも言っていました。意味は調べていませんが、多分一切ためらわずに疑わしきは取り除く、というようなことだと思います。実がなっていても、すこしでも虫にやられていたらすべてcompost行きです。ハウスの中は縦に二列にbedがあって、一つのbedに複数の作物が植わっていることもよくあります。入口近くから歩いていくイメージで一つずつ説明していきましょう。cougetteは、緑と黄色とがあるのかな。キュウリに似てぱちぱちとした手触りの葉っぱで、でもキュウリよりもずっと大きいです。茎の中は空洞になっています。上には伸びず、地面を這い伸びています。端っこから少しずつ枯れたような色、茶色っぽくなっている葉っぱを見つけたら、なるべく根本まで辿って、はさみで切り取ります。葉が絡み合っているので腐った葉っぱの元をたどるのは難しそうに見えて、でも動かしてみると揺れる根元があるので、意外と簡単でした。その次にはトマトがあります。トマトにたかる菌や虫の天敵は、乾いたきれいな空気。だから、同化器官としての葉っぱの良さより、空気を遮断する悪さの方が大きいみたいです。だんだんわかってきたんですが、混みあっているところをよく見ると、必ず腐っていたり縮こまっていたりする、不健康な葉っぱがあるのです。最終的には、ほとんど葉っぱがなくて実だけなっている、上の方に少しだけ若い葉っぱが生えている、という状態になるようです。見た目はなんだかかわいそうで、いかにも家畜化された植物という感じがするのですが、健康に長く生かすためにはべストのやり方なんだそうです。熟れた実は摘み続けないと、新しい実をつけるためのストレスがなくなって実をつけなくなってしまう、とかね。でも無農薬なので、収穫しながらいくらでもつまみ食いできて、すごくおいしいのです。収穫が遅れて割れてしまった実なんか特に、早く食べないと腐るので格好のつまみ食い対象になります。特にオレンジのやつが甘くて最高。さて、beansに行きましょう。これは、蔦状にからまりあいながら支柱にそって上に伸びています。豆の葉っぱは、3枚一組でついています。四葉のクローバーの形の、1枚分が茎になっているみたいな感じ。布にくっつく性質があるみたいで、木の間に入り込んで悪い葉っぱを探していると、元気な葉っぱが肩の辺りに付いていることがあって、気づかないとお風呂までついてくることもあります。tunnelはこれくらいでいいかな。水やりは、意外とたまにでいいみたいです。やりすぎると湿気がこもってmouldyになっちゃうので。小学校で育てた野菜の常識と違いすぎてびっくりです。

それから、tunnelの裏にある畑で除草作業をしました。イギリスにはnettoといういまいましい雑草があります。大抵くるぶしくらいの丈ですが、目の高さまできていたという話もききました。これには棘がありまして、刺さると痛いだけではなくてしばらく痺れるんです。最初にチキンハウスに行った時、知らずにこのnettoに刺されてしびれて、何か毒に当たったのではないかとひやひやしたものです。でも耐性がついたのか、最初は1日くらいしびれ続けていたものが、昨日刺さったやつは数時間で何も感じなくなりました。とにかく、前のWWOOFerさんたちが草を刈ってくれた畑を、少し掘ってから根っこを引っ張って、へばりついている子たちを引っこ抜いて、compostに積んでゆきます。nettoの根っこ~は、広く繋がっているんですがそんなに深くないので、まさにあの先の曲がったフォークのような道具がぴったり。

午後1時ごろ、お昼ご飯です。私たちはだいたい、お昼前に仕事を終えてChrisを少しだけ手伝いながらお昼の準備をします。テーブルセッティングは私たちの仕事。大きなお皿を5人分並べて、ナイフとフォークも。最初の日になんとなく勧められた椅子にずっと私は座っているのですが、一番広くて出入りしやすい席に座ってしまっているようで、ちょっと申し訳ない気持ち。多分誰も気にしていないけれど。お昼には、畑で採れたズッキーニやトマトが出てくることが多いです。それと、バターを塗ったパンとか。足りないとパンを食べるということが多いようです。Hetherが最初の日に、PatrickとChistineはもっと野菜を食べるべきだ、と言っていたのがずっと頭にあるんですけど、基本的に野菜たっぷりの食事に見えます。ただ、差が激しいだけ。昨日なんか、マッシュルームスープとパンだけだったり、前もほぼパンとチーズだけだったり、そういう日もあるかと思ったら、パイの上にズッキーニとトマトとオリーブを乗せて焼いたものが今日のランチでしたし、Greek saladといって、トマトとオリーブとギリシャチーズ?と皮を剥いたキュウリのサラダがメインの時もあります。

午後はなんと、自由時間!初めの日にそう言われたときにはびっくりしましたが、街を散歩したり、馬を見に行ったりしています。とろりとした時間が流れてゆきます。

夕飯は、だいたい7時頃です。すごく豪華です!昨日はラムの肩を焼いてくれて、グレイビーソースで食べました。ゆでたfrench beans をよく出してくれます。主食はパンが7割、ポテトが3割くらい?french friesもよく出てきます。細いのがfrench fries、chipsは太いやつ限定なんですって。2日に1回くらい、puddingも出してくれます。最初の日にアップルパイのことをpuddingと呼んでいて、なんだ?と思っていたのですが、デザート一般のことみたいです。昨日かな、sticky toffee puddingという、あま~い、けれどおいしいケーキを食べました。

夕食の後はPatrickがテレビで映画やドラマをみて、Christineはまた外に出てパラソルの下で煙草を吸っています。大抵私は9時頃にはおやすみといってキャラバンに引き上げて、寝る準備をするのです。

しわくちゃの裏紙しかないけれど、間取りかいちゃいました!絵が本当に下手くそなのと横向きになってしまったのはご愛敬。

2023/09/07



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