わがままデー
大好きなうさぴーへ
おはようございます。前回の宣言どおり、見事に風邪を引きました。大学に入って初めてかな。いや一度、このまま進むと風邪を引きそうだからと自分で一日休んだ日はあったんですが、こう本当はまだ引きたくない日に、というのはお初。でももう少し遅れるとそれはそれで困る予定があるので、よくやった。
いつのまにか、静かに灯る内なる光のようなものを好むようになった気がします。いつでもあったかい黄色い光で、揺れてはいるけれど消えずに続くので。(関係ないんですけど最近授業で、スル形はシテイル形と比較すると「ひとまとまり性」がある、とやりました。日本語っておもしろい。)けれどそれとは裏腹に、結局外に飛び出て流れの速い刺激に身をさらしてしまうんですよね、日々。まあでもまだティーンだから、せっかく若いから。次の週末は部活の試合で東京へ行きます(さっきの困る予定です)。故郷へ遠征に行くのって、とっても楽しみです。
さらにもう15年くらい若かりし頃、いきなり言い出したらしい標語のようなものがありまして、「たべてみればおいしい、やってみればたのしい」だそうな。おばあちゃんに、梱包に使われていた厚紙の裏にペンで書かされたのを、先日ふと思い出しました。
風邪を引いた、と思ったときに真っ先に浮かんだのは、食べ物を買わなくちゃ、ということで、ほとほと呆れますね。いつもとちょっと違うスーパーに行って、大根が安かったのでこれで何をしようかと、おでんコーナーで足が止まって。それから、もし流行りに乗ってしまったら誰かに買い出しを頼むことになるけれど「何でもいいから甘いもの」とか頼むのはなんか恥ずかしいなと思って、コンビニで10分くらい迷って、お気に入りのもちロールみたいなやつを買いました。寝たいだけ寝て料理をして本を読んでnoteを書いて音楽を聴いて、という健康な時にはできない方向に文化的な生活を楽しんでいます。症状とかほぼないし。マスクもしていないし。
こういう時に無性に読みたくなる本って、ありますよね。こういう本は図書館でなくてそばに置いておくべきです。春にも一度どうしようもなく読みたくなって、でも買えた頃にはその衝動がおさまってしまっていたので、今こそは。Jpopも聞けるようになったけれど、昨晩久しぶりに寝つきが悪くて(多分ちゃんと寝すぎたから)聞きたくなったのは、3年前に合唱団のクリスマスコンサートで歌った曲の勉強用プレイリストでした。懐かしいというのではなく、ただ好きだから聴いていたと思っています。本も音楽も単純接触効果かもしれないけど、それでもいい。ちょうど、内なる黄色い光です。どんなに散らかった部屋でも、「今から行っていい?」と電話が来たらもちろん、と迎えてしまう幼なじみみたいな。顔がほころぶとはよく言ったものです。
2022/12/10
P.S. これはなんとなく洞窟の中に灯っていてほしい光です。酸素があることを確認するために松明を持って洞窟に入るじゃないですか。あの松明が消えた瞬間の闇よりもとろんとしたものは思い付かないし、その瞬間を一緒に体験した人たちは戦友になれると思うんです。
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