嬉しいアルバムのこと

大好きなうさぴーへ

久しぶりに、音楽の話をいたします。初見さんを見守るのが楽しいと聞いたので、そういう気持ちで読んでくださいね。最近課題と言えばもっぱらレポートなのですが、レポートというのはなぜか、音楽を聴きながらずいぶん捗るもので、ずっとSpotifyを流しながらパソコンをカタカタ鳴らしております。それでね、昨日Spotifyを開いたらね、優しいスピッツっていうアルバムが出てきまして、なんだこれは!となったわけです。私はスピッツがいちばん好きというより今のところスピッツ以外の最近(当社調べ)の音楽を知らないという方が近いのですが、でも別に特別最新情報を追っているというわけではなく、アーティストの最初の最初まで遡って知らない曲だけを集めた「○○開拓」というプレイリストを作っているような人間で、当然新しいアルバムなんかもSpotifyで初めて知って、ちょっと調べたら朝ドラのロケ地でセッションをしたんだとか出てきて、普段しないイアフォンをつけて浸っておりましたとさ。ヘッドフォンかスピーカー、ほしいなあ。でも古いバージョンとは明確に違うぞとわかってなんだか嬉しかったです。声が全然老けないのはほんとにすごいですねぇ。選曲もすばらしい。最近ちょうど、チルな感じの曲だけ集めたプレイリスト(スピッツだけじゃなくてね)を作ろうかな~なんて思っていたところで、ありがとうございますという感じ。落ち着いた中でもこれを選んでくれてありがとうもあります。Chillは作りますけどね。しれっと歌詞を変えてくるのとか、こっちの方がよかったな~とか思ってたんですかね。それとも時の流れなんですかね。断っておきますがスピッツの方々の為人とか全然知らないので、あくまで根拠のない想像です。直接の知り合いになりようがないので、これ以上好きにならなくていいし嫌いにはなりたくないなとか勝手に思って知ろうとするのをやめています。こういう無責任さが、推し概念の一部なんじゃないかな。

本当にpop初心者なもので、つい数週間前までCDというものが楽器ごとに別に録音してからmix(?)したものだと知りませんでした。だから、一人でいろんな楽器を担当している人たちは人知を超えた存在でした。先輩に呆れられながら教わったときは軽くショックでした、なんとなく裏切られた気分にまでなりました。だからLIVE versionとかがあるんですね。私にとってCDの収録は母がしていたものが絶対だったので、そしてその歌とリュートのデュエットのCDはたしかホールで同時に弾いて歌って合わせて録音していたので、てっきりそういうものだと思っていました。とにかく、裏切られたところにタイムリーにセッション音源が転がり込んできたみたいな経緯もあります。セッションっていうことはさすがに同時に録ってますよね!?

デジタルとアナログの違いが電気の有無でなく連続か不連続かだと知ったのはいつごろでしょうか。それから、連続不連続の区別は私の中で日々の諸々の大切な分類基準になっています。進化的に有利不利と同じくらい。同じ空間で音を出して全体を録音するっていうのは、双方向性とか以外にもそういう意味でアナログ性があって素敵です。真面目な話をすればきっと、複数の音源を合わせる時の時間方向の目盛りってもうすごく小さくてほぼ滑らかで、逆に1つの空間で録った時の物理的な距離と音の遅さからくるズレの方が大きかったりするんですけど、まあ、不便な紙を好むのと同じなのかもしれません。

ついでに書きたくなったので音楽遍歴を書いてみます。前にも少し書きましたが、母の影響で古い音楽を聴いて歌って育ちました。古いというのが極端で、バロックじゃ済まない、ルネッサンスとか中世とか、現存する最古の楽譜レベルの宗教曲とかを子ども合唱団で歌っていました。モンセラートの朱い本っていうのは名前が好きです。そのせいでポリフォニーが大好きです。バッハとか。合唱は小学生までですが、特に自分で音楽を探して聴くという発想がなかったので、それから高校まで、これと父が休みの日に家で流していた洋楽たちが全てです。Beatles、ABBA、Carpenters、Billy Joel、Stevie Wonder、Beach Boys、 Michael Jackson、  etc…。この辺はずっと流れていたので有名な曲は流れたら口ずさめるけれど、歌詞も題名も下手したら誰が歌っているのかもわかりません。単純接触効果の最たるものですが、それでもやっぱり好きになったものは好きなのです。あとはジブリと朝ドラと、英語(G.S.って名前でしたね)の授業で月替わりで歌っていたTalor Swift とかOneDとか。誰だったか忘れましたがGo west!とか好きでした。スキンヘッドの人だった気がします。小学校の校外学習とかのバスレクのために、本当に知らなかったのでドラゴンナイトとかRPGとかをYouTubeで勉強していったのを覚えています。ちょっと気があった男の子の角ばった字で書かれた歌詞カードに付随した思い出です。音楽わからなかった自慢(イタイ!)をさせていただくと、菅田将暉とさだまさしの区別がつかないとか、SMAPとスピッツの区別がつかないとかがありました。大学に入って初めて、それまでポッドキャスト専用アプリだったSpotifyに音楽を見出して、ちょっとずつ聴き始めました。今のことは恥ずかしいので好きなアーティストを列挙することはしませんけれど、CDの現実を教えてくれた先輩に勧められて最近は秦基博をたまに聴いてみています。声に力みがない人たちが好きです。

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