幕開け

大好きなうさぴーへ

春休みに実験実験言っていた割にはそのあとここで実験実験言ってませんが、日々は実験実験しています。第一印象としては、そんなに絶望的に向いていないわけじゃないんじゃないかなという感じです。多分学校側も最初は少しずつということで、一番最初の単元は1回生の時の一般教養の実験の延長線上という感じでした。数字の扱いが急に厳しくなったり、試薬が調整されていることが減って粉と水から自ら作らなきゃいけなかったりするけれど。毎日6時まで実験していちいちレポートが出るのかと思っていたけれど、実験は意外と5時には終わるしレポートは単元ごとだったのでよかった。データとにらめっこするのは疲れるけれど時間さえあればおもしろいものです。講義続きより、家で音楽を流しながら凝縮された解説講義を復習しつつ1人で作業をする方が好きかもしれません。今こそこんなこといってますけど、最初のレポートは形式から何からしんどくて、時間がなさすぎてずっとピリピリしてました。自分の状態に鬱とか名前を付けたら気持ちいいし楽になっちゃうな、とかすごくひどいことを考えていました。(ひどい!)特に、一つ目の実験のレポートを書きながら次の実験をしている状態なので常に目の前にタスクが積まれていく感じに気が滅入ります。こういう時はなんだか、友達とのんびり過ごしている時間は大切なのに、のんびりしているそばから脳内の小悪魔がすごく何かを急かしてきて嫌でした。無為に溶けていく時間は有意義な時間のために必要な犠牲なのにね。

生物系なのになぜか今はゴリゴリの物理をさせられているので、今は次の植物の実験が楽しみです。カルスとか作りたい~!物理でも、後半はX線結晶回析をしていて、DNAの二重らせんの発見秘話でよくきくあれをするのか!とわくわくしています。ワトソンとクリックの陰で実はすごい活躍していたけれど顧みられずノーベル賞も逃してしまったフランクリンという女性、最近知られざる話として取り沙汰されすぎて耳タコなんですけどやっぱり、影のヒロインは魅力的ですね。

実験やそのレポートばかりしていると、職業病のようなものがでてきておもしろいです。昨日の夜おにぎりを大量生産して冷凍する作業をしていて、しゃけふりかけを入れたおにぎりを冷凍しようとしてふと、おにぎりを入れるビニール袋にマジックでしゃけと書いてしまいました。書いてから、試験管とかビーカーのラベリングの思考回路だ!と思いました。見た目でわからないけれど中身が違うものはわかるように書いておく。研究室に配属して共通の培養室にシャーレとかを置くようになったら日付とか名前も書いちゃうようになるのかな。

今朝も部活中にポロシャツを何枚持っているかという話になって、ポロシャツがなくなったら洗濯をしなきゃと思うから少ない方がいいとか言っている人がいて、私もポロシャツが律速段階だ!とか言ってしまいました。比喩の領域がずれていっています。この間も何かで蒸留を連想しました。なにかすごくうれしいものが結晶として残っていました。あとは2つ以上のパラメーターがあるとすぐ頭の中でグラフ化して傾きがどうとか考えちゃうとかね。何だったか忘れましたが、横軸に個人差、縦軸に好き度を取った傾きの大きなグラフがレポートの計算用の裏紙に書いてありました。後輩と話していた時のことなのは覚えてるんですけど、なんだっけ…

読み返したら、勢いがすごいですね。忙しなさはにじみでてしまいます。

2024.05.16

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