髪長姫
漁師の夫婦にかわいい女の子が生まれるが、いつまで経っても髪がはえず、ちょうどその頃、海の沖の方が時々光り不漁になる。
夫婦は女の子の髪がはえないのと関係があると考え、光を目指してお母さんが潜るとまぶしい光を放つ小さな観音様を見つけるが、大ウツボに襲われ、助けようとしたお父さんがウツボと共に海底へ沈む。
お母さんも浜に打ち上げられ、最後の力をふり絞り観音様を届けるが亡くなり、女の子は観音様に毎日お参りをしているとお告げがあり、女の子の髪がはえる。
女の子は年月が経つと美しい顔立ちに艶々と美しくのびた髪から髪長姫と村人から呼ばれ、雀ご運んだ髪がきっかけで帝のお妃になり幸せに暮らす。
和歌山県の昔ばなし
両親の命と引き換えに髪というのが割に合わない気がするが、帝のお妃なら良いか。。
物語の類型
「恩返し」
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