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仕事を趣味に変えた。

いつもと同じように埼玉に向かう朝。
当たり前のように仕事のように支度をしながら、ふと思ったことがある。

通勤するのと同じくらいの時間に電車に乗って到着できる時間を逆算して、昼前くらいに現地での待ち合わせをする。
そこから一日中、入れられるだけの予定を詰めて、現地をフラフラする。
そして、また2時間近く電車に揺られながら家路に着く。

この仕事を、わたしはかれこれ5年近くしている。してきたけど、わたしはこの仕事を趣味にしたのだ。
以前までは、この1日は仕事としていた。交通費ももらっていた。
けど今は、もちろん仕事に繋がる部分は多大にあるが、仕事かと聞かれれば、微妙なラインだ。どちらかというと、会いたい人に会いにいくのは、プライベートに近い気がする。

そう思った瞬間、少し自分の中の何かが変わった。

こないだイベントで豊嶋さんが言っていた。自分にとってその時間はなんの時間なのか。
お金をもらえる時間、お金はもらえないし払いもしない時間、お金を払ってもしたい時間。その3つしかないと。

私が埼玉にいく時間は、お金をもらってないし、どちらかというと自腹を切って交通費を払っているから3つ目かもしれない。
でも、すごく有意義な時間なのだ。幸せな時間なのだ。埼玉に向かう電車に乗っているだけで、わたしは幸せだ。

そう思うと、自分にとっての時間とお金の価値観が変わったのが分かる。
と同時に、わたしは埼玉とどう関わっていたいのか、も考えるきっかけになった気がする。

わたしは埼玉で何がしたいのか。
わたしは埼玉に通って、一体なにを得たいのか。
それを、ちゃんと考えたいから、わたしは仕事を趣味にしたのだ。きっと。

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