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もしも明日石垣島に行けたら

もしも明日、石垣島に行けたら何をしよう。

そんなもしもを考えるのが好き。

まず、空港から出るところから。

迎えに来てくれるような友達はいないので、ここはひとりで、レンタカーに乗って街の方へ向かうとする。

でも、迎えに来てくれたら、めちゃくちゃ嬉しい。

そんなことを考えながらまず、元気シェイクを飲むと思う。

家族も一緒に連れてきたらどうだろう。

そうしたら次は、青の洞窟へ向かう。

運転席は私。助手席に父。後ろの席には母と弟2人。

青の洞窟は、北部の方に向かって、八重山やし群落という看板を右に行くのだが、駐車場がないので、看板を左に行って、そこに車を停めるのだ。

青の洞窟は、干潮じゃないと現れない。ツアーガイドさんに教えてもらった。

5人でフィンとゴーグルと水を持って歩く。

トンネルをくぐる。

くぐったら、右へ。左へ行くと、隣の砂浜に出てしまう。

右へ行ったら、浅瀬を歩いて洞窟へ向かう。

干潮なので歩けるはずだ。

そこで、最初に洞窟を紹介する。

私が最初に飛び込んで見せる。

そうするとまさはるが飛び込む。

次にかずふみも飛び込む。

お母さんは多分飛び込まない。ゆっくり入る。

お父さんはそれを手助けするけど、本当は飛び込みたいはずだ。

青の洞窟の奥へ行くには、手前の足のつかない場所へ入らないと行けないのだ。

私を先頭に、洞窟の奥へ進む。

もちろん、私はライトを持っている。

右へ行く。そうすると、シャコガイの化石がある。

「これは化石です。ほら、石になってるでしょ?」

と、得意げに、弟たちに説明する。

触らせて、硬いことを確認させる。

次に右に行く。暗い、洞窟の1番奥へ行く。

「ここは、どの時間帯でも、角度でも、光が差し込まないから、この世とあの世の境目と呼ばれていて、昔の人は、ここで、お祈りをしていたんだよ。」

と、得意げに話すと思う。

もちろん、ガイドさんから教えてもらった事だ。

父は、まず、太陽の位置を確認して、「本当だ光が入ってないね。」と言う。

母は、暗くて怖いから、「ちえあんまりそっちへ行かないで。」と言う。

まさはるは、「姉のくせにすげえな。」と言う。

かずふみは、右に見える大きな石に登り始める。

そして、振り返って入ってきた入口を見ると、

向こう側には、雲ひとつない青空が広がっていて、綺麗なのだった。

明日もし、石垣島に行けたなら、私はこれをしたい。

ちゃい


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