DIDs v1.0を読む 【Abstract, Status of This Document】
はじめに
CryptoBaseで開催されたイベントに参加した際、vitaさんとお会いする機会がありました。DIDについての発表をされていて、以前からこの領域に興味はあったのですが本腰を入れて勉強をすることにしました。
何から始めていいのか分からないのでまずはW3Cが発表している仕様書を読み解いていきたいと思います。今回はAbstract, Status of This Document編です。
Abstract
DIDs(Decentralized identifiers)は分散化された検証可能なIDです。
特徴として
あらゆる物を対象としている(人だけでなく組織、物など)
特定の企業、組織によるデータの管理・認証機能から独立している
独自の認証方法を内包しており、自身の情報に対して特定組織の認証を必要としないDIDsは各々のデータと紐付けられたURI(Uniform Resource Identifier)
このドキュメントではDIDに関する構文、操作・データモデル・プロパティ・紐付けられたデータを表現するためのプロセスについて解説します。
Status of This Document
W3Cとは
そもそもW3Cとは何者なのでしょうか?正式名称はThe World Wide Web Consortium。"world wide web"と聞くと何となくイメージが出来そうです。
Tim Berners-Lee, Ralph Swickらによって設立されプロトコルやガイドラインなどwebの基盤となる部分を規定することによって、業界の発展をミッションとした組織のようです。
この文章は発表時点でのDIDに関するメソッド、規定されたDID仕様に実装内容が該当するかどうかのテスト方法などについて記載しており、W3Cが業界基準として推奨していく勧告文章になっています。
感想
今回は導入部分の紹介をしました。このぐらいの知識は持ち合わせていたなという印象でしたが、ここからが本番です。
$${初学者であるため誤りを含む可能性があります。ご了承ください。}$$
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