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彼女(Ride or Die)
『私の人生なんか、あんたがニコッとしただけでボロボロになるんだよ。』
こんなにも、心通い吸い込まれて何も見えなくなるほど没頭する愛を私はまだ経験したことがない。
『貴方は人を殺せるか』
否、
『貴方は何のためなら、人を殺せるか』
昔から、“恋“と“愛“は違うなんていうけれど、「恋は盲目」じゃあ、愛は何だろう。愛はきっと、恋人だけじゃなくて、家族だったり友達だったり、八百万に宿るものなんだろうな。
今日も世界のどこかでは、それぞれの愛を確かめ合っているのかもしれない。殺人という方法で。
これは、逃避行の物語。
殺人という罪から?可哀想な現実から?今までの自分から?一体、何から逃げてどこまで行き、何を得たいのだろう。
レイちゃん(水原希子)の考えは、理解を必要としていないのかもしれない。
愛する人をただ抱きしめること。
ただそれだけのことなのだろうな。
儚さはいつも美しさと隣り合わせだと強く感じられる作品でした。
主演の御二方、素晴らしい感情を見せてくれてありがとございました。