会社員が無理なら人生終了?向いてない人の特徴7選と現状からの脱出方法も解説
「周りが当たり前にできていることが、自分にはできない」
「もしかして自分は社会不適合者なのかな?」
「会社員が向いていないとしたら、どうやって生きていけばいいの?」
会社員をしていたころ、こんなことを毎日考えていました。
「会社員が向いてない」と薄々感じていても、辞めたら生きていく方法がない……
当時はめちゃくちゃ絶望していましたが、働き方が多様化している現代において、会社員だけに固執する必要はありません。
薬剤師を辞め、フリーランスになって3年経ちますが、会社員を辞めたことを後悔したことは一度もありません。
今回は、会社員に向いてない方の特徴や、向いてないと感じる理由、具体的な対処法などについて解説します!
「会社員が向いてない=無能」ではない
結論からいうと、会社員が向いていないからといって、無能なわけではないと思います。
「会社員」という働き方が合わなかっただけで、ほかの道では大活躍できるかも。
実際に、「働き方を変えたら活躍できた」という方はたくさんいます。
スポーツの世界でも、所属チームを変えたら成績が上がったとか、コーチが変わったら大活躍するようになったとか、ありますよね。
私は会社員が絶望的に向いてなくてWebライターとして独立した人間ですが、フリーランスになってからは仕事ぶりを評価してもらえることが圧倒的に増えました。
「会社員に向いてない」と感じる理由7選
ここからは「会社員に向いてない」と感じる理由を7つ紹介します。
当てはまる項目が多い方は、会社員以外の働き方のほうが向いているかもしれません。
1. 会社の古い習慣やルールに納得できない
「会社員とはそういうものだ」という意見もあるかもしれませんが、なかなか納得できない方にはつらいものがありますよね。
<会社の古い習慣やルールの例>
・若手は朝早く来て掃除をする
・メールの宛先は偉い人順に入れる
・繁忙期には関係のない部署の手伝いに行かされる
・上司のハンコをもらうために出張先から帰社する
私は、自分で納得できないことはしたくありません笑
でも、会社員でいる限りはそんなこと言ってられないので、向いてない方からすると会社員生活はうんざりすることばかりでしょう。
2. なるべく人と関わりたくない
不機嫌な上司を怒らせないように報告に行ったり、気難しいお客様の対応をしたりすることが苦痛で、なるべく一人で仕事をしたいと考える方も多いのではないでしょうか。
人と連携することで、仕事の効率化やスキルアップにつながることもあるとは認識しつつも、それ以上にストレスを感じることも多いですよね……
理不尽なことをいわれてイライラしたり、怒られてショックを受けたりと、人と関わることによるマイナスの影響も多くあります。
3. 関わる人を選びたい
会社員として働く以上、同僚や上司は自分の意志では選べません。
いわゆる「人間関係」の問題で、会社員が合わないと感じている方も多いのではないでしょうか?
私も同じような悩みを抱えていましたが、職場を変えても苦手だと感じる人はいたので、どこに転職しても同じだと悟りました。
関わる人を選びたい方には会社員は向いてないでしょう。
4. 自分のペースで仕事をしたい
自分のペースで仕事をしたい方にとっては、周りの人に話しかけられたり、急な会議が入ったりすることでもストレスを感じるはず。
会社員でいる限り、「個室で一日中誰にも会わないで仕事をする」ということは現実的には難しいものです。
ただし、完全リモートワークの会社であれば、仕事のペースを乱されずに気楽に働けるかもしれませんね👀
5. 自分が納得できない仕事はしたくない
会社員は、たとえ非効率だと思う仕事や、意義を感じない仕事でもこなさなくてはなりません。
社訓を読むだけの朝礼や、長時間の頻繁な会議に納得できなくても、会社員として給料をもらっている立場です。
そのため、会社の目的を達成するために与えられた業務をこなさなければなりません。
「それが会社員というもの」と割り切れる方はいいのですが、そうでない方は大きなストレスを感じるでしょう。
6. 媚びを売れない
媚びを売れない性格だと、会社で立ち回りにくくなることがあります。
会社員として働く以上、上司や先輩に気に入られると働きやすくなることは明白。
媚びを売ることに拒絶反応をおぼえる方は、どうしても出世や昇給が難しくなりますね……
7. 会社への帰属意識がない
帰属意識とは「ある組織や集団に属している」という意識や感覚のことをいいます。
会社員に向いていない方は、会社に対する帰属意識が薄い傾向にあるようです。
「会社の一員であることに誇りをもち、身を粉にする思いで働く」「会社のためならサービス残業も当たり前」という方も見てきましたが、私には理解できませんでした。
帰属意識をもつ人が評価されるのが会社という組織なので、そういった面でも私は会社員に向いてなかったのだと思います。
会社員に向いてないと思ったときの対処法3選
会社員に向いてなければ、もう生きていくすべはないのでしょうか。
結論からお伝えすると、会社員に向いてなくてもどうにでもなります。
自分の価値観や性格を見直し、自分に合った環境で働けばいいのです。
それは、転職すれば達成できるかもしれないし、会社員を辞めて別の道で生きていくことで叶えられるかもしれません。
ここでは、会社員に向いてないと思ったときの対処法を3つ紹介します。
1. 一旦休む
適応障害やうつ病でメンタルダウンしている場合、冷静にものごとを考えられないケースも多くあります。
そのような方は、有給を使ったり、できれば休職したりして一旦休むことをおすすめします。
心身が限界な状態で冷静な判断なんてできませんからね。
十分に休んだうえで、本当に会社員が続けられないのかや、転職すれば大丈夫なのかなどを落ち着いて考えるといいでしょう。
2. 今の会社が合っていない可能性を考える
「会社員が向いていない」と思っていても、今の職場が合わないだけかもしれません。
まずは、会社員として働くうえでつらいことや、ストレスに感じることを思い返してみましょう。
直属の上司が合わないなら、異動できないか会社に掛け合ったり、なるべく人と関わりたくないなら、リモートワークが主体の会社に転職したりする方法もあるでしょう。
「会社員が合わないなら辞めよう」と考えることは簡単ですが、会社員にも収入の安定性や、社会保障の充実度といった多くのメリットがあります。
それらを捨ててでも働き方を変えたいのか、じっくり考えてみてください。
3. フリーランスになる
どうしても会社員として働くことが合わないなら、フリーランスになる方法もあります。
フリーランスの具体例としては、WebライターやWebデザイナー、イラストレーター、マーケター、エンジニアなどが挙げられます。
フリーランスなら、家にいながら1人で完結できる仕事も多く、組織のなかで働くよりもずっとストレスを感じにくいでしょう。
フリーランスで独立することに不安を感じる方は、会社員を続けながら副業をはじめてみることもおすすめです。
私は会社が無理すぎて何も決めないまま辞めましたが(泣)、貯金しつつ副業で可能性を見出してから辞めるのが堅実だと思います。
会社員に向いてない人がフリーランスとして働くメリット4選
ここでは、フリーランスの働き方に興味がある方に向けて、フリーランスのメリットを4つ紹介します。
・好きな時間に好きな場所で働ける
・人間関係のストレスから開放される
・仕事にやりがいを感じやすい
・努力次第で会社員時代より稼げる可能性がある
「自分にはやっぱり会社員は無理だ……」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 好きな時間に好きな場所で働ける
フリーランスには、基本的に働く時間や場所の縛りがないので、好きな時間に好きな場所で働けます。
夜型の方が無理して早起きする必要はありませんし、自宅で作業してもカフェで作業しても問題ありません。
週末にまとめて仕事をした分、休みを平日にして、混雑を避けながら出かけることも可能でしょう。
パソコン1つでこなせる仕事なら、旅をしながらでも仕事ができます。
2. 人間関係のストレスから開放される
フリーランスは個人で仕事をするため、人間関係のわずらわしさに悩まされることはなくなるでしょう。
会社員と比べると関わる人の数は圧倒的に減りますし、クライアントとの連絡も、必要最低限のチャットで済む場合が大半です。
もし、クライアントと合わないと感じた場合は、お仕事をお断りする選択肢もあります。
私は「辞める」「断る」ことが超絶苦手なので、やってみてどうしても気乗りしないお仕事を(簡単にと言うとあれですが)辞められることはとても大きなメリットだと感じています。
3. 仕事にやりがいを感じやすい
フリーランスとして働けば、会社員のように、やりたくない仕事や興味のない仕事を強制的に任されることはありません。
私も、この点にフリーランスとしての大きな魅力を感じています。
今はフリーランスとして、自分が興味のある仕事やスキルアップに役立ちそうな仕事だけを請け負っているので、日々充実感を感じられています。
4. 努力次第で会社員時代より稼げる可能性がある
会社員は固定給なので、頑張った月でも、あまり成果を出せなかった月でも給料は同じです。
収入が安定しているというメリットはあるものの、いくら頑張っても給料を大幅に増やすことは難しいでしょう。
フリーランスの場合、報酬の高い仕事を多くこなせれば、会社員時代よりも稼げる可能性があります。
自分の頑張りが収入という形で直接反映されるので、達成感を得られ、仕事のモチベーションを高く保てるでしょう。
フリーランスとして働くデメリット3選
会社員が向いてない方にとって、フリーランスとしての働き方には多くのメリットがありますが、デメリットが存在することも事実です。
・収入が安定しない
・社会保障が充実していない
・社会的信用度が低くなる
フリーランスに興味がある方でも、デメリットについて詳しく知ってから判断することをおすすめします。
1. 収入が安定しない
固定給で毎月の給料が保証されている会社員とは異なり、フリーランスの収入は基本的に自分が働いた分だけしか得られません。
クライアントの状況によって急に仕事が途絶えたり、体調を崩して仕事ができなくなったりすれば、収入は大幅に減ってしまいます。
駆け出しのフリーランス稼げないことが多いので、貯金がゼロの状態で独立すると、生活ができなくなってしまう可能性も。
2. 社会保障が充実していない
フリーランスのデメリットとして、社会保障の充実度の低さが挙げられます。
会社員であれば、雇用保険や医療保険などの保険料の一部を会社が負担してくれます。
その点、フリーランスは保険料の全額を自分で支払わなければなりません。
また、会社員は病気やケガで働けなくなれば傷病手当金を受け取れたり、退職しても失業手当を受け取れたりしますが、フリーランスにはそのような保障がありません。
保障に関しては、フリーランスは会社員よりも不利だといえるでしょう。
3. 社会的信用度が低くなる
フリーランスは、会社員のように毎月の給料が保証されているわけではないので、社会的信用度が低くなる傾向があります。
社会的信用度が低いと、家を借りられなかったり、クレジットカードの審査が通らなかったりする場面もあるでしょう。
会社員からフリーランスへの転向を考えている方は、会社員のうちに賃貸契約を済ませたり、クレジットカードをつくったりすることをおすすめします。
会社員が「無理ゲー」でも活躍できる場所は必ずある
人々の価値観や働きが多様化している現代、会社員が向いていなくても働き方の選択肢は多くあります。
向いていない働き方や合っていない環境で、一生つらい思いをして過ごす必要はないのです。
会社員として働くことに絶望しているなら、まずは独立を目指して副業からはじめてみてはいかがでしょうか。
会社員が「無理ゲー」でも、あなたが活躍できる場所は必ずあります。