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25年におけるトレンチコートとのたたかいのおわり

あーこ

まず私とトレンチの関係は生まれた時から遡るんですけど(盛)、トレンチって10万人が着てて全部違うじゃないですか(大盛)、なのに私に合うトレンチに会ったことが無いのがずっとコンプレックスだった。中学生くらいからだと思う。
もう全然似合わない。生地がしっかりしてると体が乗っ取られて服が歩いてるようだし、肌の色とベージュの相性が難しすぎて、土偶になったり血の気がなくなったりする。
その内、大勢が着てる物を自分も着て被る必要性なく無い？😠と怒り恨みに変化していった。

だから春と秋はアウターが無いから寒くて、外出しない人生を過ごしてきた。
元々引きこもり寒がりインドアオタクなので、文字通り外に出なかった。自問自答ファッション教室を受けた3月も「アウター着てないんですか？」って言われたくらい。そうなんです、アウター…無いんです。寒いです。❄️
観劇オタクになってからはキルティングコートを買って着ていましたがショート丈は寒かった。しかも結構な金額したけど似合ってなかった。

で、アディダスステラマッカートニーと同じ様にアクネはずっと好きでHPはチェックしてたんだけど、価格帯がね…、小物しか縁がないよなと思っていました。
ところが夏のある日、HPを見ると春物のセールをやっていて、可愛いと思っていたトレンチがセールになっている！でも在庫が「お問い合わせください」になっている…。そのままチャットで質問したら、本店にあるかもと言われたので試着しにすぐ行ってみた。(教室後フットワークが軽くなった人間)🏃‍♀️

青山のお店に行くと日本人が自分だけでアウェーな雰囲気の中、店員さんに聞くと「セール品はもう下げて倉庫に送る直前で、お問い合わせがあったら出してるんですよ…ナイスタイミングです！待っててくださいね」ということで、2サイズ持ってきてくれました。
海外旅行客が引いて誰もいない店内で、店員さんとマンツーマンで2サイズを悩みながら延々と試着しました。店員さんは中に着込めるゆとりのあるサイズがお勧めで、そっちにしようと思ったけど、僅かな、ほんの僅かな差の「ケープが大きいな」という違和感が拭えず、勇気を出して「小さい方が好みなんですが全体のシルエット等はおかしいでしょうか」と聞いたんです。
そうしたら「トレンドがオーバーサイズなのでこっちを勧めてただけで、小さい方でも全く構わない！好みに気付かなくてごめん！(意訳)」ということで、ジャストサイズを清水買いしました。

えっ、いったんお店を出て熟考するのがJJFでは？もう買ったの？！🫨と思いますよね。思いました。昨日の今日でもう買うんか？！金額が金額ですしおすし！

でも、25年くらいチャレンジしてきたんよ…もうゴールしても良いよね…？🫠(虚構のパトラッシュへ話しかけています)
ということで2回払いで購入しました。(重要)
あとアクネなら万が一ダメでも売れると思って。
もうひとつ、ほぼ制服化出来ているので中の服に合うかどうかを検討するのが10秒くらいで終わったのも大きい。

形はトレンチというよりチェスターコートだと思うのですが、名探偵ホームズ(🐕)が着てるあれです。トレンチの襟は無くてケープが特徴的です。試着中なんかどっかで見たことあるなという感覚はこれだった。オタク故、幼少期に見たアニメの記憶が1番強く残ってる。

今回自分で成長したなと思ったところは「違和感を店員さんに正直に伝えられたこと」。
これ、ファッションに限らずお金を払う立場になると何にも言えなくなるのが長年の謎の悩みで、お金を払った後「やっぱり変な気がする…」と後悔する事が多かったんです。金額が大きければ大きい程後悔も大きくトラウマになる。それを勇気を出して言えて解消出来たのが嬉しかった。
それと、対応してくれた店員さんが同性で自分と似た背格好なのも良かった。体型やサイズあるある話や悩みがすぐに通じてスムーズだった。

プロパーでは海外観光客が買うので、大きいサイズから無くなり小さいサイズが残ったらしい。で、ちょっと大きめ日本人の自分が着られたという幸運だった。なるほどな〜色々考えちゃうね…。
お会計の間にもらったお水とお菓子が美味しくてお礼を言ったら、スウェーデンのブランドだからスウェーデンのお菓子をお出ししてるんだそう。そういうの好きだよ…。🇸🇪

夏服が1番好きな自分が今、秋が待ち遠しくなっている！これはすごいことですよ！お出かけの予定を入れたい！インドアオタクの自分がここまで変わるファッションの力はすごい。アンテナを張ってすぐ行動に移せたのは自問自答ファッションで学んだおかげだなとしみじみ実感した次第です。

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