誰でも作曲家に?DJにもなれる。Googleの音楽生成AI「MusicFX」がBGM作りに最適。《特徴・使い方・マネタイズ手法を解説》
みなさん、こんにちは。チャエンです!
(自己紹介はこちら)
音楽生成AIも数多く誕生していますが、ついにGoogleも参入しました🔥
単語を入力するだけで、独自の曲を簡単に作れるのが新鮮で楽しいです。
今回は、MusicFXの概要と特徴や使い方、そしてMusicFXの著作権関連を徹底解説します。
今のところ、BGM作るならGoogleのMusicFXが最適だと思います!
ぜひ最後までご覧ください📝
1. MusicFXの概要と特徴
MusicFXの概要
MusicFX(旧MusicLM)は、音楽理論や楽器の知識が全く無くても音楽を創造を創造することができるAIツールで、テキストベースの説明に基づいて生成できる言語モデルです。現在は無料でリリースしています。
昨年GoogleがMusicFXを発表して以来、1,000万曲以上の楽曲が作られました。現在のリリースは限定的ですが、MusicFXはテキストを音楽に変える以上のことができると言われています。
MusicFXの特徴
Music FXは、音楽家やプロデューサー、音楽愛好家にとって音楽制作と実験の新しい経験を提供しています。
①テキストベースの説明に基づいて音楽を生成できる言語モデル
テキストでプロンプトを入力すると、プロンプトに基づいた最大70秒の完全オリジナルの音楽が作り出されます。
例えば、"Calming, soft music I can study to "というプロンプトを記入すると、ローファイなトラックを生成します。
同様に「アクション・アドベンチャー映画のシーンで緊張感を高める壮大なオーケストラ・トラック」というプロンプトでは、『ターミネーター』や『ミッション・インポッシブル』に登場しそうな、独特の緊迫感のある音楽が生成されます。
②膨大な音楽に関する学習データ
Googleは、5,500以上のクリップにわたる20万時間以上の音楽で訓練し、MusicFXを学習させました。これらの膨大なデータは、人間の専門家によって手作業で分類され、機械学習モデルがジャズとテクノを区別したり、特定の時代(90年代のポップ)やスタイル(アフロ・キューバン・ダンス・ミュージック)を区別したりするのに役立ったと発表しています。
またGoogleは、ラベル付けされたオーディオデータセットをキャプション付きでKaggleに公開し、他のAI開発者が独自のAIツールを開発できるようにしています。
③テクノロジーを使ったデジタル指紋
MusicFXのユーザーは、作成したコンテンツをダウンロードして、オンラインで共有することができます。
各作品には、GoogleのMusicLMとDeepMindのSynthIDという電子透かし技術を組み合わせて作られており、生成された音楽に独自のデジタル透かしを加えることで、作品の真正性と出典を保証しています。
これらの透かしは人間の耳には感知できないが、コンピューターには検出可能です。
2.MusicFXの使い方
Googleのアカウントでログインするだけで、使うことができます。Webサイトはこちら👇
2.1 通常モード
使い方は、左側の枠にプロンプトを入力してGenerate(生成ボタン)を押すだけです。Midjourneyのようなもので、20秒の音楽トラックが2つ生成されます。
Settingを選択すると、音楽のSeed値の確認と生成秒数を選択することができます。
Seed:シードがアンロックされ、アウトプットのバリエーションが増えます
Track length:30/50/70秒から選ぶことができます。
Looping:トラックの最初と最後をつなぎ合わせて、音楽をエンドレスに再生することができます
Shareボタンを選択すると、リンクが生成され共有したり、違う音楽とRemixをすることができます。
2.2 DJモード
DJモードとは、音楽プロンプトを追加・調整することで、ライブのような音楽を生成させます。以下が細かい使い方です。
スライダーで音楽プロンプトを調整することで、音楽を操ることができます。調整には数秒かかります。
最大10個の音楽プロンプトを追加できます。楽器、ジャンル、感情などを含めることができます。
行き詰まったら、リセットを押して、同じプロンプトから新しい音楽を入手してください。
MusicFX DJは需要が高いため、セッションは60分間に制限されており、2分以上操作がない場合は自動的に終了します。
プロンプトの単語一つずつにミキサーが表示されるので、それぞれの音楽の大きさを調整することができます。
3.MusicFXの著作権関連
それでは、これからは著作権関連とこのMUsicFXを使ったマネタイズ手法について見ていきます。
無料で音楽が作れるので、コストが無い分高利益の事業を作れそうです!
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