見出し画像

【ChatGPTとどっちが良い？】イーロンが作ったXで使えるAI「Grok 3」の使い方と活用事例10選を徹底解説。世界で一番賢いAIとは本当か？課金すべきか？実際使って徹底検証。

チャエン | 重要AIニュースを毎日発信⚡️

みなさん、こんにちは。
チャエンです！（自己紹介はこちら）

今日もビックニュースです🔥なんと無料ユーザーでもGrok３が利用可能になりました！そしてDeep Searchと推論機能も使えます。

前日はいきなり2倍にプランを値上げし請求、その翌日にそのプランでしか使えなかったAI機能を無料をするという破天荒なプラン変更が行われました。普通の企業なら大炎上案件ですよ笑

イーロン、めちゃくちゃすぎます😇私もかなり振り回されましたが、このスペックを有しているAIを公開するのはとても素晴らしいですね。

今回はGrokの概要や性能、そして触った実際の所感や活用事例を紹介します。トレンドツールが一瞬にして変わるAI業界、ついていけないよ…という方はこちらを読めば付いていける内容になっています。

ぜひご一読ください！


1. Grokとは？


イーロン・マスク率いるxAIが提供する最新の対話型AI「Grok」は、チャットボットの枠を超え膨大な計算資源とリアルタイムデータへのアクセスを武器に、グローバル規模で大きな注目を集めています。

1-1. Grokの概要

https://x.ai/blog/grok-3

Grok（グロック）は、xAIが開発した対話型AIチャットボットで、特にX（旧Twitter）との密接な連携がその最大の強みです。Grokは当初、X（旧Twitter）の有料会員向け機能としてスタートしましたが、現在では無料ユーザーでも一定の範囲で利用可能になっています​。

最新モデルであるGrok-3は、前モデルGrok-2の約10倍の計算資源（最大20万台のGPUを投入）を活用して訓練され、膨大なデータセット（法廷文書や最新ニュース、SNS投稿など）をもとにリアルタイムの情報更新と高度な推論能力を実現しています。

企業向けには専用のエンタープライズAPIも公開されており、開発者は自社システムに高度なAI機能を統合できます​。またX Premium+加入者には「Think」や「DeepSearch」などの雑な問題解決に特化した機能への即時アクセスと、高い使用上限が提供されています​。

数学、科学、プログラミングにおけるベンチマークテストでは、OpenAIのGPT-4oやGoogleのGemini、さらにはDeepSeekの最新モデルを凌駕するパフォーマンスを誇っています。

1-2. xAIとは

xAI（エックスエーアイ）はイーロン・マスク氏が2023年7月に設立したAI企業です。マスク氏自らCEOを務め、DeepMind（Google傘下）、OpenAI、Googleリサーチ、Microsoftリサーチ、Tesla出身者などトップ研究者12名を集めています。

xAIの掲げるミッションは「宇宙（現実）の本質を理解するため」にAIを追求することであり「最も根源的で未解決の問い」を解明するというビジョンを示しています。十分な資金と計算資源を武器に、攻めの研究開発と市場投入を行うのがxAIの戦略です。他社が商業路線や囲い込みを進める中、xAIは「オープンAI精神の復権」とも言える姿勢で競争に挑んでいます。

xAIは資金面でも大型調達を実施し競争力を高めています。2023年以降累計約120億ドル（約1.3兆円）もの資金を調達し、米テネシー州に世界最大級のAIスーパーコンピュータ施設「Colossus（コロッサス）」をわずか4ヶ月で構築しました。この超大規模計算環境に10万基以上のNVIDIA製GPUを投入し、次世代AIモデルの開発を急ピッチで進めています。

実際、xAIは2024年11月時点で年率換算1億ドルの収益を上げるなど急成長を遂げており、マスク氏も「リソースを倍増させる計画だ」と述べています。

1-3. イーロン・マスクのAI戦略

マスク氏がAIに取り組む理由は、AIが人類の未来を左右する革新的技術であり、自らの理念に沿った発展を促したいからです。元々人類に脅威となりうる強人工知能の暴走を懸念しつつも、「Googleに対抗して安全なAIを作る」目的でOpenAIの設立を主導しました 。

イーロン・マスクはAI技術を一部の企業や組織だけで独占すべきではないと考えており、誰もがアクセスできる形で提供することを重視しています。xAIの目標には「あらゆる背景・政治観の人々にとって役立つAIツール」を開発することが掲げられています。

しかしOpenAIが商業路線に転じたため2018年に退社し、その後はAI開発の急速な進展に警鐘を鳴らしています。今回イーロンがOpenAIを974億ドル（約15兆円）で買収提案をしたのも、OpenAIの営利活動を止めるためとのことでしたね。

またGrokにはあえて少し反抗的でユーモアのある性格が与えられており、他のAIが拒むような質問にも答える設計になっています。この方針には、「過度に検閲されたAIよりも、ユーザーが自由に対話できるAIを」というマスク氏の考えが反映されています。

2. Grokの特徴と性能

マスク氏のxAIが開発した対話型AI「Grok（グロック）」は、ChatGPTに対抗する最新の大規模言語モデル（LLM）です。

2023年末に最初のベータ版が公開され、2024年には大幅に性能強化したGrok-2、そして2025年2月には最新のGrok-3がリリースされています。

2-1. リアルタイムで最新情報に強い

GrokはXプラットフォームと連携しており、最新のニュース記事やXの投稿を参照可能です。OpenAIのChatGPTやAnthropicのClaudeも拡張機能でウェブ閲覧はできますが、Grokでは標準機能としてこの「リアルタイム検索（Deep Search）」が組み込まれているのが強みです。

例えば、指定したハッシュタグのトレンドや特定企業の最新ニュースを瞬時に集計し、回答へ反映することができます。X上の膨大な投稿データに直接アクセスできるため、常に最新の知見や世論を踏まえた回答を生成できます。

2-2. マルチモーダル対応（テキスト＆画像生成）

Grokはテキストだけでなく画像の生成や解析にも対応しています。特に画像生成については、高精度な生成AIモデル「FLUX.1（フラックス）」を統合しているのが特徴です。Grokは2024年8月のバージョン2.0からFLUX.1を試験搭載し、ユーザーがチャット中にテキストから直接画像を作り出すことが可能になりました。

FLUX.1はStable Diffusion開発チームが立ち上げた新会社Black Forest Labsによって開発された最新のテキスト→画像モデルで、そのパラメータ数は約120億にも及びます。プロンプト（指示文）の解釈精度が非常に高く、細部まで緻密でスタイル多様な画像を生成できるため、従来の画像生成AIを凌駕するクオリティを達成しています。

例えば「富士山の画像を生成して」と指示すれば、まるでプロのカメラマンが撮影したような洗練された画像を出力できます。

なお、Grokは画像「生成」だけでなくマルチモーダルAIとして画像や音声の入力解析にも対応が進められています。最新のGrok3では画像に対する注釈や解析（アップロードした画像の内容を説明する等）が可能になり、さらに音声での入力・出力にも間もなく対応予定と発表されています。

例えばX上に投稿された製品写真を解析してトレンドを読む、画像内の文字をOCR抽出して分析する、といったこともできるようになるでしょう。

2-3. 数学や推論が得意

Grokは論理的思考力や問題解決能力に優れており、特に数学分野の推論で高い性能を示しています。内部テストによれば、数学オリンピックやAIME（数学競技）などの難問でもOpenAIの最新モデルを上回る成績を収めたと報告されています。

実際、OpenAIの次世代モデル（コードネーム「o1」）がMath Olympiadで86%正答という驚異的なスコアを出したのに対し、Grok3はそれを凌駕する正答率を達成したとのことです。単なる四則計算に留まらず、微積分や線形代数、物理・化学の問題に至るまで、STEM全般で高度な推論力を発揮できる点がGrokの強みです。

xAIが開発時に自己訂正型の合成データを用いて数学推論能力を徹底的に鍛え上げ、前世代より10倍の規模で学習させた成果だとされています。また、プログラミング分野のベンチマーク（CodeforcesやHumanEvalなど）でも最先端モデルに肉薄する高スコアを記録しており、コーディング支援AIとしても十分実用レベルにあります。

3. Grokの使い方

3-1 Grokのログイン方法

Grokを利用するためにはX（旧Twitter）のアカウントが必要です。XまたはGrokのサイトでログイン後、すぐに使用できます。

ここから先は

1,367字 / 9画像
この記事のみ ¥ 1,200

ログイン

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか？