【GPT-4の全てを凌駕】SNSでも超絶話題の最強のAI『Claude 3』を徹底解説《使い方+プロンプト付き活用事例10選》※実務で使えるプロンプト集63選も紹介
みなさん、こんにちは。チャエンです!
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OpenAIの競合であるAnthropicがエゲツないAIモデルをリリースしました。精度も高くて、トークン数も半端ないです。
現状、Gemini 1.0 UltraやGPT-4も超えて最強の座に君臨かと思います。
※Gemini 1.5 Proとは比較はしていないようです。
今回は、 Claude 3の概要や開発会社のAnthropicについて、特徴や使い方を徹底解説します。
コピペで使えるプロンプト付きに活用事例10選と公式発表のプロンプト集63選も解説します🔥
ぜひ最後までご覧ください📝
1.Claude 3とは
Anthropic社は2024年3月4日に、Claude V2.1の後継となる新たな基盤モデル「Claude 3」を発表しました。このモデルは、同社の創業者Demis Hassabis博士が指揮をとる研究チームにより開発されました。
「Claude」シリーズの最新進化版である「Claude 3」は、異なる特性を持つ3つのモデルファミリーで構成されています。企業のユースケースに最適なスピードとパフォーマンスの組み合わせを、市場に出回っている他のモデルよりも低価格で提供しているのが特徴の一つです。
OpusとSonnetは現在、claude.aiと159カ国で一般利用可能なClaude APIで利用可能です。Haikuは近日中に利用可能になる予定です。
また、GPT-4Vのような画像認識能力も新たに搭載されました。
Claudeの4つの能力
高度な推論:単純なパターン認識やテキスト生成を超えた複雑な認知タスクを実行できる。
視覚分析:手書きのメモやグラフから写真まで、ほとんどすべての静止画像を書き写し、分析する。
コード生成:HTMLとCSSでウェブサイトを作成したり、画像を構造化されたJSONデータに変換したり、複雑なコードベースをデバッグしたりすることができる。
多言語処理:リアルタイムで様々な言語間の翻訳、文法の練習、多言語コンテンツの作成が可能
3つのモデルについて
すべてのモデルは、20万トークンものコンテキストウィンドウを持っています。またウェイトリストの制約が撤廃され、OpusおよびSonnetはAPIを介して即時に利用可能となりました。
①Claude 3 Haiku
軽量高速型で、チャートやグラフ入りの論文を3秒以内に読むことが可能です。約1万トークンまで使用することができますが、まだ公開されていません。
おすすめの使い方
顧客対話: 実時間でのやり取りや翻訳を通じた素早くて精確な支援
内容監視: リスクのある行為や顧客ニーズの特定
費用削減: 物流の最適化、在庫の効率的管理、非構造化情報からの洞察の抽出
②Claude 3 Sonnet
Claude 2.1より2倍速いです。無課金ユーザーも使用可能なので、Claudeをちょっと使いたい方におすすめです。
おすすめの使い方
データ処理: 膨大な知識に対するRAGまたは検索と取り出し
販売:商品推奨、予測、ターゲットマーケティング
時間節約タスク: コード生成、品質管理、画像からのテキスト解析
③Claude 3 Opus
自由形式の質問への回答精度がClaude 2.1の2倍に向上しています。回答速度はClaude 2.1を維持しているので、課金ユーザー専用となっています。専門知識・推論・コーディング・数学などの分野において、GPT-4やGemini Ultraを凌ぐ性能を示しています。
おすすめの使い方
タスクの自動化:APIやデータベースを介した複雑なアクションの計画と実行、インタラクティブなコーディング
研究開発: 研究レビュー、ブレーンストーミング、仮説生成、創薬
戦略: チャートとグラフの高度な分析、財務と市場動向、予測
プランへの登録の仕方
Anthropicの公式ウェブサイトを通じて、ChatGPTに似たチャット形式のインターフェイスでClaudeモデルを活用することが可能です。
Claude 3モデルシリーズの中で2番目のモデル(Sonnet)までは無料で使用できます。最上位モデルであるOpusを使用するには、Claude Proへの有料登録が必要です。(月額20ドル)
また、誰でもClaudeのAPIアカウントを開設できるようになり、登録時には5ドルのAPIのトライアルクレジットが提供されます。
現時点では登録者全員に5ドル分のAPIクレジットが無償で付与されるため、追加費用やクレジットカードなしでOpusを体験することが可能です。(期間限定である可能性が高いです)
2.開発会社のAnthropicとは
Anthropicは元OpenAIの研究者らが2020年に設立された、サンフランシスコを拠点とするAIの安全性と研究会社です。同社の学際的なチームは、ML、物理学、政策、製品にわたる経験を持っており、信頼できる有益なAIシステムを創造します。
Googleが10%出資しており、2年で50億ドル調達予定でMicrosoft傘下のOpenAIと真っ向から勝負しています。また、「Claude Instant」と「Claude2」はOpenAIと比較してかなり低い価格を採用しており、既に多くの大手企業とのパートナーシップを拡大しています。
Anthropicが注目されている理由
Anthropicが注目を集める背景の一つに、その設立の経緯があります。Anthropicは、OpenAIのAI開発に関する方針に異議を唱えた、複数の幹部が退社し設立されました。
特にメディアに頻繁に登場する、Anthropicの共同創設者でありCEOのダリオ・アモデイ氏はカリフォルニア工科大学とスタンフォード大学で物理学を学び、その後プリンストン大学で生物物理学の博士号を取得しました。彼は2015年にグーグルのディープラーニング研究チーム、グーグルブレインに加わり、続いて2016年7月には設立間もないOpenAIに早期に加わった初期メンバーです。
OpenAIではAIセーフティチームのリードを務め、その後リサーチディレクターに昇格し、2019年12月にはリサーチ部門の副社長となり、GPT-2やGPT-3の開発を牽引した経緯があります。
GPTとの差別化要素
フロンティアモデルは、AnthropicのチャットボットであるClaudeの後継モデルです。文書の横断検索・要約・執筆・コーディング・特定のトピックに関する質問への回答など、さまざまなタスクを実行するように指示することができます。
OpenAIのChatGPTと似ていますが、Anthropicは、Claudeが憲法に基づくAIのおかげで 「有害な出力を生成する可能性がはるかに低く」 「会話がしやすく」 「より操縦しやすい」点が差別化要素とのことです。
3.ChatGPTやGeminiとの比較
以下は、能力の複数のベンチマークにおける、Claude3モデルと同業他社のモデルの比較です。
高度な画像認識機能もGPTやGeminiより優っていることがわかります。
また、独自にChatGPTとClaude3がそれぞれできることをまとめています。
最新のAIモデル3種の精度を試してみた結果
実際に以下のモデルで精度を検証してみました。
OpenAI:GPT-4
Anthropic:Claude 3 Opus
Google:Gemini advance
結果は如何に、、
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