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歴史の天才たちの成功は「量の積み重ね」によって生まれていた
「質を重視するべきか、それとも量を積むべきか」
この問題は多くの人が悩む点です。
しかし、歴史上の大きな成功者の事例を見ると、質の高さは「量の積み重ね」によって生まれることがわかります。
私の好きなポッドキャストの一つ、『みんなのメンタールーム』でも「量か質か」をテーマに語られていました。
(156回のセカンドトピックです)
そこで紹介されていたのが、成功したピカソも生涯で作った作品は数万点に上り、彼の成功は膨大な量に支えられているという話。
「そうだよね!」
と思わず膝を打った私です。
パブロ・ピカソは約5万点の作品を制作した
20世紀を代表する画家ピカソ。
ピカソは生涯で約5万点もの作品を制作したと推定されています。
単純計算すると1日あたり平均2点近く制作したことになりますが、ちょっと意味がわかりません。
とにかくすごいペースで作り続け、圧倒的な量の創作を通じて様々案技法や作風を探求したのだろうなと思います。
代表作はその中のごく一部。
つまり、膨大な制作活動こそがピカソを常に進化させ、20世紀美術の先駆者として成功させた原動力と言えます。
「執筆数の多さ=言葉や物語の実験回数の多さ」を実証しているシェイクスピア
『ハムレット』『ロミオとジュリエット』『マクベス』など、題名くらいは聞いたことがある、偉大な劇作家として歴史上に名を残すシェイクスピア。
シェイクスピアの現存する作品は戯曲38篇、ソネット(十四行詩)154篇、長編叙事詩2篇、その他の詩数篇にのぼります。
彼は約20年以上にわたりコンスタントに新作戯曲を発表し続けました。
彼の時代は手書きによる執筆ですから、当然今とは執筆スピードが異なります。
それでも、こんなに書き続けたのかと思うと、単純に「すごい」という感想が出てしまいます。
「執筆数の多さ=言葉や物語の実験回数の多さ」で質を高めたのだろうと予想できます。
質の高さは「量の積み重ね」によって生まれる
天才と言われる人たちは、決して一握りの作品だけで成り立っているのではなく、膨大な試行錯誤の積み重ねによって生み出されているのだと思い知りました。
創作においては「量より質」が良いという先入観もありますが、実際には「量が質を生む」で間違いないと考えています。
とにかく創り続けることで失敗作も増えますが同時に成功作が生まれるチャンスも増えるのです。
鈴木祐さんの『運の方程式 チャンスを引き寄せ結果に結びつける科学的な方法』という書籍でも、「幸運をつかむ人は行動の量が多い」と紹介されていました。
まず量からはじめよ
「まずは量をこなすことから始めましょう」
私もよく「量ファースト」で伝えていますが、改めて偉人たちの膨大なアウトプット量を調べて驚いたので書いてしまいました。
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