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【野鳥】藤前干潟
名古屋の藤前干潟に行ってきました。名古屋駅からあおなみ線で野跡駅まで約20分、野跡駅から10分余り歩きます。野跡駅からまっすぐ西に海に向かうと行き止まりになってしまうので、南か北の道を使います。
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水鳥で賑わう干潟ですが、かつてはゴミ処理のために埋め立てられる計画がありました。それを市民が声をあげて保全に動いた経緯があります。名古屋市は1999年に干潟を埋め立てて新たな処分場をつくる計画を中止し、代わりに大幅なゴミ減量を呼びかけました。そしてこれを市民の努力により達成し、やればできることを全国に示しました。
渡り鳥の飛来する干潟の保全は国際的にも重要で、2002年11月にはラムサール条約の登録地にもなりました。ラムサール条約は、正式名称を「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といい、まさに水鳥の生息地を保護することを主眼とした国際環境条約です。世界に2000を超える登録地があり、日本では昨年登録された鹿児島県出水を含め53か所があります。
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堤防沿いにはコンクリートの遺構があります。戦時中愛知航空機の工場があり、水上飛行機を川に降ろすのに使われた施設のようです。
今では鳥が休むのにちょうどよい場所になっていました。オナガガモ、マガモ、スズガモ、ヒドリガモなどが集まっていました。
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シギ・チドリも多数飛来するようですが、今回はあまり見られませんでした。
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手前の庄内川と奥の新川を隔てる中洲にはミサゴなど。距離は150メートルほどあり、名古屋市の野鳥観察館のスコープではよく見えましたが写真には厳しい距離でした。
名古屋市の野鳥観察館の古い建物の南側には環境省の稲永ビジターセンターのきれいな建物があり、いずれも観察に好適でした。