この子のためだけにある時間
いつもどんなことがあっても
わりと平坦に受け止めていく人なんだなぁと
歳の割には落ち着いた息子をみて思っていたけれど
気にしてもしかたないとか
言ってもどうもならんとか
心配させたくないとか
理由はいろいろあるんだろうけど
自分のほんとのきもちに蓋をしたりも
してるんだろうな
今日は家に来ていたいとこにつられて
アイスクリームをまるまる一個食べて
シュガーハイののち、
寝る前のおしゃべりタイムで
急に台湾の学校戻りたくないと言い出した
学校行きたくないのはわかったよ
でもどうしてかな?
最初は学校である一件が起きてから
プレッシャーがあっていやな気持ちなんだけど、
そのことはママに言いたくないと息子。
そうか、言いたくないのかぁ。
でも学校変わりたい、行きたくない、って言われただけじゃ、ママもそうなんだ、では変えよう!とは言えないので、
できればもう少し理解したいなぁ、
何があったか、どう考えてるのか、
教えてくれるといいなぁ、どう?
と振ってみると、学校であったこと
ショックだったこと
話をしてくれた。
その後、最近いろんなことがあって
いやなことばかり
プレッシャーばかり
学校のこともそうだし
ママの身体のことも
そういううちに泣き出す息子。
抱き止めて共感。
彼の感情を口に出して言ってあげる。
彼のニーズを口に出して言ってあげる。
息子はそれを聴きながら
ひとしきり、わんわんと泣く。
滅多に泣かない、自分の本音を口にしない、彼が。
しばらく泣くだけ泣いて、少し落ち着いて
眠くなったのか横になって泣き続けているので
様子をみながら、寝る前に使ってる
精油をブレンドしたマッサージオイルで
背中や足をマッサージしてあげると
だんだん落ち着いたようで
そのあとアイロンでやる温熱療法も少しやってというので、やってあげると完全に眠くなったようだ。私が「ありがとうね」と声をかけると
目をつぶったまま、にこりとした。
最後に
「ああ、こんなに泣いたの久しぶりだ」
「日本にいるのはいいなぁ」
と呟いてから、すうっと眠りにつきました。
アイロンを当ててあげながら、
まだこの子が赤ちゃんのとき、夜な夜な授乳したり、熱を出して泣く時に抱き続けたり
そんな時間を思い出しました。
この子のためだけに私が使う時間。
キリンの耳をつけたママ。
……ありがたいことだなぁと。
結果的にはシュガーハイのあとの
不安定なんだろうけど、笑
そういうこととは関係なく、
溜まった心の中のいろんな想いを吐き出して
聴いてもらって、少し落ち着いたらいいな
あとこういうときにただ共感してもらった
聴いてもらえたという記憶は
自分の助けにいつでもなるから
人生いろいろだけど
つらいこともあるけど
そういう記憶の積み重ねを支えに
生きていくんだよ
と声には出さずに思う母です。