「自分の中に毒を持て」を読んで
岡本太郎著「自分の中に毒を持て」を読み感じたことを残す。
私が感じたことは大きくこの2つである。
①自分の惰性や怠惰、諦めに目を背けずに向き合うこと、自分に甘えず絶えず自分と戦うこと、それが自分の人生を生きるということであり、美しい人生であるということ。
②「いずれ」「どうせ」「今はまだ」などのネガティブな感情や言葉は一見冷静に自分を見つめていることの様に思えるがそうではなく、今という瞬間に責任を持っていないことの証拠であるということ。
この本は、強く自分の人生を生きるために考えるべきことが書かれている。そうでなければ他人の人生を生きることになり、ちっぽけな存在になり、情熱もなく、何物でもない人生になる。強く生きるためには最も強大な敵である自分と戦わなければならない。
今後様々な困難に立ち向かうときに再度読むことで理解が深まるだろう。そして今に情熱をかけるガソリンになると思う。
強く生きるためには自分に厳しくなるということが最重要である。自分に甘えを持つときはいつも「今はこれでいい」「明日からやろう」「今日はこれくらいで良い」と考えてしまう。そうではなく今が重要である。今自分がやっていることは将来的に何の役に立つのだろう、自分はどんな人生を生きたいのだろう、そんなことを考えること自体が今を生きていないことのなのかもしれない。今を生きるためには弱い自分に打ち勝ち、ほとばしるような熱を目の前、今、に向けなければならない。