長生きの秘訣
長生きの秘訣
さて長生きの秘訣は栄養・運動・休養とストレスを減らすこと、お酒、たばこを控えることと言われています。「栄養」「運動」「休養」は当たり前のことですが、お酒やたばこは人によってはストレスを減らすこともあるので一概には悪いということはできません(体の中の悪影響は間違いなくありますが・・・)。そして現在、長生きの理由の一つとして注目されつつあるのが「人間関係」が寿命に関係しているという研究結果です。新聞記事からの引用になりますが、米国のバークマンとサイムの研究では、カリフォルニア州の男女およそ4700人を対象に、以下のことを9年間にわたって追跡しました。
「結婚しているかどうか」
「親族や親しい友人との付き合いがあるかどうか」
「宗教的な活動をしているかどうか」
「地域やボランティアなどで活動をしているかどうか」
上記のような人間関係が少なく孤立している人は、そうでない人と比べて男性で2.3倍、女性で2.8倍も死亡リスクが高いことがわかったというのです。食生活や遺伝、運動、喫煙などだけでなく、人間関係の少なさが病気や短命のリスクに繋がることが明らかになったと言えます。この調査は1978年に行われたものですが、近年再び人間関係が注目され、これを基にした論文や調査が多く発表されています。但しSNSなどのネット上での人間関係はそれほど影響しないということです。
男子校は短命?
余談にはなりますがハーバード大学のニコラス・クリスタキス教授の研究によると男子校出身者は短命になりやすいということです。
一見、突拍子もないようにも思える人間関係が寿命に関係するということも、様々な研究によって明らかにされています。もちろん私自身も人間関係が寿命に影響するの?と甚だ懐疑的ではありますが、ここは多くの研究を信じて寿命を延ばすために、これまでとこれからの出会いを大事にしたいと思っています。しかし人付き合いが得意ではなかったり、独りを楽しむ人もいますので、人それぞれの形で「つながり」を構築できるのが一番だと思います。
メジャーリーガーの笑顔
最後に米ウェイン州立大学(Wayne State University)の研究チームによる有名な研究を紹介したいと思います。それは笑顔が寿命を7年延ばすというものです。メジャーリーグの選手カードに載っている選手で「無表情」「部分的な笑顔」「満面の笑顔」で分類し、その選手たちの平均寿命を見てみると、無表情と比べて満面の笑顔の選手が7年も長かったという研究結果が出たそうです。人付き合いが苦手な人でも笑顔なら頑張って作れそうなので、早速これを読んで実践してみてくださいね!私も本気の笑顔と時には作り笑顔で100歳まで生きたいと思います。