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登山の魅力

こんにちは!幼児教育アドバイザーのちゃです!

今日は自分の趣味について話したいと思います。

趣味は?と聞かれたら最近はもっぱら“登山です”と答えます。他にも趣味と呼べるものはあるのですが、一人で行ってしまうという所では登山は本当に自分の趣味なんだと感じます。

趣味、と声高々に宣言したものの、本格的に始めたのはほんの2,3年前のことです。体の健康のため、トレーニングのためと思って登ったのが始まりでした。
なぜあのような辛い思いをして山に登るのか?と良く聞かれますが、山の魅力はもちろん景色です。西日本の山は主に2,000m級の山が存在しています。2,000mと聞くと大変そうだなと思うかもしれませんが、例えば私の故郷にある剣山ですと1,500mまでは車で登って残りの500mを徒歩かリフトを併用して上ります。
剣山は2,000mの中では登りやすい山ではないかと思っています。リフトのお陰で難易度はグッと下がります。難易度は低いですが、剣山の景色は最高です。剣山頂上か途中から歩いて行ける次郎笈までの稜線はとても素晴らしい景色です。偉そうに語っておりますが、まだ次郎笈までは歩いたことがないのでぜひ歩いてみたいと思います。せっかくですので次郎笈の稜線の写真を載せておくことにします。

 登山の最中は自然との出会いも楽しみの一つです。木々、花はもちろん動物とも出会います。1年前の剣山では鹿に出会いました。ある山の登山中にはとてつもなく大きい蛙がまるで主のように闊歩していました。また山犬嶽という苔で有名な場所では大量発生したてんとう虫が一面を覆い尽くすほど飛んでいました。てんとう虫が飛び回る景色はなんとも言えない幻想的な景色でした。ちなみにてんとう虫は天道虫と漢字で書き、枝などの端に到達する飛び立つ習性がありお天道様に飛んで行く様から名前が付けられたようです。その由来を知っていたことで、神様とここは繋がっているのかなぁと幻想的な気持ちになりました。

そういえばもう一つ。自然だけではなく人との出会いも楽しみの一つです。山登りの良いところは登山に来られている方とのコミュニケーションです。上りと下りですれ違う時は必ず挨拶をします。おそらく互いの安全確認をしている中で登山では当たり前のことになっていったように推測しますが、それがとても気持ちよく感じます。また登っているときに下ってくる方は先に登頂している方なので、残りの距離や天候を訪ねると気さくに教えてくれます。頂上では写真を撮ったり、撮って頂いたり、どこから来たのかなど、初めて会う人とも気軽に話します。そのような一期一会も登山の魅力だと感じます。

さて、先日は剣山の三嶺という山に登ってきました。三嶺は“みうね”や“みつみね”、“さんれい”と呼び名が幾つかあり、ゆっくり休憩しながら歩くと3時間弱の中級者レベルの山です。しかし頂上まで登れば四国で一番と言われる程の景色が出迎えてくれます。確かに登ってみますと、周りは木々に覆われ、景色も見えず、ひたすらに尾根道を歩くことになります。三嶺の大変な所は上り始めと頂上付近がとにかく険しく心が折れそうになります。ここで登山が趣味の私はこのひたすらきつい所がなんといっても好きな所で、自分の体力のなさを鑑みながら痛みを回避しながら登り方を工夫したり、筋肉の動きを確認しながら効率の進み方を考えていくのがなんとも楽しいところです。翌日の筋肉痛まで愛情が湧きます(笑)

少し昔を思い出しますと、登園していた幼稚園に大きな木があり、年長児の時は毎日登っていた記憶があります。私自身の問題なのか、人が持つ本能なのか小さいころはとにかく高い所に登りたがっていた気がします。感謝したいのは木登りという怪我が伴う活動でも当時の幼稚園の先生は注意することなく暖かく見守ってくれていました。そこで挑戦する気持ちや自分がしたいことへチャレンジする楽しさというのを養えたような気がします。幼稚園で養われた気持ちが登山という趣味に30歳を超えて結びついた気がして、幼児体験の大切さをヒシヒシと感じてるところです。こども達も運動が好きになって、ずっと好きでいてくれて、生涯楽しめる運動を見つけてほしいと思っています。

最後になりますが、山はとても怖い所です。群馬と新潟の県境にある谷川岳は1977mと剣山と同じ程度の標高の山です。一般的なルートは危険な箇所は少ないようですが、上級者が好むルートは険しく、世界の山の中でも飛びぬけて遭難死が多い山です。特に雪が残る冬山は十分な装備で登らなければとても危険な山で、それを知らなければ事故に直結します。ですので初めて山を登る際にはゆとりのある登山計画を立て、経験のある方に準備物を尋ねながら天候の良い日を狙って登ることをお勧めします。私は漫画が大好きですが、山をテーマに描いている「岳」という漫画は山の魅力がギュッと詰まっておりお勧めです。ぜひ機会があればお手に取っていただければと思います。

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