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ヤンデレゲーム実況配信者があなたを見張っている…
「あれ、……?ちょっと待って、今、他の配信にいたって本当?気のせい……じゃないよね?さっき、私のフォロワーが別の配信でコメントしてるスクショ送ってくれたんだけど……
これ、そうだよね?いや、違うとは言わせないよ。アイコンも名前も同じだし……そんな偶然あるわけないもんね?」
「うん、やっぱりそうだ。証拠はしっかり残ってるからね。え、何?『たまたま通りかかっただけ』?……ふふ、そうなんだ。じゃあどうしてその人のこと褒めてたの?
『声がかわいい』とか、『ゲーム上手ですね』とか、そんなこと……私には言ってくれたことないよね?
私がどんなに頑張ってゲームしても、褒めてくれるのはたまーにだけ。あっちは褒めるのに、私はダメなんだ……」
「ねぇ、私、君の事がどれだけ好きか知ってる?私、コメント全部読んでるし、全部覚えてるんだよ。ゲーム中だって、誰よりも君のコメントを探してる。
君が私に『頑張って』って言ってくれるだけで、どれだけ嬉しいか……わかる?それくらい、私にとって特別な存在なのに……どうして、他のひとのところに行っちゃうの?私のこと、もう飽きちゃったの?」
「教えて。私のどこがダメだったの?他の人に行った理由を教えてよ……ねぇ、ちゃんと答えて?答えてくれなきゃ、私……私、本当に泣いちゃうかもしれないよ……」
「ふふふ……でもね、私、そんな君も好きだよ。他の配信に行っちゃう、浮気症なところも……全部、全部ひっくるめて好き。
でも、これからは気をつけてね。他の配信に行ったら、私、またすぐ気づくから。私、君のこと、ぜーんぶ見てるからね。
どこで何してるのか、誰の配信見てるのか、何をコメントしてるのか……全部、全部わかっちゃうから」
「だって、君は私のものだから。どこにいようと、何をしていようと、最終的には私のところに戻ってくるんだよね?私が一番だよね?そうでしょ?ねぇ、そうだって言って……ねぇ……」
「ふふ、わかればいいの。これからもずっと、私だけを見ててね。他の人のところに行ったら……もう許してあげないかもしれないよ?それじゃ、ゲーム実況、続けるね!ちゃんと最後まで見ててよ?約束、だよ?」