「やりたいことを仕事に」している中での違和感
こんばんは、Nagicrepeの渚です。
今日は定休日ですが、他にいくつか業務委託の仕事をしているので、結局バタバタして1日が過ぎてしまいました。
今回なぜNoteを書くのかというと、大崎でクレープ店をやっていたときから悩んでいる、事業や仕事をする上で感じる”違和感”についてお話したいと思ったからです。
まず前提として、私は世間的には「やりたいこと・好きなことを仕事に」して、生計を立てることができていると思っています。
元々趣味だった「お菓子作り」「人に食を提供して喜んでもらうこと」を今は事業としてやっていますが、ある程度売上が立っているし、特に事故もなく自分も楽しめているし、自営業としてはまずまずなところなのかなと思っています。
ですが、なにかいつも、好きなことを仕事にしているつもりなのに「もやもや」したものを抱えている…気がしています。
「早急に解決しないとキツイ!」というレベルの悩みでは全くないのですが、漠然と、「このままでいい気もするけど…んーーー。」という感情です。ないものねだり、ただのわがままかもしれません。
ただ、私の性格上モヤモヤしたまま何かを進めていくのがとても嫌いで、ずっと、原因と対策を考えています。
そして一つ、考えが浮かんだので記録に残しておきます。
それは、
「やりたいことを仕事にする」という前段階の「それをやりたい・好きと思う理由や前提」が大事で、その理由や前提が基本的には独りよがりでは無く、誰かの課題解決になっているべき
ということです。
私の場合、今やっているクレープ屋さんとして仕事にできている「やりたい・好きなこと」=「料理やお菓子作り」です。
そして、料理やお菓子作りを「やりたい・好きだと思う理由や前提」ですが、
1.料理やお菓子作りをする作業自体が楽しい
2.美味しいと言って食べてくれることが嬉しい
ということです。
・・・お気づきかもしれないですが、上記の2つの「料理やお菓子作りをする作業自体が楽しい」と「美味しいと言って食べてくれることが嬉しい」って、どちらも結局、独りよがりの理由なんです。
料理をする作業自体にお金は発生しないし、”美味しいと言って食べてもらって嬉しい!”だけではなく、それにお金を払ってもらうまでが事業には必要なんです。
つまり、私の理由だと、好きなことをしているだけでは仕事にはできていなくて、別途それをお金に換えるために本来余計だったかもしれないものを付加(=負荷)して初めて仕事になっているのです。
・・・これって本当に「やりたいこと・好きなことを仕事にしている」と言えるのでしょうか?
では、何をしたら本当に「好きなことを仕事にする」ことができるのでしょうか?
それができる方法として私が思っているのは
①「課題解決」(誰かがお金を払ってでも解決したいこと)をやりたいことの理由にすること
②本当にやりたいことを仕事にできている人や組織に属して働くこと
だと思います。(アーティストやクリエイターは別かもしれないですが)
私のクレープ屋さんも、乳・卵・小麦不使用という点で、アレルギー持ちやヘルシー志向の方の「課題解決」になっていると思うのですが、それは結果論であって、「課題解決」がもとにあって「料理やお菓子作りが好き」になっているわけではないのです。
もし、私が最初から「アレルギー持ちやヘルシー志向の方を、クレープで救いたい!」という想いを課題感として100%持って事業を立ち上げていたら、今よりもっと推進力をもって事業を進められているのかもしれないです。
という意味で、自分で事業を立ち上げるのであれば、「課題解決」(誰かがお金を払ってでも解決したいこと)をやりたいことの理由にすること=「課題解決」が元にあって、好きになったこと・やりたいと思ったことを仕事にすべき
だと思っています。
そして、そんな想いが現状ない、ということであれば、そんな想いをもって事業をしている人や企業を見つけて、その想いに乗っかってしまって、その人や企業の「やりたい理由」と「やりたいこと」を自分の中にコピーしてしまう、というのがいいと思っています。
(会社であれば、それはビジョンやミッション、バリューと呼ばれるものですね。)
まあこのNoteを書いたところですぐに全て解決するわけではないのですが、ちょっと、書いているうちに思考がまとまってきた…気もします。
この記事こそ独りよがりになっているかもしれないですが、
同じ悩みを持つ人がいたら、または、共感してくれる人がいたら、なんだか嬉しいな、と思って書いて見ました。
では、おやすみなさい(つ∀-)