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贈り物🎁
わたしは最近、消しゴムはんこ作りに異常にハマっている。楽しくして仕方ない。
絵の得意な友達に、消しゴムはんこを贈りたい人の写真を送って、それを似顔絵にしてもらってそれをハンコにしてる。
そもそも細かい作業が小さい頃から好き。
我が家にはテレビというものがいつまでだったか正確には覚えてないけどなかった。
1代目のテレビはシドニーオリンピック?2000年かな。のとき、その当時からしても相当時代から遅れた、かなり小さなドラム缶テレビで、たぶん画面はA4サイズくらいしなかった。
それから何年かして、父がある日大きめな液晶テレビを買ってきた時のことは今でも鮮明に覚えている。
だけど、テレビがなくても退屈することなく過ごす術を母が教えてくれてた。何でもかんでも手作りで、たぶん今わたしが消しゴムはんこにハマっているのは、小さい頃母が、レンコンやらオクラやら使ってお野菜ハンコを楽しませてくれた延長のような気がする。なんかね。インクをつけてポンって押すのとか、切り抜くのがすごく好き。
あとは小学1年生くらいだったかな、ビーズで色々作ることにハマったり、そのあとはミサンガにハマったり、お菓子作りにもハマったし、とにかくなんでもかんでも「ものづくり」が大好きな子だった。
高校生でアメリカに留学中、カギ針と出会って、早10年、すっかりわたしの特技で、この旅中も色々作ってる。
ものづくりが好きなわたしはいつしか、自分の作ったものを人にあげることが大好きになっていて、作っては人にあげまくっている。
そうするといろんな人から、
「これ!売れるよ!」ってお褒めの言葉をもらうのだけど、その言葉を言われた時なんかしっくり来なくって
なんでだろうか?とずっと考えていたのだけど
わたしはその物を作っている時、贈った相手がそれを使ってくれるところを想像しながら編んだり、彫ったり、縫ったりしていて、まずその時間がとても好き。その時間を過ごすことで大事な人がもっと大事な人になっていくような感覚があって。とても心が温かくなる。
そんなものをおくった相手の喜ぶ反応を期待してしまうのはまだわたしが幼い証拠😂
期待通りの反応が返ってこなくて拗ねたことが何回もあったな😇
その時に
相手の反応に期待するな
と辛辣な言葉をくれた人がいたのだけど、当時はその言葉がグサリと刺さりすぎて、自分の中には入ってこなかったんだけど
最近は、こうやって、何時間もその人を思いながら、編んだり縫ったり彫ったりできる相手がいてくれること、それこそが幸せなんだと思えるようになってきていて。相手のことを想って、自分が作りたいから自己満で作っていて、もしかしたらやりすぎて迷惑になることもあるかも?わかんないけど。そんな風に思えている今の方が、物を作ったり、贈ったりすることが心地よくなってきている。
最近すごく思うのは、自分が自分にそれをやることを許可してあげてたり、そんな期待を持っている自分はそれだけ相手を想ってるってこと素敵なこと。とか自分が自分をしっかり優しく包み込むことができたら、不思議と自分の周りに柔らかくて優しい蚕みたいなものができて、自分の世界が守られている安心感があって、自分が自分の居場所でいられる感覚を知った。自分が自分の拠り所になれたなら、この上なく最幸で。でもそうなれるにはやっぱり、大好きで大切な人がいて、自分を愛してくれる人がこの世界にいてくれるという気持ちが大切なのだと思う。人はどう足掻いても1人では生きていけないのだな。
あいちゃんちにいると、なんだか心が温かい。そんな今だから書けることな気もする今日この頃😽