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好きなデッキを握って
皆さん、こんにちは。
茶々です。
今年もシティーリーグの開催が近づいてきました。2019年シーズン・2020年シーズンとシティーリーグに参加した経験を基に、初めて参加するカジュアルなプレイヤー向けに記事を書いてみます。
自己紹介
改めて、自己紹介をさせていただきます。
現在は、山形県山形市で活動しております、茶々と申します。
2019年に、公認ジャッジ・イベントオーガナイザーの資格を取得いたしました。
「のほほんポケカ交流会」「のほほんと喫茶店ポケカをしよう」と言ったイベントを主催しております。
ポケモンカードを始めたのは、2018年9月でGXスタートデッキ雷が最初のデッキでした。
シティリーグの戦績
2019年シーズン4 53位/66人(シーガル仙台駅前)
2020年シーズン1 ベスト8/66人(シーガル仙台駅前)
2020年シーズン2 44位/89人(バトロコ横浜)
2020年シーズン3 50位/74人(シーガル泉バイパス)
凄いだろと誇れる様な成績は残しておりません。
そんな人が書いた記事ですので、あまり役に立つかはわかりません。
シティーリーグとは
まずは、シティーリーグとは、どんな大会なのか、どんな人達が参加するのかを知っておきたいです。
シティーリーグってどんな大会?
ポケモンカードゲームの公式大会は、ポケモンワールドチャンピオンシップス(WCS)・ポケモンジャパンチャンピオンシップス(JCS)・チャンピオンズリーグ(CL)・シティーリーグ・トレーナーズリーグ・ジムバトルと色々とあります。
トレーナーズウェブサイト(https://www.pokemon-card.com/event/type/)では、シティーリーグは「世界大会への出場権をかけたガチバトル!トレーナーズリーグより大きな大会だ!」と記載されています。
2021年シーズンは、シティーリーグとトレーナーズリーグの各大会成績上位者にチャンピオンシップポイント(CSP)が付与され、年間通してCSPの上位者がWCSの出場権が得られます。
つまり、世界につながっている大会になります。
どんな人達が参加するの?
前項でシティーリーグは世界につながっている大会と言うのは書きました。
つまり、世界大会を目指しているプレイヤーから、ジムバトルの延長でポケカを楽しみ来ているプレイヤーまで、さまざまなプレイヤーが混在します。
また、オープンの大会ですと、年齢に制限がありませんので、ジュニア・シニア・マスターが一緒にポケカをします。
大会の形式を知る
これから書きます大会形式は、一般的な物です。その大会の形式は、当日の朝にアナウンスがあるので、聞き逃さないようにしましょう。
大会形式
シティーリーグは、予選はスイスドロー方式で、決勝はトーナメント方式で行われます。
スイスドロー方式とは、簡単に言うと、同じ勝敗同士で対戦を行っていく仕組みです。
予選は何回戦まで?
予選は全勝者が2名以下になるまで行われます。
16人大会では3回戦、32人大会では4回戦、64人以上の大会では5回戦の予定となります。
これは、当日の参加人数であって、募集人数ではありません。
予選の順位はどうやって決めるの?
予選では、同じ勝敗の人でも順位付けを行います。順位の付け方は、対戦した相手がどれだけ強かったの指標となるオポネントと言うものを使っています。
決勝トーナメントは何人で行うの?
参加者64名以下の場合は、8名進出となります。
参加者65名以上の場合は、16名進出となります。
試合時間は?・勝敗は?
1試合25分です。
予選は、25分終了時で決着がついていない場合は、両者負けとなります。引き分けという概念はありません。
この、両者負けという概念は普段ない事だと思いますが、必ず覚えておく事項になります。両者負けは最終順位で不利になる事も多々あります。
決勝は、25分終了時で決着がついていない場合は、取ったサイドの数や、延長戦を行うなどして、必ず決着をつけます。
当日までに
必ずやる事
●使用するデッキを決める
当たり前ですが、大会で使用するデッキを決めます。
コピーや代用品のカードはご法度です。
●デッキ登録
大会で使用するデッキは、事前登録が必要です。
トレーナーズウェブサイトのデッキ構築(https://www.pokemon-card.com/deck/deck.html)で、デッキの登録コードを作成して、プレイヤーズクラブから大会で使用するデッキ登録を行います。
デッキ構築では、ポケモンは、カードのエキスパンションマークまで揃えて登録するようにしましょう。同じ名前のポケモンでも、技が違うカードを登録してしまうと、デッキが異なると判断されます。また、同じテキストのカード(例えば、ねがいぼしのジラーチSM8aとSM12aとプロモ)の場合も、デッキに入れるエキスパンションごとの枚数を登録する事を推奨します。
例外はHRのカードは選べないので、SRで代用します。
登録できていないと、大会に参加できないので余裕を持って登録しましょう。登録後に、期日までは変更も可能です。
●デッキシールドのチェック・交換
デッキシールドは、長く使っていると、汚れたり、端が少し裂けていたりします。そういったものは、カードの判別がついてしまう(マーキング)と判断されます。
少しでも不安なら、新品に交換するようにしましょう。
また、デッキシールドを使っていないという人も、折れや曲がったカードは同様にマーキングと判断されてしまうので、交換しましょう。
私は、前日に交換して、その後4~5回、対戦や1人回しをしてから、大会に参加しています。交換したては滑りすぎて、山札を崩してしまう可能性があるためです。
やった方が良い事
●フロアルールの確認
トレーナーズウェブサイト(https://www.pokemon-card.com/rules/)に大会のルールとしてあるフロアルールは、読んでおきましょう。ジャッジの役割やペナルティなどの事が書いてあります。
●25分の練習
時間を気にしての対戦をした事が無い場合は、特にやった方が良いです。
25分での試合は意外と短いです。緊張していると特に、手元がおぼつかなかったりとして、時間がかかってしまいます。
予選での時間切れは両者負けとなるので、自分のためにも25分の対戦に慣れておきましょう。
●会場の確認
公共交通機関で行くのか、マイカーで行くのかでも異なりますが、会場への行き方や、時刻表・駐車場の有無などは事前に調べておきましょう。駐車場が少ない会場ですと、知り合いと乗り合いで行くと良いかもです。
●目標を決める
ただ、参加するのはもったいないです。せっかく出るのですから自分なりの目標を決めると、当日のモチベーションになります。
例えば、「出るからには、優勝!!」と言うのも良いですし、「1勝する!!」と言うのも良いです。私なんかは、「ライチュウGXで相手を驚かせる!!」というのを目標にしていたぐらいです。
本当に何でも良いんです。
当日の持ち物
必ず持っていくもの
●ポケモンカードを楽しむ気持ち
絶対に持っていきましょう。
●参加費
おつりの無いように準備しましょう。
●マスク
今のご時世はマナーとして当然です。
●デッキ
これが無いと始まりません。
●ダメカン、どく・やけどマーカー・コインなど対戦に必要なもの
忘れても貸してもらえません。
●筆記用具
ボールペン1本で良いので持っていきましょう。
●予備のデッキシールド
公式のデッキシールドは、1セット64枚入りです。
残った4枚を持っていきましょう。不慮の事故で、デッキシールドが破損したときにすぐに交換できます。
持っていくと良い物
●プレイマット
普段、使っているなら、持っていきましょう。自分がやりやすいのが一番です。
●小腹サポート
予選だけでも3~5試合です。
長い休憩もないので、カロリーメイトやウイダーインゼリーなど、小腹がすいたときにすぐに食べれる物があると便利です。
飴やチョコレートもおススメですが、チョコレートは時期を選びます。
●モバイルバッテリー
予選のマッチング発表が、インターネットのサイトで行う場合もあります。スマホのバッテリーに不安があるなら持って行った方が良い物です。
●飲み物
緊張すると、喉が渇いてきます。ペットボトル1本くらいはカバンに入れておいてもよいです。
当日の注意点
●受付時
受付時にプレイヤーIDの確認が行われます。並んでいる間に、プレイヤーズクラブのマイページを表示しておきましょう。
●予選のマッチング
各予選の対戦相手の発表はインターネットのサイトで行う場合が多いです。サイトのURLなどは、受付時にQRコードで読み込んだり、壁に貼って有ったりとしますので、早めに見つけて自分のスマホに読み込んでおきましょう。
●施設の確認
お手洗いや、飲食可能な場所などの確認は、朝一にしておきましょう。
●マッチング後の着席
マッチングが発表された後は、速やかに移動して、対戦相手の人に挨拶をしましょう。挨拶をするしないで印象が大分変ります。
●対戦相手
対戦相手は、ほとんど知らない人だと思います。積極的にコミュニケーションを取って、緊張を解しましょう。
●対戦準備
私は、対戦相手が席についてから、デッキのシャッフルを始めます。相手に対して、こちらは不正をするつもりがありませんというアピールのためです。また、シャッフルは2つ以上の方法を使います。ディールシャッフルの後にヒンドゥーシャッフルとファローシャッフルを繰り返して、相手に山札をカットしてもらう流れです。
相手に山札をカットしてもらうのは、追加シャッフルの方法として
「ストップと言うまでシャッフルをしてもらえますか?」「山札を3つに分けて、私が指定する順番で戻してもらえますか?」「指定した枚数のカードを、山札の上から一番下に入れてもらえますか?」などが詳しいレギュレーションのページに掲載されています。
●対戦中の時間
相手の人は、世界を目指してきたプレイヤーかもしれません。予選では、とにかく25分で決着をつけるために、急かしてくるかもしれません。また、逆に、カジュアルなプレイヤーで、ゆっくりしすぎるかもしれません。急かしてくる人には、「初めての大会で緊張してしまって、時間かかってすみません」とか、ゆっくりしすぎている人には、「もう少し、早めのプレーをお願いできますか?」とか、コミュニケーションを取りましょう。
自分が、少し時間をかけて処理したい場合も同様に、「少し考えます」などの、コミュニケーションも良いです。
●対戦中の手札
対戦中の手札は、常に相手から見える様にしておきましょう。山札を触る時に、ひざの上に置いたりする人も居ますが、絶対に辞めましょう。他のカードと混ざらないような机の上に置いてから山札を触りましょう。山札を見ている最中に手札を確認する場合は、山札を置いて、「手札を確認します」と断ってから手札を見ましょう。
相手の番の時も、常に相手から見える位置に手札を置きましょう。
●山札の確認
クイックボールなどの効果で、山札を見る時に、エネルギーが固まっていたりするかもしれませんが、デッキの中身を見ながら順番を入れ替える行為は絶対に辞めましょう。カードの効果以外で見ながら順番を変えるのは認められてません。固まっているなと感じたら、いつもより多めにシャッフルする事で解決しましょう。
●投了
対戦中に、勝利する方法が0%ならば、投了する事もできます。投了は25分の時間内でしか出来ません。
●試合終了後
他の席では、まだ対戦を行っているかもしれません。お話したりする場合は、少しボリュームを下げてお話しましょう。また、全席の対戦が終わる前に席を離れる場合は、ジャッジかスタッフに一声かけましょう。一度、席を離れると全席の対戦が終わるまで席に戻れない場合が多いです。
席を離れる時に、対戦して頂いた相手にも、「対戦ありがとうございました。」などの挨拶をするようにしましょう。
●ドロップ
予選の途中でリタイアする事をドロップと言います。ドロップする場合は、次の試合のマッチング開始前までに、ジャッジに申告しましょう。勝手に帰ってしまうと、参加者全員に迷惑がかかります。
折角の大会ですので、最後まで試合を楽しむのが一番です。
●困った事は、遠慮なく聞きましょう
カードの処理や、手順など、わからない事があれば、直ぐにジャッジに聞きましょう。間違ったまま進めてしまって、後で気づいたときには修復不可能で、ペナルティになるという事もあり得ます。
ジャッジは、ペナルティを出すだけのために居るわけではありません。皆さんの手助けをするためにも居ます。カードを落としたとかダメカンを落としたと言った時も、ジャッジを呼んで拾ってもらうようにしましょう。特に、カードを落とした場合は、自分で拾うと不正を疑われることもあります。
最後に
長々と書きましたが、私は、「楽しんだら勝ち!」を信条としております。
好きなデッキを握って、ポケカを楽しめたら良いと思います。
信条に従うと、皆さんが全勝するように応援いたしております。
乱筆乱文にて失礼いたします。