健康酢について本気出して考えてみた
こんにちは。チャボです。
今日は普段の生活の中でふと感じたことを言語化してみようと思います。
いきなりですが最近、お酢飲料を飲みはじめまして。それが「美酢」なのですが。
※案件ではないです笑
これが飲みやすくて美味しい。なんとなく健康にいい感じするし。
健康酢自体はこの数年で伸長していて、飲用者も増えてるようです。
しかし、昨日ふと思ったのです。
(あれ、なんで自分はミツカンじゃなくて美酢を買ったのだろう・・)
だいたい自分の癖は、いつも2つ選択があったら有名な方に流れがちなのですが、今回は「美酢」をあえて選んだのがなんでだろう・・と思い、ちょっと市場の分析も含めて感じたことを表現してみます。(美酢も有名なのですが、ミツカンの方が昔から使ってるので距離は近い印象です)
お酢のお客は何を求める?
どれくらいの人が飲んでいる?
まずお酢の飲用経験について。
マイボイスコムのデータから見るとコロナ以降で飲用者が増えています。
ただ、飲まない人が約半数もいますね。この傾向は昔からずっと続いてるようです。
なぜ飲む?
同アンケートでお客様がお酢へ求めることは以下のようです。
「疲労回復」42.7%
「健康維持」34.3%
「血液をさらさらにする」「血圧を下げる」「ダイエット」が各20%台
ここから見えることは「漠然とした健康効果(個別具体の悩みではなく、なんとなく疲れてる・ちょっと調子が良くない、口内炎ができた。くらいな不調)」が多くを占めることがわかります。そのため、お酢の役割はこういった気になる状況を解消する手段と考えられます。
良いところ•悪いところは?
そして、使う人・使わない人の評価を見てみます。
【使いたい人】
ざっくりまとめると「お酢は健康にいいって言われてるし、飲み物なので続けやすい。とってると何となく体の状態が良い」のような状態です。
【使いたいと思わない人】
「健康にいいのはわかってるけど、味が・・。体にも合わないしなんだかなぁ・・・」のようなコメントが多くを占めます。
もしかすると・・・
これをみながら、なんで「自分がミツカンではなく美酢を選んだのか」を考えた時に1つのキーワードに行きつきました。
・・・それは「義務感」です。
ここからの内容はおそらく主観がやや入るので、ちょっと読んでて違うのでは?という部分があるかもしれません。あらかじめご承知ください。笑
お酢が解決する課題(ジョブ)は?
お酢は上記の通り、「なんとなく不調である状況」を解消してくれます。そのために商品を買うのは多数の人が共通している事項です。
今回の私のケースではその時の、「なんとなく不調だし、さっぱりしたものでスッキリしたい。」は商品としてどちらも叶えてくれるのですが、なんで美酢を選んだのだろう。。と思った際に、PKGをあらためて見比べると、ミツカンは、
・「THE お酢」って感じ
・機能性とか内臓脂肪とか別に求めてない
・なんか真面目な感じ、重い・・・
この辺をミツカンからは感じたのかもしれません。
自分はこの「なんとなくの不調」に対して、「向き合いたい」わけではなく、「なんとなく調子が悪いのをケアしてくれる」ことを求めていたのかなと思いました。
その時に、ミツカンのお酢と、美酢をみた時に後者を選んだ理由として、以下のようなことを感じたのかな?(言語化してる時点で理由づけに近いのでやや無理くりな気もしますが・・)
・不調をちゃんとケアするなら別のものでいい
・悩みは漠然。なんとなくのだるさを解消はしたいがそこまで真剣さはない
・毎日飲むのって楽しくない(それならサプリでいい)
なので、商品が並んでるのを見た時にミツカンのPKGや情報から抵抗を無意識に受けたのかもしれません。
ジョブ理論で、よくシェイクの例が紹介されますがあれに近いです。
私は、お酢を「悩みに向き合い解決するための手法」ではなく「なんとなく日々の生活で感じる不調を、これを使ってるとスッキリするし気持ちも上げてくれる。」ような位置付けで欲しいと思っていたのかも。
(ジョブ理論:ジョブ理論(Jobs-To-Be-Done)とは、製品がどのような機能や性能を提供しているかではなく、製品が顧客のどのような課題をどのようなシーンで解決しているかを分析し、それを満たす製品・サービスを構想する理論のことです。)
そう思い、2者を比較で見ると明らかに刺さる層は違うだろうなとあらためて感じました。特に細かいことを調べなくても、この差はPKGだけでも一部感じられる気がします。
《ミツカン》
・国内大手、「お酢といえば●●」で連想されるくらいには有名
・研究もいろいろやってる。色んな健康効果ありそう
・色んな味があってだいたいなんでもある
《美酢》
・韓国からの商品(国のイメージから不調なく綺麗にもなれそう)
・果物発酵、オリゴ糖とかも入ってるそこはかとない健康観
・目安量がざっくり、色んな割り方で使える楽しみ要素
最後に
特に今回は取り止めもない内容だったのですが、おそらくこれからの時代は前回記事でも上げましたが、機能性表示の今の状況や、そもそもの顧客の健康観に対してこういった「漠然とした健康悩み」が増えてくると思います。
そこにどうやってアプローチしていくか?が大きなポイントになるな。とあらためて自身の経験から感じたことの紹介でした。笑
前回記事はこちら↓
それではまたお会いしましょう。