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【すっぱいチェリーたち🍒】よく喋る茶保先生

うりもさんの企画に初挑戦してみようと思う。


私という人間は、妄想が得意ではない。ただ、先ほどほっしーさんの記事を読み、コメントを書いていたら、少し妄想できそうな気がしてきた。


今回のテーマは、学園もののお話だ。そして、私の役名は茶保先生。どうやら保健の先生らしい。
保健室の先生って、なんか物凄く優しそうなおばちゃん先生がいるイメージない?
マンガによっては、ちょっとエロい感じの色気ムンムンな先生の場合もあるけどね笑

でも、私の場合は違う。

めちゃくちゃよく喋る、笑いに貪欲な保健の先生である。
それでは、頑張って妄想していこう!



私の保健室には、体調は悪くないけども、なんとなく面白そうだから来る生徒もいる。
恋愛相談に来る生徒もいる。
生徒だけではなく、先生も喋りに来る。

性教育をさせたら右に出るものはいない!と生徒から大人気の油木先生なんかは、しょっちゅう遊びに来る。
子供達には、「自習」と言い、息抜きにいつも来るのだ。
お前はもっと生徒にマジメに授業をしろや!


ある日の放課後での出来事だった。

走りながら、「先生ー!聞いてください!」とゼーハーゼーハーと息づかいは荒く大汗で、保健室に来た男子生徒がいた。

ほんまに、あんたは高校生なんか?と思うくらいの体つきで、物凄くゴリラ顔である。
今日は特別鼻息が荒く、ほんまもんのゴリラにしか見えなかった。

「とりあえず、落ち着きなさい」と、お決まりのバナナのおもちゃを彼に差し出した。

誰が、ゴリラやねん!
と、いつもならお決まりのツッコミをするウリ君だが、今日はなんだか様子が違う。

なんか、胸がドキドキする。
ドキドキが止まりません!
助けてください、茶保先生ー!

「どうしてそんなに、胸が苦しいの?」と、ウリ君に尋ねてみた。

すると…ウリ君が私にこっそりと教えてくれた。
ヒソヒソ声で私に囁くのだが、あまりにもウリ君の鼻息が荒く、聞こえない。

だから、なんて?聞こえへんねんて。
もっと声張ってや!

そう言うと、めちゃくちゃデッカイ声で

だ〜か〜ら、コーラ缶なんですって!

ウリ君はかなり、興奮していた。どうやら、ウリ君が飲んでいたコーラ缶を、友達の彩子に飲まれてから、ドキドキが止まらないと言うのだ。

そして、彼はその胸のドキドキのことを、本気で病気だと思っている。

てめーは、バカなんじゃないのか! 

単純に、間接キッスとやらに勝手に興奮をして、一方的に好きになっている状態なだけだ。
恋をしていることに、気づいていないのか。
でも、一応うぶなウリ君に気づかせてあげるのが、保健の先生としての役割かもしれない。

そう判断した私は…

ウリ君!あなたは、彩子に恋をしてるんだよ。その胸のドキドキは病気なんかじゃない!恋なんだと先生は思うよ。

そう、ウリ君に説明すると…

やっぱりそうでしたか!なんか最近、彩子とやたら目が合うと思ったんですよ。そして、今回の「喉渇いたー!ウリのコーラ飲ませてやー!」ですよ。

やっぱり、もうめちゃくちゃ僕のこと好きやん!

おいおいおいおい!ウリ君! 
なんで、そーなる?
やばいぞ、やばいぞ!
私は一言もそんなことは言っていないぞ。

話が、私と全然噛み合っていない。
君は、胸のドキドキが病気かどうかを聞きにきたんじゃないのかい?

誰も彩子が、ウリ君のことを好きだ!なんて教えていないし。
そして、多分やけど、彩子は、ウリ君のこと1ミリも好きと思ってないねんて。

でも、私はもうウリ君の勘違いを止めることができなかった…。

ウリ君は、既に両思い確定のような顔つきで、さっきからずーっとコーラ缶に、キスをしまくっている。

なんちゅー勘違い野郎なんだ。

ある意味、ウリ君は、勘違いと早とちりと暴走という病気なのかもしれない。

茶保先生に話してスッキリした!
今から僕、彩子に告白してくるよ。

「やめときなさい、ウリ君!やめとけって!ゴリラー!おい、コラ!止まらんかい!

何度も叫んだが、ウリ君には聞こえていなかった。
なんなら、ガッツポーズまでして、走り出してしまった。

仕方がない。
これも、彼の青春だ。
そして、私の責任ではない!

後日、ウリ君は当たり前だが、彩子に告白して思いっきりふられて、また保健室にやってきた。

泣いている彼にそっと私はまた差し出すのだ。

これで、涙を拭きなさい。

そうやって、バナナを差し出した。

誰が、ゴリラやねん!

勢いで、見直しもせず書きましたが、どうでしょうか笑
この前はスタエフで喋りましたが、今回は喉の調子が悪く、noteに書いてみました。また皆さんで色々と妄想を膨らませて頂けたらありがたいです。


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