![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123375618/rectangle_large_type_2_0c27d69d1754ef4ddad1d27355ba06e7.png?width=1200)
Notion AI を ChatGPT のように使って Notion のFormula(関数)を作成する
こんにちは、チャベスと言います。
Notion AI を ChatGPT のように使って、コミュニケーションしながら Formula(関数)を作成してみました。作った関数は、セレクトプロパティに設定してある 47都道府県のいずれかを選択したら、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州沖縄の8つの地方のいずれかに分類するという Formula です。
そうなんですよ!
— チャベス (@ChabesuB) August 19, 2023
なんかできました!w
(もっといい感じでできました!) pic.twitter.com/U7MBERQbIV
プロンプトは以下です。
「都道府県」プロパティを八区分法に従った地域に分けたいです。Notion で使える Formula を作ってください。
結果は以下です。
![](https://assets.st-note.com/img/1701522039076-8uaI9TNZAH.png?width=1200)
これで使えそうな関数を作ってくれましたが、動画にもあるようにこのままではエラーが出て使えません。orの使い方が不適切でした。実は何回か色々なプロンプトで試してみましたが、 or を適切に使ってくれることはなかったので、以下のように指示してみます(自分はダメでしたが、or の使い方を正しくプロンプトで説明できたら or を使った良い結果が出力されるかもしれません)。
or の使い方が間違っています。 or を使わずに if のネストだけで作れますか?
出力の結果の一部は以下です。
![](https://assets.st-note.com/img/1701522080995-DrNrYjrzon.png?width=1200)
いい感じに見えますが、これでもエラーが出ます。改行が入っているためです。改行を削除するようにお願いしてみます。
改行は削除してください。
結果は以下です。
![](https://assets.st-note.com/img/1701522122148-UKBg93AwcX.png?width=1200)
いい感じにできた気がするので、Notion の Formula に貼り付けてみます。しかし、 ) が必要ですというエラーが出ます。
![](https://assets.st-note.com/img/1701522162285-thhUK7ntR4.png?width=1200)
そこで手動で末尾に ) をいくつか貼り付けてみると、無事正しい Formula が完成しました。少し自分で考えた部分があるのと、最後は手動で Formula を修正しているので完璧とは言えませんが、この Formula を自分で作ろうと思うとかなり大変なので、時短になったと思います。
ちなみに Notion 公式アンバサダーの熊倉さんは ChatGPT で一から全て ChatGPT で作り切ったようです。
9割をAIに作ってもらった都道府県の地域判別Notion関数を急におすそ分けしますw
— 熊倉 佳彦|いとなみ|Notion公式アンバサダー&テクニカルコンサル (@yoshihiko_k) August 18, 2023
動きは動画を見るとイメージ出来るかな?
以下関数(力技すぎる)
if(prop("都道府県") == "北海道", "北海道", if(prop("都道府県") == "青森県" or prop("都道府県") == "岩手県" or prop("都道府県") == "宮城県" or… pic.twitter.com/3mDKgj8Rny
熊倉さんと ChatGPT のやりとりは以下です。
https://chat.openai.com/share/5158bfc4-bbe1-4028-9700-96d82bc98b5b
ChatGPT の方がやはり若干精度がいいような気がします(自分と熊倉さんのプロンプト力の差ももありますが)。Notion AI は有料なので、Notion AI を使えない場合は ChatGPT がおすすめです。
ちなみに、Notion AI(ChatGPTでもできる)を使えば、47都道府県をセレクトプロパティに一気に登録できる Tips もあります。こちらの方法を応用すれば、似たような作業はかなり時短になるのでおすすめです。
関数 2.0(Formulas 2.0)にも対応
2023 年 9 月にアップデートされた 関数 2.0(Formulas 2.0)にも、プロンプトで丁寧に指示すれば対応してくれました。今回はifではんく、ifsを使うように指示しています。
今回指示したプロンプトは以下です。
都道府県を「北海道」「東北」「関東」「中部」「近畿」「中国」「四国」「九州沖縄」に分類する Notion の formula を作ってください。
# 制約条件
"if" は絶対に使わずに、 "ifs" を絶対使ってください。
# ifs 関数の使い方の例
ifs(true, 1, true, 2, 3)
# アウトプットの形式
コードの可読性が上がるように、適切な位置で改行、コメント、インデントを必ず入れてください。
結果は以下のツイートの動画です。
Notion AI 、新しい関数の ifs を使って formula も作ってくれた!
— チャベス (@ChabesuB) September 9, 2023
(たまに if を使ってくるけど)
何回か Notion AI で formula 作るの試したけど、formula 1.0 の時よりも一発で動く関数が作れる気がする(気のせいかも)。 https://t.co/G7lO41FgPL pic.twitter.com/nVP3V6JSxU
改行とシンタックスハイライトで見やすくする
上記の動画では改行を指示しても改行はしてくれませんでしたが、作成してもらったコードに対して再度改行を指示すれば改行してくれました。
改行とコメントを入れてコードを見やすくして
また、関数 2.0 のアップデートとともに、Notion のコードブロックで「Notion Formula」を選択できるようになりました。Notion の関数でシンタックスハイライトが効くようになったので、とても見やすくなります。
以下は改善前の最初の状態です。
![](https://assets.st-note.com/img/1701522423329-w1srklwIcy.png?width=1200)
Notion AI に改行を入れてもらいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1701522454337-XckhKwFr7O.png?width=1200)
改行を入れてくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1701522483483-WK2xcHgqOv.png?width=1200)
最後にコードブロックで「Notion Formula」を選択することで、シンタックスハイライトが効いてとても見やすくなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1701522507937-DAoK5H0kgS.png?width=1200)
ちなみに、上記の例では Notion AI はコメントは入れてくれませんでしたが、以下の例ではきちんとコメントも入れてくれます。プロンプトにはコメントの形式も指示しました。
改行とコメントを入れてコードを見やすくして。
コメントの形式は /* ここにコメント */ です。
Notion AI、改行とコメントも入れてくれる! pic.twitter.com/8STfcDy0tc
— チャベス (@ChabesuB) September 13, 2023
Notion AI に関数の内容を教えてもらう
Notion AI に関数の内容を教えてもらうこともできます。
プロンプトは以下です。
これは Notion の関数です。何をやっている関数か教えて。
![](https://assets.st-note.com/img/1701522580791-Np4vufSnsf.png?width=1200)
きちんと答えてくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1701522601750-f7eujXlLrA.png?width=1200)
以下の関数の内容も正解です。新しいstyle()も把握してくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1701522624764-efJ0dk8QL1.png?width=1200)
少し複雑な以下の関数も答えてくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1701522644951-RrKulSUeRi.png?width=1200)
おわりに(by Notion AI)
Notion AI を ChatGPT のように使って Notion の Formula(関数)を作成する方法について解説しました。Notion AI の精度も向上しているため、今後も注目していきたいですね。また、Notion の関数アップデートである「関数 2.0(Formulas 2.0)」にも対応していることが分かりました。Notion を使いこなすためには、Notion AI や ChatGPT などの AI 技術をうまく活用していくことが大切です。