歌舞伎町民が愛してやまない餃子@餃子専科Lee新宿本店
歌舞伎町のネオン街のハズレ。新宿バッティングセンターのさらに奥にひっそりと佇む……いや、小さいながらも黄色い看板が嫌でも目に止まる小汚い(失礼)存在感満載の中華料理屋がこちら餃子専科Lee新宿本店です。
知る人ぞ知るというか知らない人は若干入りづらいし、そもそもこんな場所普通の人はいかねーよってところにある中華料理屋ですが、その名の通り餃子の老舗名店として食通と酔客達をリピートさせます。
僕が大学で上京後、この界隈を始めて通った時あたりの記憶にも確かに存在しているので相当古くからあるお店なのは間違いありませんが、創業年などは確認できませんでした。いつからあるのだろうか。
さてこちらは朝4時まで営業と、歌舞伎町での飲み会後の締めのお店としても良いのですが、普通に食事メインの利用にもおすすめ。特にチャーハンが絶品です。
場所柄一見さんは若干入りづらい雰囲気もありますが、そこら辺の町中華となんら変わりませんので普通に入店してみると良いと思います!
歌舞伎町2丁目のハシッコ、区役所通り沿いにあります。黄色い看板が存在感をアピールしまくり。
1階カウンター席が5つ、2階テーブル席合わせても20席ほどの小さな店舗なので人数によっては入店できないこともままありますが、おひとり様ならカウンター席は割と回転が早いので「満席」とぶっきらぼうにお断りされても10分ぐらい待っていれば入れるんじゃないかな。いつもド深夜にしか伺わないので長い行列ができたりとかそういった光景はあまり記憶にありません。
厨房の壁には年季の入った色紙がずらり。
厨房とカウンター席でいっぱいいっぱいの1階横に2階への階段が伸びます。2階席へはずいぶん昔に一度か二度行ったことがあるだけなので写真はありません。
こちらも割と年季の入った、そして若干油でベトつきがちなメニューに、一般的な中華居酒屋的なノリでお料理が並んでいますが、とりあえず餃子は必ず食べましょう。27種類? あるんですかね。一品料理系も普通にうまうまです。
おすすめは餃子とチャーハン。ラーメンを注文した日もありましたので、写真をずらっと並べます。
チャーハンは卵とレタスとネギというシンプルな具材。お米はタイ米なのかな? わからないけどちょっと長細い日本米とは違うパラパラしたお米。しっとりしていて、でもパラパラ。脂っこくもなく、パクパク食べられる薄めの味付けで、主張しなさ具合が餃子のお供にぴったりです。餃子のお供用にメニュー開発されていると確信していますが、これ単体でも食べに行きたくなるぐらい美味。超おすすめ。絶品ぴんぴんピンピン物語。780円。
ラーメンは見たままの味を想像してみよう。「こんなんが結局いいんだよね」という「ザ・まちの中華屋のラーメン」といった感じの醤油ラーメンは650円です。中太中華麺に、こちらもあまり主張しすぎない柔らかいお味のスープ。トッピングはわかめ、ナルト、めんま、もやし、ネギ、そしてチャーシュー。メンマはコリコリ系でしっかりと味がついているタイプ。チャーシューは固めで「チャーシューってこういうことだよね」と思わせる一品。わかめもいい存在感です。外で食べるラーメンって昔はどこもこんなんだったよなあと懐かしい気持ちになりますね。
餃子もタネにはあまり余計な味付けはしてありませんが、ぎっしりと詰まっていてジューシー。エビ餃子はプリプリのしっかりした大きさの小エビが二つずつ入っていました。ビールのアテにいろんな種類の餃子を食べ比べしたくなっちゃいます。580円から。
なお、普通の時間帯に新宿駅付近でいただきたい方は2号店の餃子専科Dining Leeの方へ行ってみてください。本店が18時以降の夜から朝方への営業のみに対して、こちらはランチタイムも営業しているようですが、僕は未訪問。
何時に行こうが良いんですが、なんとなく、終電後、2時ぐらいの深い時間帯に入店するのが僕の流儀。