匿名コミュニティへの想い
利用者としてもそうだし、運営者側としてもそうなのだけど、チャットとか、掲示板とか、匿名のコミュニティサービスを使っている人って、そこだからこそ話せることを誰かに聞いてもらいたいという欲求で利用していると思っています。僕がそうですし。
ただ、そういった場所だからこそ、一般社会的にはできないような、良くない発言をして、ストレスなのかなんなのか分からないけれども、そういったものを発散している人が多数いるのも事実でもあり。
できるだけそういった発言や行動をされる方のスタンスがどのようなものなのか、出来るだけ考え、同じ目線に寄り添った上で、自分のサービスの趣旨について、ご理解頂けるように努めていたりはするのですが、仮に、僕が利用者側で、何かしら良い「漁場を見つけた」みたいに思って来ていたとしたら、運営側からそういったことを伝えられたとしても、いわゆるBANされるまでは、ずっと同じスタンスで利用するだろうと思うし、僕らが問題があると感じる方の多くは、そういった方が大半であったりします。
BANで完全に利用できなくなる仕組みとか、課金制とかでのサービスならまた違うんでしょうけども、僕が携わっているサービスは、そうではなかったりもするので、厄介でもあります。
そんな中でも、健全で、誰も傷つかないようなコミュニティを作りたいという思いがあり、チャベリも、本業の方も試行錯誤しています。
もちろんというか、100%確実に、それを実現するのは不可能だということは、現実ですし、理解しています。リアルな人間関係が上手く行かない事が多いように、それ以上に不特定多数の人が集まる場所では、なおさら。
なかなか、思い通りにならないのがネットコミュニティでもあります。それが、管理人? としては面白いところであったりもするのですが。
また、純粋なコミュニケーションを目的としたチャットや匿名コミュニケーションサイトは、ビジネス的には、なかなか難しい。
出会い目的とかではない、匿名での純粋なネットコミュニケーション文化を残したいといった一心で続けている感じですかね。
チャベリに関しては、結果として、サイト内からのコミュニケーションから、お付き合いに発展したり、ご結婚された方も何人もいらっしゃるようですし、出会い目的とかではなく、僕らのサービスを利用した先に、そういった未来があることは嬉しく思っています。
個人的な話しをすると、ネットを経由して、思いもかけない人との出会いがあったときって、とても興奮を覚えます。それが、仮に年上のおっさんであっても。実際に、何かしらのオンラインゲームでのコミュニケーションから、10年来の仲になった京都住まいの方もいますし。