歌舞伎町民に愛され続ける博多豚骨ラーメン@「わ蔵」歌舞伎町店
夜の歌舞伎町で働く歌舞伎町民たちはもちろん、歌舞伎町を訪れる酔客も思わず吸い込まれてしまう博多ラーメンの「わ蔵」歌舞伎町店。
飲み終わりの締めのラーメンといえば、割と長らく熊本ラーメンのザボン西武新宿店を利用し続けていましたが(このお店は小ラーメンがあったので締めによかった)惜しまれつつも閉店してしまいましたので、ここ何年かは「わ蔵」一択になりつつあります。
ちなみにザボンは歌舞伎町本店も中野店も閉店済。調べると最近同じ熊本ラーメンの味千に経営統合された? ようですが、それよりもだいぶ前にもうなくなっていたはず。移り行く時の流れを感じますね。本店よりは中野店の方をよく利用していた気がします。
さて、わ蔵本店は板橋。歌舞伎町店も2002年に出店のようですので20年以上この地で人気を博していることになります。
ちなみに、板橋本店は歌舞伎町店より後の2003年開業。元々本店だった博多らーめん「一黒丸」は、1999年に開店後、閉店しているようですので、その過程で本店が変わったんでしょうね。詳しくは存じ上げません。
わ蔵歌舞伎町店は、歌舞伎町の新宿東宝ビル(トー横のトーの部分ね!)を中心とした一丁目エリアに店を構えます。一丁目は国内外の観光客が多く、普通の飲食店や学生の飲み会などでも利用されるような居酒屋から、ガールズバー、コンカフェなどが立ち並ぶ比較的ライトなゾーンではあります。ただ、わ蔵はその中でも細い暗がりの路地裏に一歩入った場所になりまして、雰囲気もちょっとだけアウトローな感じの立地。
歌舞伎町にそれなりに慣れていても微妙にどの路地だったかな〜? ときょろきょろしてしまうので、今だとロボットレストランのでっかい看板を探すと良さそうです。普通に明るい歌舞伎町を歩いているだけだと辿り着かないと思いますので狙って訪問しましょう。
ロボットショウの看板の向かい側の路地に入ればOK。
新宿駅方面を背にする(北向きに路地に入る)と、左手にオレンジの看板があります。一階路面店です。
愛される理由の一つは、わ蔵が24時間営業だということ。歌舞伎町といえども、多くの店が4時、5時ぐらいを目処に閉まっていく中、どの時間帯でもうまい博多ラーメンにありつけるというのは魅力的です。オール組が始発で帰宅した後、あるいは朝の通勤客がひと段落した後、なんなら朝キャバ後とかでも余裕。
入り口正面です。スタッフは外国人の方の時が多い印象ですし、お客さんもホストやキャバ嬢さんらがかなりの割合をしめていますが、普通のラーメン屋ですので、臆せず入店しましょう。
900円のわくらーめんが基本です。だいたい食べて飲んだ帰り間際に寄ることになりますから、全然食えるぞー! って気持ちの時でも、わくらーめん替え玉なしぐらいに留めておくほうがベターじゃないですか? どうせ覚えていないんだから。デブの素ですよ。
券売機はPayPayやiD、QUICPay、交通系ICにも対応しています。
冷蔵庫にはキャバ嬢、ホストたちの名刺がこれでもかってぐらいに貼り付けてあります。ここから集客があるとは思えませんが、とりあえず貼ってあります。マーキング的なノリでしょうね!
店内はカウンター席14席ほど。細長〜いお店です。
わくらーめん900円。醤油豚骨のスープに、わりと厚めにあぶらがうわずんでいて、ストレート細麺にトッピングはチャーシュー、青ネギ、きくらげ、めんまとシンプルかつ一般的な博多ラーメンの構成。
口が裂けても自然系の優しいお味なんて感じではありませんが、これぞ博多ラーメンだな! って感じで、満足できる一杯です。安心、安定のうまさ。だいたいまたすぐに食べに来たくなっちゃう。替え玉は100円。
割と混み合っていることが多いですが回転率はそれなりに高く、店内いっぱいに見えても割とスムーズに入れますので、終電間際とかでなければ普通に待つことをおすすめします。
まあ、終電間際の時間なら、そもそも帰るのが間違ってるので、食べて終電逃してからお隣のゴールデン街にでも行くよろし。
なお、この日は朝5時前ぐらいの訪問でしたが、客は入れ替わり立ち替わり滞在時間中もずっと席は8割埋まり続けていた感じでした。