ギタリスト→ウェブ屋へ
2002年頃から携わり始めたネットコミュニティ。当初はバンドをやるため、生きていくために食いつなぐためのバイトだった。掲示板の投稿監視の深夜アルバイト。24時間監視しないといけないって大変だなぁとか思いつつ。
投稿監視だけでなく、実際にユーザーの方と触れ合う機会もあった。なんか楽しかった。ぶっちゃけ、仕事無視して、サイトを通じて彼女できたりもした(内緒。書いちゃったけど)。あの子は今どうしているだろう笑
2005年に最後のバンドを脱退、同時期に勤務先でも色々あって(社内政治って怖いなぁってのを実感した事件)、職場も変えた。
当初は自分でサービスを立ち上げるなんて構想なんて全く無かったけど、運良くその道が開かれた。それがチャベリだった。
その頃は、まだギターで食って行きたいと思っていたし、その道しかないと思っていたし、盲目的に自分を信じていたので、転職した勤務先から、3ヶ月後だったか? バイト契約から社員契約にならないかと誘われた時にも、いつやめるか分かりませんけどそれでもよければ? みたいなことを堂々と宣言していた。
結果、次のバンドへの縁がなかったのもあるけれど、先にチャベリが産まれ、なにか意識が変わった。
バンドをやっていた理由が、自分の感情や何かを表現することで、たくさんの人の感情にアクセスしたいから、だったから、だとあとから気づいたのだけど。
まだネットでの配信なんかが普及していなかった当時、売れていないバンドだと、せいぜい小さい箱で100人にも満たないお客さんにしか影響を与えられていなかった。
今の時代のネット環境、今の自分のネットスキルなら、もっとやり方は色々あったんだろうなぁとは思いつつも、まあ、結局は上手くは行かなかったのだろう。一緒にやっていた元メンバーでメジャーデビューした人とかもいたから、そこは自分の実力不足が原因。地道にやってたビラ配りとかも懐かしいなぁ笑
そんな感じで上手くいかない状況下でネット系の仕事を続けているうちに、ネットサービスって、無限の可能性があるんだなと思ったし、「自分の感情や何かを表現することで、たくさんの人の感情にアクセスしたい」って別にギターやバンドじゃなくてもいいじゃん?って。
なにせ、毎日何万人、何十万人もの人が、自分が考えたサービスに来てくれるんだもの。しびれすぎて震えちゃうよ。
何年もずっと愛してくださってる方もたくさんいる。
これはチャベリに限らず、携わっているどのサービスでも同じ。
だから僕は今この業界にいるし、多分今後もずっと居続ける。
小規模でも大規模でも、続けることが重要。
愛してくれてる方への恩返し。
施されたら施し返す・・・恩返しです(半沢直樹より)