歯医者に行ってきました
月末位から骨粗しょう症の治療が始まるのでそれまでに歯の治療をしておいて下さい、と言われていました。
丁度歯医者から定期健診のハガキがきたので、ステロイド服薬中のカードを提示して診てもらいました。
「いい歯をしているよ……治療するほどでもないけれど。そうやな、一番奥がちょっとモヤモヤとおかしいな。ここだけやり直しておこか。」
そんないきさつで今日は2回目、土台をとって型取りです。
約25分間。(時間を計っていました)
大きな口でないので本人は目一杯。
以前に「もっと大きく開けてェー」
限界まで開けていても言われたことがあります。
その時私の口は人より小さいんだと認識しました。
25分は長い…。
精神性に幼いところがあってこういう緊張感の場は危険なんです。
なんでも妄想の対象になる特技を持っていて結果笑い上戸という病が。
普段影を潜めている妄想力がここぞとばかり息を吹き返し、眼(まなこ)はランランと輝きうずうずと私が鞭をいれるのを今か今かと鼻息荒く待っています。
騎乗の私は必死の形相。ドウォドウォ 体ごとのけぞって必死にたずなを引く。
笑いのスイッチが入ると体中でわなわなと笑いが止まらない。
本人は切なくて泣いているのに、外見はバカ笑いをしている。
先生も助手のおばちゃんもわたしの口の中を覗きこんでいる。
この沈黙に勝利せねば。
今はダメ。吹き出しちゃだめ。喉を鳴らしたらどえらい事になるから。
そうだ、呪文だ。
笑え、笑え、笑え……呪文を唱えろ。
前に坊さんがお経を読んでいる時妄想病が噴出したことがある。
家族から白い眼を注がれたじゃないか。
そうだ。笑え笑えわらってしまえ。すると笑いの虫が収まってくる。
笑うなッと念じるからあまのじゃくは笑いのツボにはまる。
そら、静まってきた。
まだ治療はつづく。
そういえば数年前にバイクで転倒事故を起こした時、しばらく怖くてビビッていたっけ。
ひたすら「気をつけなあかん、、事故ったらあかん」呪文を唱えながら走っていました。
娘が帰ってきたとき報告がてら言うと「そうやないで!まずあかんがあかん。」「ん?」
「あかんがあかんを呼ぶから気をつけよ位にしときよ」「あぁそうか」
「事故るなは事故おいでに繋がるよ」
ぎょっとすることを言うんです。
「そうしたらどない言うのん」
「ただ安全運転出来ました。安心、安全に運転が出来ました。過去形にしといた方がパワーが強いからね」
ハハーン!なるほど。
前の呪文は眼つきもキッとなって油断するなと肩に力も入ってしんどかったな。
「事故を起こしませんように」は「事故を起こす」が潜在意識に刷り込まれていくからあかんらしい。気持ちが事故を覚えているのでいつまでもビビる。
そうか!。あれから今も時々「安全運転、安全運転」唱えながら走っています。
娘はワンセルフDIOと言って潜在能力の開発を仕事としているので私の古ぼけた頭を時々サァーと風を通してくれるのです。
口を目一杯開けながら私の頭の中は大スペクタクル映画3時間もの観てきたような気分でやっと拘束を解かれました。
先生!有難うございました。また次回お願いします。
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