クラフトコーラ
どうしよう、筆が止まらない(笑)
プロの作家さんからしたらふざけるな!と言われそうだが、素人が思いついたまま書き綴り推敲もせず気楽に公開しているのでご勘弁いただきたい。
さて、「丁寧な暮らし」などと言う文章を公開しながらどうかと思うが、実を言うといわゆる「丁寧な暮らし」を僕はあまり良くは思っていなかった。いや、今でもどうだか。昔から臍曲がりの天の邪鬼で、反骨心だけは一人前で権威を小馬鹿にしたりする癖が僕にはある。ハーレーに乗っておいてハーレーのエンブレムを剥がしたりね。唸るほどお金があったら胸に刺繍のないラルフローレンのポロシャツやモノグラムの無い無地のLVのバッグを特注で作ってみたいくらいだ。どちらも品質は抜群なので。
といった具合で最初は家族のために少しでも良い物を、と取り組み始めたのだが、その時から「丁寧な暮らし」はウケ狙いのフレーズだったのである。読者の中にQOLとかに一生懸命取り組んでいる方がいらっしゃったら実に申し訳ない、でも着地点はそれほどずれてはいないと思うのだけれど、どうだろう。
そんな前置きと一切関係なく、今回はクラフトコーラのお話。
我が家にはすぐ近所に住む孫がいる。「オートバイのある風景」には登場していない長女の子供達である。上の子はいわゆる男の子らしい男の子で、おしり探偵にダンディズムを感じ、野球も勉強もそれほど得意では無いがマインクラフトで思い出の場所や将来の夢を作るのが得意、しょっぱい物好きで好物は僕の作る炒飯とラーメン、そしてどこで覚えたのかコーラが好きと来ている。
そんな孫のためと、コーラを自作する事にした。
レシピはこんな感じ
・バニラビーンズ
・シナモン
・カルダモン
・クローブ
・スターアニス(八角)
これらのスパイス(全てホール)を
・レモン
・生姜
と一緒に甜菜糖を溶かした水で数分煮込むだけである。
カラメル色素なども入れないので色は甜菜糖とスパイスから出るほのかな褐色で、炭酸水で割るとジンジャーエールかな、と言うくらいの色合いだ。
飲んでみるとスパイシーでありながらどこかまろやかで添加物のものであろうエグ味も無くなかなか美味しい。孫たちには刺激を弱くしたり、大人用にはブラックペッパーを追加したり生姜をうんと効かせたり、季節で柚子を使ったりと、バリエーションを増やすことも可能だ。
糖分(甜菜糖だが)もそこそこあるが長女はダイエットコーラに対し
「無糖を謳って変なものが入ってるくらいなら普通のを飲め。」
と言うタイプで、子供達にも
「じーじのコーラなら飲んでいいよ。」
と言ってくれるのである。
唯一の問題点は市販のコーラの数倍のコストがかかる事くらいか。
バニラビーンズって、自宅で栽培出来るものなんだろうか…。