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微熱、全身痛、腹痛、痺れ、苦み、回復✴︎遊学日記week14@Oaxaca, México

土曜日にようやくデング熱だったと判明した1週間、今は元気に過ごしています。


7/15 部屋をうろうろ

朝起きて洗濯をした。洗濯機はあったけど、水たくさん使っちゃうしな〜と思い手洗いをした。バケツに溜められた綺麗な水を見て、出来るだけ少ない水で、と思う。

日本では毎日浴槽にお湯を溜めて使っていたし、毎日洗濯物を回していた(ママ、ありがとう)。朝に普通の服と、夜にデリケートなやつ。何にどれだけ水を使うか、学校の授業でバケツ○杯分とか勉強するけど、そんなの忘れて生活していた。

きっと十分にすすぎはできていなかったけど、最後にいい匂いのする液体に洋服をつけて絞ったので、乾いた時にはいい匂いだったから問題ない。

ほぼ絞ってないズボンも2時間もすると乾き出す

セントロでミニバスに乗って観光できると教えてもらい、乗り合いタクシー(¥80)でセントロに向かう。セントロに着いて案内所に行くも、ミニバスは10人集まらないと出発しないと言われ、ぽかん。待ち時間の間、中心部の重要な建物や銅像についてつきっきりで説明してもらえた。

つきっきりツアーの終盤、バスが出ると言われ、お金を払い、出発を待つ。
身体が痛くて、熱があるな、とセントロに着いてから思っていたけど、午後までアドレナリンで耐えようと思い、階段に座りながら、ものすごい盛り上がりを見せるパレードをぼーっと見て、たまに話しかけてくれる人とおしゃべりをして、30分以上待っていた。

置いてかれていた。
階段に座ろうとしたタイミングで一つのグループで一斉に違う場所に移動するのをみていたのだが、違うグループだろうなと思い、追いかけなかったら、そのグループだった。うぐ。

とりあえず返金してもらい、体調的に戻ってこれないだろうけど、午後にもう一度出発しそうだったら電話してもらうように電話番号を残して、タクシーで帰宅。

家に着いた瞬間緊張が解け、ベッドに直行。しばらくして夕方の便が出ると電話をもらったがギブアップ。ひたすら寝続ける。

夜、ホストファミリーが体温計を出してくれるものの、37.2度。大したことないのにしんどい!!原因不明なのももやもや!!紅茶を一杯飲んで、小さい桃を食べて、ベッドに戻る。

体調を崩したわたしにホストファミリーはタコス食べる?ケサディーヤ食べる?と心配してくれているけど、身体が受け付けていないので、食べれないです、とお断りする。体調を崩した時はトルティーヤを食べるらしい。わたしは少し塩味をきかせたお粥が食べたい。

次は身体が痛すぎて寝れない。もはや歩いている方が体の痛みが緩和されることに気がつき、部屋の中をうろうろし始める。しんどくて解熱剤を飲むか迷いググるも、「38度以降から」とネットが言ってたので耐える。眠くなってしばらくして寝た。

心を落ち着かせるためにもとりあえずググる笑

7/16 水分は大事!

ベッド生活2日目。
熱が下がったきがする!若干の頭痛と、横になりすぎているからなのか身体が痛い。動いてないから食欲はない。

身体はだる重なので、寝たり、起きてベッドでパソコンをいじったり、寝たりを繰り返す。

お昼にスープパスタを食べ、夕方日本にいる後輩とzoomでお話しをした。

ベッドに戻ったらいつの間にか寝ていて、20時ごろにお腹がすいて目を覚ました。リビングに降りて緑茶を飲んでマンゴーを食べる。

激甘マンゴー

20分後、激腹痛!!

トイレに駆け込んだら、手足が痺れ出してダブル攻撃!終わった!と思い、痺れる指で「腹痛 手足の痺れ」でググる。脱水らしい。そういえばろくに水を飲んでいなかった。深呼吸とともに頑張ってトイレから出て。階段を登り自分の部屋に行き、ポカリの粉をとりだし、ペットボトルとともに台所へ。50mlくらい飲んだら再び腹痛に襲われ下痢。もう一度ポカリを飲んでベッドへ。
1時間おきくらいに目をさましてトイレへ行き、ポカリを飲んで再度就寝。身体の保水機能が低下してる感じがしたけど、身体が回復に向かっている感じがして一旦安心。

7/17 くよくよ

朝シャワーを浴びてさっぱり。風呂キャンを2日もすると、頭を洗う時の抜ける髪の量がびっくりするほど多い。負けじとしっかりと洗う。

朝ごはんも昨日より食べれた。と思ったら1時間後くらいに下痢。
そして大好きだったお水が昨日くらいからおいしくない。苦い。

今日は回復した身体を日常に戻すためのトレーニング、展望台に行く!
どれくらいの長旅かな〜と思っていたらかなり奥まで車で進んだので往復1時間くらいのハイキングだった。おいしくないお水と下痢が頭をよぎるが、脱水になる方が嫌なのでちびちびとお水を飲む。

Huajuapan de Leónを一望

健康体が自慢なので、慣れない体調崩しに心身ともにだいぶやられた。一旦全部放置して引きこもりたいかもー、でも外に出て体動かしていろんなものに出逢いたーい、おかゆ食べたーい、これきっかけで身体弱くなったら帰国しよーとか色々思った。

色々苦いのは亜鉛不足だって先輩が教えてくれて、日本にいる友人がメッセージくれて、ホストファミリーはほんとうによくしてくれて、ちょっとマイペースもゆるしつつ気持ちをつよーく!

開けた、おいしい。

夜はホストファミリーの息子さんが指揮を務めるオケを見に行った。楽しかった!
ただ、メキシコ人は夜更かしすると決めたら夕方にお昼寝をして備えるくらい、夜のお祭りやパーティーに全力。80歳くらいのおばあちゃんも一緒に1:30ごろまでお祭り会場でタコスを食べた。帰宅前の3分くらい、わたしは寝ていた気がする。

7/18 しばらくトルティーヤ断ちをしたい

出発日。
11時発のバスに乗ると言っていたのだが、パッキングがのろのろすぎて12時発のバスに。その前に最後の朝ごはん。卵と煮豆のスクランブルエッグ、チーズ、トルティーヤ。お米が恋しいわたしは、トルティーヤは食べなかった。お米以外の穀物を体(というか頭なのか)があまり受け付けていない。

家族に別れを告げてまちを出る。朝5時からお父さんのギターの音が聞こえる、音と優しさにあふれる家だった。

ミニバンで3時間くらいかけてオアハカ州の中心へ。
なんだか少し寒くて、じっとしてられなくて、落ち着かない時間だった。体がまだ正常に戻りきってないなと実感。ということで、中心について、今日から泊まるお家にタクシーで向かい、一通りお部屋を紹介されて、桃を一ついただいて、まちの中心へ繰り出すことを諦めだらだらタイム。

見た目は完全にりんごなもも

今週ずっとだらだらお部屋にいるのに、やるべきことはなにも進んでいないじゃないかと自分が嫌になるも、なんだか頑張る気力が起きず、だらだらは続く。

7/19 "comida japonesa, postre japonés"

オアハカでとってもお世話になっている日本人女性。自分の車を使って日本食の移動販売をしている。お手伝いさせてください!とお願いしてご一緒する。

よさげな場所に縦列駐車をして、"comida japonesa, postre japonés"と書かれた紙と、メニュー表を取り付け、作ってきたものたちを並べる。食べ物が暑さでやられないように、パラソルを使って日陰を作る。
良さげな場所といっても、洋服屋さんの近くだとみんなそっちに目がいってしまうから避けるとか、大きい木の近くで自然と影ができないかとか、信号待ちで気にかけてくれる車がいそうかとか、いろいろ考えて場所を決めていた。商売人だ。

おにぎり(鮭、お肉)
焼き飯(エビ、お肉)
寿司(スパイシーツナ、照り焼きチキン、キンパ風お肉)
餃子
たこやき
まんじゅう(肉、チョコ)
お餅(コーヒー、お芋、黒豆)
抹茶チーズケーキ
カルピス
緑茶

お品書き

日本食レストランを経営するのではなく、あくまでも移動販売。厨房にこもって料理をつくるよりも、興味を持って立ち止まってくれる人や買いに来てくれる人とのコミュニケーションを楽しみたいからだそう。たった一日でも、立ち止まって買っていく人々の日本や日本食との以外な関係性に驚くことがあった。

見本でいくつかは外に出しておくのもポイント!

めったにない経験をさせてもらい、お土産にお寿司とお餅までいただいてお別れした。ごちそうさまでした。

7/20 起きてびっくり

起きて部屋を出て自分の手足を確認したら、赤い。昨日ご一緒した日本人女性に、「この間(1週間前)より赤いね、どうしたんだろうね」と言われていた。
でも昨日の昼間より赤いし、足は発疹が出てる。なんじゃこりゃ。お母さんに赤いと報告すると病院に行った方がいいと言われる。土曜日で病院がやっているかわからないし、どの病院に行けばいいか調べるのも大変だし、保険の手続きが面倒だし、できるなら行きたくないなと思い、とりあえず夕方までお家で様子を見ることにした。もともと朝からまちなかに出ようと思っていたけど、夕方に見たいパレードに向けても体力温存。

パソコンでいくつか作業をしていて、赤みが引かず、痺れだす手足が少し怖くなった。病院行きたいかも。

赤い!

12時前にお家の人が起きてきた。寝起きでいろいろ質問するのも気が引けて、しばらく経ってから自分の症状と病院に行きたいことを伝えた。
家族でいつもお世話になっているらしい行きつけのお医者さんに連れて行ってくれた。少し診察をして、「デング熱だね」と診断された。
わたしも、お家の人もびっくり。重症化していないし、回復傾向にあるから特に心配する必要はないらしい。念の為の血液検査と、体の痺れのための薬を出してもらった。

お薬

雨も降ってきたし、痺れで長時間立ったり歩いたりするのが大変そうと思って夕方のパレードは諦めた。どうしてもじっとしてられず、夕日を見に10分だけお散歩した先で見えた川の流れがきれいだった。

わんこ

7/21 こんにちは

じっとしすぎているのもなんだか辛いので、日曜日名物のトラコルーラのティアンギス(青空市場)に行った。オアハカの中心部から車で1時間ちょっと行った田舎まち。民芸品や食料品など中心より安く揃い、たまに珍しいものも売ってるらしい。トラコルーラの周りに住む人たちも、買い出しにやってくる、そんな日。

お家からまちの中心までバスに乗り、トラコルーラまでの乗合タクシーが出る場所まで歩く。5人集まって出発するはずの乗合タクシーが、乗客わたし一人で発車するから騙されてるのか心配になっていると、徐々に乗客が増えて最後には5人パンパンになってトラコルーラへ向かう(助手席に2人、後ろに3人なので、絶対に後ろに乗った方がゆったり快適)。

知らぬ間にうとうとしていたら着いた。カオス。思いの外民芸品は売ってなかった。野菜は確かに若干安い。そしてめちゃめちゃ広い。方向音痴のわたしはうろうろしている間に自分がどこにいるのかわからなくなり、疲れ、一度広場に座ってエネルギー充電をした。ご飯屋さんもいくつかあったけど、どこで何を食べるか考えるエネルギーがなく(お金を払って一人でご飯を食べるという行為のハードルと必要カロリーが多分人より高い)、最後に朝ごはん用のマンゴーだけ買って帰った。

中心部とは人の格好が違った。刺繍が綺麗に入った割ときっちりした形のワンピースの上にエプロンを着ている。髪は長く、三つ編みをしてまとめている。ときどき
耳慣れない言葉も聞こえてきた。残る伝統に触れた瞬間だった。

帰り、乗合タクシーかバスに乗ろうときょろきょろしていたら、日本人の方に「こんにちは」と話しかけられた。メキシコシティでおにぎり屋さんを営んでいるご夫婦。オアハカで新しくお店を開きたくて1ヶ月弱お試しで暮らしているらしい。一緒に乗合タクシーに乗って帰ることになった。
久々に道端で「こんにちは」と話しかけられ、なんだか少し心が落ち着いた。

帰って、買ってきた野菜たちを焼いておいしくいただいた。

0ひとつ足したら日本円
美しい、サラダプレート!

身体は赤いけど、回復模様のデング熱。世界中の人々、お気をつけください。

月:熱、全身筋肉痛、頭痛【鬼しんどい】
火:倦怠感、若干の頭痛【若干しんどい】
水:若干の倦怠感、水が苦い【そこそこ元気】
木:足の痺れ、手足のむくみ、味覚不正常【そこそこ元気】
金:足の痺れ、体の赤み、体の重み、手足のむくみ、味覚不正常【そこそこ元気】
土:手足の発疹、手足の痺れと痛み、味覚不正常【ちょっとしんどい】
日:手足の赤み、手足の痺れ【そこそこ元気】

わたしのデング熱の症状

もっとやばいと思ってた、こんなに簡単にかかると思ってなかった、デング熱。
2回目は重症化しやすいらしいから、蚊よ、もうわたしを刺さないでおくれ。

@Oaxaca

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