理想の恋愛 不吉霊二作品を読んで
(まじで自分用メモ書きです)
私は恋愛が好きだ
人生で一番美しいと思う
恋も愛も
終わりがあるものも ずっと続くものも
不吉霊二さんの世界は、私の生きてる世界ではない
地方で(広島)、ヤンキーやギャルや人魚が出てくる。私は普段は全くそんなものに興味ないし、どちらかと言えば好きじゃない。
でも読んでいて、すっごく同じものを感じる。日常を美しいと思うこと、切ない気持ち、温かい気持ち。じんわりと温かい小さな愛。
そこが、めっちゃめっちゃ好きやねん
あと、私の嫌いな現実がないorちょうどいい綺麗な形で現れてくれるのがいい。
ネタバレだけど、baby it’s youで、二人の将来を考えて動物園の仕事を始めるところが、現実の向き合い方としてとても好きだった。
私はもし神様に、貴方は一生好きな人と一緒になれないまま一人で終わりを迎えますって宣言されたら、もう仕事なんてせず生活保護で一人で好きなことだけをして生きていく。
好きな人と一生に居られる未来を保証されないまま、全然ワクワクしない現実で働いて生きていくのやだよ。はっきり言って毎日つまらないし少し苦しいよ。この漫画みたいに先に愛を見つけて、そのためになら苦しいことも頑張れる気がするのに。
話を変える。
ページをめくるとすぐ、不吉霊二さんと貴一くんの写真が出てくる。
これを見て、すごく嬉しくなったし、これをした不吉霊二さんのことを、とても尊敬した。偉大だと思った。より大好きで、なんだか信頼がおけると思った。上手く言えないけど。
今は二人はお別れしているようだけど、私には二人が現実世界においてそれぞれの理想的な恋人でいたことが、奇跡であり希望だった。自分が叶えたことのない夢を叶えている人がいるという希望。たとえ続かなかったとしてもね。
そもそも私が不吉霊二さんに辿り着いたのは、キイチビール&ザ ホーリーティッツを聴き始めたことがきっかけだった。貴一くんのインスタグラムに登場するとても素敵な彼女さん。今夜浮かれたいのMVに彼女を出す貴一くん。嬉しかった。美しくて、二人がこの世界で一番かっこいいと思った。二人は、貴一くんの音楽世界から出てきて、同時に不吉霊二さんの漫画の世界から出てきて、現実に存在していた。私に希望をくれた。
私には美しい面しか見えていないだろうし、二人の間でどんな辛いことがあったのか、何故別れてしまったかわからない。ひょっとしたらひどい別れ方で、二人はもうお互いに思い出したくもない黒歴史にしてるかもしれない。
それでも私は二人が一緒にいたこと、すごく素敵でかっこよくて奇跡だと思ってるよ。
私がずっと人生の悩みにしている、自分の理想世界と現実をうまく結びつけることを、やってのけた人だと思ってるから。
私だってまだ二人みたいになれる日が来るって信じてる。
話を漫画の内容に戻す。
タイトルなんかわからんけどめっちゃ好き。語幹いい気がする。あばよ〜ベイビーイッツユー〜。このタイトル好きすぎて鼻歌できあがった。
baby it’s you好きだった
ポケバイ好きだった
雨のち晴れのちワタナベくん めちゃ好きだった
主人公がみんな、めちゃくちゃに優しい そこが好き
雨のち晴れのちワタナベくんの、ギャルの二人の日常が本当に好きだった
田舎の風景が目に浮かぶところも好きだ
自分はそんな田舎で育ってないのに、何故だか懐かしさを感じる 平成の田舎の若者の映画をたくさん観たからだろうか
「秋雨ね」
「ホント、きれー」
「そばの花ってこうしてみるとけっこうきれい」
「あたしミカおらんくなったらひとりで生きていけんよー」
「私たちはア然としてワタナベくんが降るのを見ていました」
「ワタナベくんはソバ畑の中でひとしきり遊んで消えました」
私は不吉霊二さんの作品を読むと、さくらももこさんのちびまる子ちゃんの単行本の後ろについていたももこのほのぼの劇場を思い出します。
あのエッセイ漫画が本当に好きだった。美人なお姉ちゃんでも失恋する話、若い頃のお父さんとお母さんのデートの話、ももこがディスコに行く話。
さくらももこさんも不吉霊二さんも、その時感じた気持ちと、それを漫画に落とし込む表現の仕方が似てると思う。多少影響を受けているのかな。
どちらも、心の底から好き。
とりあえずこの、読んでブワーと思った感情を言葉にできてスッキリした。
どこかに共感してくれた人がいたら嬉しいなぁ、そもそも読んでる人がそんなに多くないだろうけど。コメント欲しい。友達になりたい。
また2回目読んだりして、思ったことあったら付け足します。これはただの私の公開日記です。
最後に付け足しだけど、
自分の作品に恋人を出すってのは、やっぱりCHARAと浅野忠信を思い出すなぁ。どちらも別れてしまった。そういうものなのかなぁ。
終わってしまったものも、続いていくものも、美しかったら私は好きだよ。続いて欲しいけどね。
はー、そろそろ、終わり。ありがとう