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カメラを遡る

昨年11月、ソニーのミラーレス一眼 α7CⅡ を購入した。

仕事でもカメラを使う機会が多いということもあり、かなりいい買い物だったと思っている。

機材沼にも順調にどっぷり浸かり、元々持っていたコンデジ(RX100M6)に加え、NEX-3、バルナックライカ、オールドコンデジ、insta360X3を入手した。レンズも漁っており、オールドレンズの魅力にも惹かれている(すでに2本購入)。

見て頂ければ分かるように、最新機器を突き詰めていくというよりも、どちらかというと古いものに遡っていくスタイルだ。

資金面の理由ももちろんあるが、「道具を扱う楽しさ」を感じることができる気がする、というのも大きな理由の一つ。

例えば、一眼レフ(自前のものは手放したが、使う機会はある)やレンジファインダー式のカメラを使うことで、ミラーレス一眼のことをより理解できた。

もちろん、分かっていなくても写真は撮れるのかもしれない。ただ、楽しさが格段に増したと感じている。

昔から歴史を学ぶのが好きだった私にとって、「今手に持っている道具が、なぜこの形になったのか」ということを知ること自体が楽しみなのだ。

あと、古い機材には「足りない」部分が多いから、選ぶときには「自分に必要な機能は何か」を突き詰めて考えなければならない。(最新の機材を選ぶときにももちろんその側面はあるが)。

その過程では、「私は何を撮りたいのか」「譲れない/妥協できることは何か」など、自分のスタイルと否が応でも向き合うことになる。

そんなことを思考する時間そのものが楽しく、実際に写真を撮るときにも活きてくるように感じる。

とはいえ、いろいろなカメラを持っている事によって所有欲が満たされるという部分も否定しない。笑

今振り返ってみると、昔からガジェットが好きだったなぁなどとも思い当たり、機材沼に沈むのは色んな意味で必然だったという事でしょう。



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