smc PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited
年度替わりで仕事が立て込み、何と2ケ月も間が空いてしまいました。
そこで今回は、いつものお話を一旦お休みし、新しく購入したレンズの開封の儀!?(と言っても購入時、店で確認の為一度開けたのですが・・・)
の写真と共に、レンズ購入に至るまでのお話です。
今回購入したのは、smc PENTAX-FA77mmF1.8 Limited。
このレンズが初めて世に出たのが1999年、つまり発売から20年以上経過しています。ペンタキシアンとしては『持つべきレンズ』だと認識していましたが、当時の定価が97,000円と半端無いお値段。加えて、当時は77mmという焦点距離に必要性を感じなかったこともあり、完全に購入を見送っておりました。
では、なぜ今更?
昨年、リコーで写真展を行った折、長年防湿庫のヌシ状態にあったLXとMXを点検に出しました。ところが、両機とも思った以上に重症で、メーカーによる修理は、当然ながら終了!
元の状態に戻すには、個別にオーバーホールを行っている業者に頼むしかありませんでした。
ただ、『デジタルカメラ主流で、今更フィルムカメラを使うだろうか?』と、考えた結果。修理は諦め、それぞれ静態保存することにしました。
『しかし、多くのレンズも同時に静態保存するのもなぁ・・・』
そんな折、サービスセンターの方から「アウトレット品のKPがありますが、如何ですか?」とのお話を頂きました。
ペンタックスの良いところは、Kシリーズ以後のレンズがアダプター無しで直接使えること。これならレンズ資産を無駄にすることはありません。それが理由で購入を決めました。
現在所有しているペンタックスレンズが約10本。そのうちAレンズは3本だけ。これが何を意味するかと言うと、KPでは、AレンズはMレンズに比べると撮影モードの幅が広がるのです。そんな訳でAレンズ中心に使用していました。
しかしながら色々な機能が付いているKP。『使わないのは勿体ない!』と、AFレンズ購入を考え始めました。
とは言っても標準Zoomを買ってしまうと、そればかり使いそうで『レンズ資産を活かす』という本来の主旨から離れてしまいます。そんなこんなで迷うこと数か月。
『まあ、急ぐ話でもないのでノンビリと考えるか・・・。』と、気長に構えておりました。
話が動いたのは今年の4月です。
FA LimitedシリーズのHDタイプが新たに発売されたのです。
『という事は、今までのFA Limitedシリーズの値段は間違いなく下がる!』
案の定、FA Limitedシリーズの値段が見事に下がり始めました。
このシリーズ、31mm、43mm、77mmの3種があるのですが、KPに取り付けた場合、×1.5の焦点距離になるので、自分の大好きなレンズ120mmの画角に近くなる77mmに照準を合わせました。
そこで、いつもお世話になっているカメラ店に足を運び、値段を聞いてみると・・・
「え、マジ?」というぐらいの格安のお値段。当然即決購入した次第です。
(ちなみに価格ドットコムの最安値よりもまだ下!)
ついでに保護フィルターも購入させて頂きました。
それにしても美しい外観のレンズで、本当に惚れ惚れしてしまいます。
色はKPに合わせ、シルバーを選択。ボディーに取り付けたときのバランスが絶妙です。
レンズフード内臓でフィルター口径は49mm。重さはたったの270g。
七宝焼きのフィンガーポイント、これがまた良い!
難点は、最短撮影距離が70cmと言う点と合焦音が若干大きいことぐらいでしょうか。ボケ味も解像度も大満足!
(上の作例写真は、かなりトリミングしています。)
コロナ渦で暗いニュースばかりの中、良い買い物をさせて頂きました。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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