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安物買いの・・・

大阪駅の西側地下に新しく大阪西口駅が出来たことで、そこを通る貨物列車がプッシュプルで通るようになりました。プッシュプルとは、貨物の先頭と最後部に機関車を連結し、文字通り、推す・引く状態で運転することです。何故?
この大阪西口駅は地下にあり、その前後は当然出入り口となるトンネルがある訳ですが、これが半端無い勾配(傾斜)で、機関車1両だけでは登り切れないのです。その為、プッシュプルで運転されている訳です。
さて、
出来れば、ハッキリとプッシュプルと分かる状態で撮影したいのですが、これが超難題。吹田から安治川口までの運転区間で、それが可能な場所は皆無で、どうしても撮影するなら、超望遠の圧縮効果で狙うしかなさそうです。
と言うのは、この貨物、編成が長いため、最後部の機関車が殆ど見えない状態なのです。

新大阪で試した同列車。最後部の機関車は全く見えない・・・。

そこで、撮影場所をロケハンし、ある場所に辿り着いたのですが、口径の小さなレンズで撮影しなければならないフェンス越し。口径が小さいと言えば、EOS Kiss M の出番なのですが、55-200mmの200mm側では、どうしても障害物が入ってしまいそうです。
『Kiss M用の200mmより望遠のMレンズって無いよな~』
勿論、変換アダプターを使ってEFレンズを付ければ良いのですが、それだと口径が大きすぎて元の木阿弥。そこでネットでググったところ、意外なレンズに到達しました。それが今回購入したレンズです。

EF-S 55-250mmF4-5.6 IS

実はこのレンズ、一番古いタイプでした。
カタログには、EF-S 55-250mmF4-5.6 IS STM (販売価格¥50,000税別)とEF-S 55-250mmF4-5.6 IS Ⅱ(販売価格¥45,000税別)の2本が掲載されていたのですが、中古コーナーで見つけたとき、あまりの値段の安さに目を奪われ、よく観察せずに購入を決めてしまったのです。(税込¥9,000-)
それが今回のタイトル「安物買いの・・・」

調べたところ、このレンズの異様な安さの訳が分かりました。

EF-S55-250mm F4-5.6 IS

何と、16年前のレンズでした!そりゃ安いハズだわ。
説明には(以下引用)、
EF-S55-250mm F4-5.6 ISは、シャッタースピード換算で約4段分の補正効果を発揮する高性能の手ブレ補正機構を搭載しながら、優れたコストパフォー マンスを実現した望遠ズームレンズである。 UD レンズ(特殊低分散ガラス)を採用することにより、諸収差を良好に補正し、 ズーム全域での高画質を実現している。また最短撮影距離は、1.1m を達成。 さらに、塗装処理やズームリングのデザインを上位モデルと同様にすることで、 軽量・コンパクトなサイズながら高級感のあるレンズに仕上げて いる。
(引用以上)
とあります。とりあえずカメラに取り付けることにしましょう。

EF-S55-250mm F4-5.6 IS+マウント変換アダプター+Kiss M

特に問題無く装着。比較写真はありませんが、EF-M55-200mmF4.5-6.3より約3cm程伸びた感じです。(マウントアダプター込)

そこで早速試し撮り。
プログラムAE評価測光 F5.6 1/400sec ISO3200 ホワイトバランス:太陽光

解像力を見る為に、ワザと埃だらけなのを承知で撮影しましたが、見事な描写力!? 全然使えるじゃん!
そもそも、Kiss M 用だし、なかなかの美品。動作も申し分ないようですので、このまま暫くこれ使って遊ぶことにします。
果たして、この¥9,000-のレンズ、これからどう化けるか?
「安物買いの・・・」にならないことを祈りましょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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