2024/7/31劇場版シティーハンター「天使の涙」Blu-ray＆DVD発売記念特別上映会上映前舞台挨拶(新宿バルト9) 19:00の回
※メモを元に記憶で書いているので正確でないところや、私が意訳してるところ多数有ります。
登壇(敬称略)：神谷明／一龍斎春水／堀内賢雄／若林豪(プロデューサー・司会)
自己紹介
神谷さん：俺の名前は冴羽獠。都会に巣食う虫けらどもを掃除するそれが俺の仕事だ。
やっとこの日がやって参りました。久しぶりに皆さんと、お目にかかれること今か今かと待ち望んでおりました。大変嬉しく高揚した気分でおります。どうぞよろしくお願いします。
春水さん：野上冴子、一龍斎春水でございます。
今日は、私の勤めている新宿に来られて本当に嬉しく思います。長くシティーハンターを愛してくれてありがとうございます。健康に気をつけて頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
堀内さん：私は海原神。
(会場笑い)
笑うところじゃ無い笑
今日は先輩方だけでやりにくい笑
(海原ボイスで)皆、楽しんでいってくれたまえ。
よろしく。
映画を振り返って
神谷さん：冴羽獠は大変振れ幅の大きい、それが楽しい役。今回も大きく振れて、楽しんで演じることができた。
後半はセリフも少ないが結構シリアスな役作りで、その辺が難しかった。最初から最後まで楽しく演じることができて、それが一番良かった。
堀内さん：この台本をもらった時にどのぐらい喋ってるんだろうと確認したら全然出てこない笑
神谷さん：正直な話、台本を読むときに、どれだけ喋ってるかっていうのを一番最初は気にする。確かに海原出てこなかった笑
堀内さん：アンジーアンジーばっかり。海原出てこないんじゃないかなって一瞬思った笑 そしたら重要なところに出てくる。
ついに正念場がやってきたと思った。TVアニメシリーズで第6話の海坊主登場のときに、映画俳優の役で出てる。それがすごいくかわいい声笑
(春水さんから今も演じられるかと突っ込みが来る)
「やぁ、こんにちは」と少し演じてくださる堀内さん
本当に大好きな作品でこれだけの大役を自分にということになって今までにないくらい緊張した。OKもらったときの喜びはもうひとしお。役者やっててよかった。
若林さん：音響監督の長崎さんが賢雄さんがこんなに真面目にやるのは初めてと言っていた笑
神谷さん：僕は声が入った海原を聞きつつ演じたが本当に憎たらしい。やられたなという感じで、見事にあの海原を演じていてびっくりした。すごかった。
堀内さん：もうこの言葉を聞くために今日来たようなもの笑
春水さん：私の知り合いが(セリフが少なくて)ギャラ泥棒と言っていた笑
神谷さん：セリフの重みはギャラにふさわしい。最後のシーンは憎たらしくて感情を引き出された。
堀内さん：やりがいがあって素敵な作品。頑張りました。神谷さんの収録は僕の後で神谷さんに挨拶しようとずっと待ってた。神谷さんがなかなか出てこなくてずっと待ってた笑
若林さん：賢雄さんの神谷さんへのリスペクトを感じた。
神谷さん：賢雄もやまちゃんもシティーハンター当時は新人だった。
堀内さん：山ちゃんはエリート新人でしたけどね笑
神谷さん：賢雄の話は他所から聞く笑
春水さん：下北沢で若い頃、賢雄はアルバイトするといつの間にかいなくなる。なぜかというとクビになってた。クビになってどうするのかなと思ったら隣のお店でアルバイトしている笑
神谷さん：遅刻の言い訳が面白かったらしい笑
印象に残ってること
春水さん：誰と会話するのかを最初に確認する。下山田さんにまた会える。獠をひっぱたくシーンは楽しかった。槇村とのやり取り、世界さんとのやり取りが印象に残っている。世界さんは真面目で才能に感動した。事前にTV番組で共演したのが良かった。すごく世界さんが緊張されていたのが印象的だった。
神谷さん：セリフの量は人のも気になる。冴子のエンジェルダストの説明セリフは大変だと思った。
春水さん：年を取って呼吸が短くなり、どうしようかなと思ったが頑張った。
神谷さん：俺じゃなくて良かった笑
堀内さん：呼吸といえば、獠とアンジーの戦いのシーン自分だったらあんなに長く出来ない。
神谷さん：要所要所だったので出来た。テンションを保つのが大変。何よりアンジー役の沢城みゆきさんが大変。それが印象的だった
若林さん：沢城さんはアンジーを演じるにあたって制作側とコミュニケーションを取ってくれて、その上で演じてくれた。
今日発売のBlu-ray、DVD BOXのブックレットの中で神谷さんと沢城さんの対談が掲載されている。
神谷さん：ブックレットは今まで見たことのない程の内容の濃さ。
若林さん：今回は関係者、スタッフ、キャストの皆さんに、かなり突っ込んでインタビューをして答えていただいた。こういうときは大体みんなある程度同じ方向の話をして内容を揃えるの一般的だが、今回に関しては、みんな少しずつストーリーへの想いだったり、解釈の微妙なばらつきも残す形で収録した。
神谷さん：絵もたくさん載っていて内容が濃かった。
若林さん：BOXといえば今回も神谷さんにディスクにサインをいただいた。
神谷さん：今回はあるかないか分からなかったが最終的に静岡の工場に行って、盤面にサインした。前回は黒いマジックでサインしたが今回は銀のマジックを使った。マジックだと失敗できないから緊張した。
ただ皆さんの手元にこれが届くんだと思うとやっぱり心を込めて書かずにはいられなかった。何万枚のうちの150枚。Xに当たったっていう人からコメントが来ると良かったと思うと同時に、本当に当たるんだって思った。僕も何枚か買って配るが自分のところに置いてあるのまだ前作も封切ってない笑
特製の箱について
若林さん：アニプレックスのWebの方からご購入いただいたお客様には特製の箱を用意した。我々の気持ち。Xとかで話題にしていただいてありがとうございます。
ボックスに関しては、今回表面が獠で裏面が海原。今回は獠VS海原がコンセプト。中を開けるとディスクも獠と海原、そのディスクを外すと幼い頃の獠と若い頃の海原となっている。
堀内さん：身が引き締まる思い。本当にいい作品に出させていただいた。ディスクまで海原になってるとは思わなかった。
神谷さん：(特典の)台本ももう本物。僕らが使った台本よりも、作品の最終版に近い。僕らが使った台本にはルパンが出てくるところはない。
若林さん：全て含めて1冊に編集した完全版。スタッフキャストも持っていない完全版の台本は今回、ボックスを購入いただいた皆様だけ持っていただけるもの。
最後に
神谷さん：約1年という長い長いシティーハンターのキャンペーンも今日が最後ではなく、お渡し会を1ヶ月後に控えていて、それで完結します。こんなに長く一つの作品に関わったのは前作(新宿プライベート・アイズ)しかなかったです。
また今回も出来て大変嬉しいです。DVDもブルーレイも購入していただきたいですが、今日はこの大きな画面で天使の涙を堪能していただきたいと思います。今後ともシティーハンターをどうぞよろしくお願いいたします。