友達と通話しながら映画を観たら最高だったので、3つの魅力を説明します
コロナ禍の現在、オンラインのつながりにみんながポジティブになった今こそおススメしたい、エンタメ鑑賞のメソッド。
「友達と通話しながら名作映画を観る!」
これを10回以上やっていて、めちゃイイと思っている僕が、その魅力を実感とともにお伝えします。
おはプレイド✋ちゃんじろです!
ウェルプレイド・ライゼストという会社で、esportsの大会や番組を作るディレクターのお仕事をしています。
前回のnoteで「映像コンテンツにハマってます」なんて書きましたが、そうなるにはやはり訳がありまして。
「友達と通話しながら名作映画を観る」これを不定期でやっていたわけです。これがほんとに楽しい、素晴らしい。
その魅力を3つに分けて説明していきましょう!
魅力1:有益な時間が保証されている
「名作映画」に限定している理由はこれです。基本的に、いい評判がたくさん出てる映画を選びましょう。
いい映画は、豊かな体験を与えてくれます。多くの人が「良い」と言っている作品には、必ずその理由があります。それを理解することに120分という時間を費やす価値は絶対あります。
かけた時間以上の体験が保証されているのなら、二の足を踏む理由はありません。なので、まずは確実に面白いものを選ぶことが重要です。
チャレンジ精神で「あえてみんなでゲラゲラ笑いたいからクソ映画にしよう」とかは絶対に思わないでください。
「例えば『ショーシャンクの空に』とかってことですか?」って?
1億点です。完全に本質をとらえています。
「『天使にラブソングを』はどうですか?」って?
大正解です。理解力高すぎて怖いです。もう言うことはありません。
「『CUBE』とかでもいいんですか?」って?
良いんです!それも名作です。ただし、ちゃんと一緒に観るメンバー全員が残酷な表現があることを承知の上で決めましょう。
「じゃあ、あえての『デビルマン』はどうですかァ!?」って?
ホームラン級のバカです。大和龍門もビックリ。黙ってショーシャンクを見ましょう。
こういう場合はとりあえず、雑に「名作 映画」とかでググって出てきたサイトにあるヤツを候補にすると良いでしょう。
こういうので全然いいです。
作品のチョイスにオリジナリティを出すのは、自分が(世間には注目されていない)面白い映画を選ぶことができる、という自信を持てるようになってからにすると良いでしょう。
魅力2:普段自分が選ばないジャンルの作品を観れる
これも重要。
「名作映画に限定する」と言えど、それでも作品の数はめちゃめちゃあります。その中で何を選ぶのか。
積極的に作品を提案する人をローテーションしていくのがいいと思います。
やはり、ひとりがずっと選び続けていると偏りも出てしまいますが、みんなで選ぶとばらけていく。
繰り返していくと結果的に、ひとりで映画を選ぶのでは触れないものにたくさん触れることになります。
僕は仲間とやる映画会で、「自分ではたどり着けない名作」をたくさん観ることができました。
タイトル例を挙げると以下の通り...
・シェイプ・オブ・ウォーター
・ロッキー
・ブリグズビー・ベア
これらの映画は、僕の中でもとても大切な作品になっています。
ロッキーって、観たことない人は「才能あふれる強いボクサーが努力してチャンピオンになり、愛を叶える」みたいなイメージあるでしょ?これ全然ちげえからw
またブリグズビー・ベアはほんとに最高で、僕の人生ベスト5に入る映画にもなってます。クリエイター賛歌の映画。ものづくり属性の人にはぜひ見てもらいたい。勇気づけられます。
こんな素敵な出会いがあるのも、仲間に観る映画を選んでもらうからこそです。
魅力3:映画鑑賞力が鍛えられる
これも大きな魅力。
僕は元々学生時代に映画をあまり見ない人生を過ごしており、自分の映画鑑賞力が低いことをかなりコンプレックスに思っているくらいでした。
ここでいう鑑賞力とは「映画に込められた表現から、意図を汲み取る力」を指します。
映画というのはたかだか120分くらいの映像に、途方もない労力とコストをかけて作られる作品。
カメラワーク、光の当たり方、音、セリフなどなど、、、
ひとつひとつのシーンを構成するすべての要素には必ず何かしらの理由があります。(名作であればこそなおさら)
だから、それらの意図を汲み取ろうとする行為はめちゃくちゃ面白い。自分の内面を使用した、作り手との高度なコミュニケーションです。
仲間と映画を繰り返し観るうちに、僕の鑑賞力はどんどん鍛えられ、今では鑑賞力に自信を持てるまでになりました。
そして鑑賞力が上がると何が起こるのかというと、映画を見たときに得られる情報の量が増えます。
するとまた、いろんな表現から意図に気づいていくようになる。
この進歩がすごく楽しい。
そうするとまた新たな作品を見たくなる...正の循環が生まれます。
これが最高なんです。
...とは言え、「映画は一人で見るもの」と思っている方も結構いるのではないでしょうか。
あえて強めに言います、もう古いです。
やはり鑑賞に関しては、どうしても一人では限界があります。
膨大な情報量の中から、自分が気づけなかったことをリアルタイムで補完してくれる存在、それが一緒に観る仲間です。
感想戦をやるのもいいですが、やはり同時視聴は鮮度が違う。情報の取りこぼしも少なくなります。
同じ120分でも、より密度の濃い時間を過ごすことができるように思います。
(もちろんひとりで見る映画も否定しません。事実僕は、映画館は9割以上ひとりで行きます)
また、「多人数で見ると作品に集中できない」という方もいるかもしれません。
これも基本的には大丈夫です。そもそも選んでいる作品が名作なので。ちゃんと集中して面白く見れるはず。作品を信頼しましょう。
具体的なやり方
スタンダードなやり方はめちゃシンプルです。
・ボイスチャットをつなぐ
・全員で同じURLを開く
・「せーの!」で再生ボタンを同時に押す
これだけです。やり方というほどのものでもないですね。インターネットってすごいぞ。
また、最近出て来た「Prime Videoウォッチパーティ」もおすすめです。
これは、Amazonプライムで見られるビデオなら、ホストユーザーが全員の再生を同時にスタートさせられるというものです。見ている人たちだけのチャット機能も付いています。
全員がAmazonプライムに加入している必要があるのですが、プライムは年間4,900円という安さで加入でき、宅配に関しての優遇やプライムビデオも見放題のお化けサブスクサービス。
4,900円って、飲み会1回行かないだけですからね。それで1年間おもろい作品見放題。鬼滅の刃のアニメだって全話見れます。あまり考えずに、雑にみんな加入していいと思います。
そして、まずはAmazonプライムで無料で見られる作品から選ぶのが良いと思います。
レンタルビデオに頼っていた時代から考えると、とんでもない進化ですよね。
「こうしたほうがより楽しめる!」という3箇条
続いて、楽しく見るためのコツを説明しましょう。
1.基本的に全員が初見の映画にする
参加しているメンバーみんなが平等に楽しめるという意味では、全員が初見であることが望ましいです。
もし心無い参加者がいた場合、重大なネタバレをしてしまう危険があるかもしれませんし...
必ずしも満たす必要はないですが、楽しめる確率が上がります。
2.人数は2人~5人くらいまで
やはり人数のコントロールは重要です。どうしても人数が多くなるとノイズの情報も多くなるため、基本的には5名くらいまでがおすすめです。
多くなりすぎると、観る映画を決めるのにも一苦労しますし...そういう意味でも、このくらいの人数がちょうど良いでしょう。
3.「素直にリアクション」しながら見る
最も重要なのはこれかもしれません。素直にリアクションしましょう。
ビックリしたシーンがあれば「うわ!」とか、何か複線に気づいたら「もしかしてこういうこと?」みたいなことを素直に言いましょう。
変に「気づいたこととにかく全部言おう」とか、「その場の参加者の笑いをとろう」とか思わなくていいです。無理にコミュニケーションをとる必要はない。
自然体でいて、まずは映画そのものを楽しむことが一番です。
おわりに
いかがだったでしょうか。
30代も半ばになってきましたが、僕はいま、映画やドラマなどを見ることがメチャクチャ楽しいです。できる限りのエンタメコンテンツを見つくしたいという欲求にかられています。
esportsディテクターという、ひとつのクリエイター側にまわったという事実も大きいですが、みんなで映画を見るという体験が気づかせてくれたことが大きい。
大げさでなく、人生がより実りある楽しいものになったと思っています。
みなさんも、誰かと映画を見ることを試してみてください!
ひとつの作品との出会いが、人生を変えるものになるかもしれないですし。
...それではこの辺で。また会いましょう。おつプレイド!
(なんとこの記事、全部で2時間弱で書けました!いつもなら倍かかってる。成長したかも!)