離婚&再婚を経た私の人生の転換期(トランジション)の乗り越え方-
こんにちは!タイトルにもあるように、この度20代で結婚、30歳で離婚、そして去年末に再婚しました。
簡単な自己紹介で言うと、大学卒業して紀陽銀行(地元の銀行)へ入社し、リクルート(人材)、CRAZY(ブライダルベンチャー企業)を経て、現在POSIWILLというキャリアコーチング事業を展開するスタートアップ企業で働いています。新卒の頃から今まで、私にとって「仕事とライフイベントとの両立」はすごく大きなテーマだったように思います。
ちなみに現在働いているPOSIWILLの情報はこちら。
そしてこの離婚から再婚という経験は、自分の人生の中での大きな転換期(トランジション)の一つで、まさにキャリアの理論にもあるようなこんなプロセスを経ていたように感じます。
もし、興味がある方はこちらの本にて。
離婚した当時はこれは自分独自の悩みなのか、離婚経験者が一般的に辿りうる悩みなのか判別がつかず、非常に悩んだ記憶があるので、もし悩みの渦中の方がいれば「自分の悩みは自分だけじゃないんだ」と参考にしていただけるような内容になったらいいなと思い書きました。
①人生の全てのトランジションは何かの「終わり」から始まる
ちなみに私の離婚に至った経緯は、
シンプルに人生の方向性やキャリアへの考え方の違いによる理由が大きかったと思います。
自分の場合、結婚や出産などさまざまなライフイベントを迎えたとしても、しっかりとキャリアを築きたいと言う思いが強く、こういった自分の価値観は結婚生活までの期間や結婚生活の中でもすり合わせてきたつもりでしたが、恐らく30歳になって上京してシード期のスタートアップに突っ込んでいくほどだとは相手も想像していなかったようで、そこから大きな溝が生まれました。
今思えばこういったタイミングにこそ、きちんと対話をすべきだったのですが、お互い「もうこれ以上は分かり合えないだろう」という気持ちになり、離婚に至りました。
これがいわゆる一つの関係性が終わる「終焉」なのだと思います。
そして終焉を迎えると「離脱=慣れ親しんだ環境から引き離される感覚になる」「アイデンティティの喪失」「覚醒=今までのことが現実じゃないことに気づく」「方向感覚の喪失」こういった状態になるそうなのですが、私の場合は特に「自分の判断軸を信じられなくなる」といった現象に陥りました。
一度それなりに人生を懸けて決断したことが「正しくなかった」ように感じ、それが思っている以上に自分の判断軸を鈍らせるものでして、
・そもそも私は結婚に向いていない性格なのではないか
・私は結局どういうパートナーを選んだらいいのでしょうか〜
と100万回くらい悩んだ記憶があります。(笑)
ただブリッジズ先生によると、
・焦らない
・とりあえず行動することを辞める ことが大事だそうなのですが、
当時の私は焦っていたし、完全に迷子だったと思います。(笑)
そしてもっとも大事なことは、「終わった」ことを受け止めて、きちんとこの終わりの体験に決着をつけることが大事だそうです。
向き合うことを回避したりなかったことにしてしまうと、次のステージに行けないそうなので、やはりしっかりと向き合うことは大事ですね。。。
ちなみに「誰かに話を聞いてもらう」というのは非常に効果が高いようで、私も当時は月に2回以上(多いときは6回くらい(笑))はコーチングなどひたすら自分の感情を整理するために第三者に話を聞いてもらっていました。
②中立圏(ニュートラルゾーン)に突入
まず感じたのはとてつもない虚無感や空虚感です。
もちろん離婚の決断をしたのは自分ですし、後悔はないのですが、とはいえ「あって当たり前」と思っていたものが失われることによって、強い孤独感を覚えました。
そこで私自身が一番効果を感じたのは、
・敢えて一人になれる特定の時間と場所を確保すること です。
この混乱期にいると孤独を感じがちで、私自身もその感傷に浸りたくないので、出来るだけ仕事やそれ以外の予定を詰め込み考え込む時間を作らないようにしていました。今思えば、かなり仕事依存の状態になっていたと思います。
恐らくそれを見かねた代表(@meiem326)が、1週間休みを取って敢えて会社から離れる時間を取ったほうがいいと無理やり休んだのを今でも覚えています。
当時は、その感情と向き合うことが嫌で反発しましたが、今ではすごく感謝しています。
(急遽沖縄に行きました!)
そしてこのような孤独の中で自分は何を感じるのか、自分の感情や声と向き合うことがすごく大事なのだと痛感しました。ここで浮かんできた考えは今でも私の中の大事な価値観として根付いていますし、このタイミングでしっかりと向き合い、経験を清算できたことは良かったです。
また過去の判断軸をアップデートするには、過去感じた違和感や合わなかったと感じるポイントとしっかり反省することも大事だということも気づきでした。
改めて向き合って整理した結果自分の場合は、
・自分と同じ熱量で仕事に夢中になれる人
・ベースの自己肯定感が高い人(詳細は割愛します)
がパートナー選びで絶対外せないポイントとなりました。
(そしてこれが分かることで変なスペックに対するこだわりや焦燥感はなくなりました)
③「始まり」=内的な抵抗を乗り越えられるか
そしていよいよパートナーを見つけ、いざ「再婚」が目に見えて近づいてきた時、
・次は本当にうまくいくんだろうか
・また自分のせいで相手の人生を良くない方へ巻き込むのではないか
といった不安や葛藤がむくむくと湧いてきました。
ただこういった不安や混乱も新しい始まりには必ず伴うものだそうで、私の場合はそれを自分で抱え込まず、パートナーに率直に話し、それも理解してもらった上で乗り越えることができたと思います。
④結局トランジションを乗り越えるのに大事なことは何か
・自分の置かれている感情や状況を受け止める(悲しみ、孤独、虚無感etc)
・自分の感情や出来事をなかったことにせず向き合う(物理的に1人になる)
・これまでを振り返り、これからどうすべきか整理する、違和感と向き合う
・内的な抵抗を受け止め、誰かの手も借りながら自分の望む方へ決断する
受け入れがたい出来事は人生の中でどのタイミングで起こるかわからないけれど、そこで巡る自分の感情や状態を放置せず、「誰にでも起こりうる現象」として受け止めることができれば、落ち込んだり焦ったりせず、明るい未来を見出せるのかなと思いました。
誰かの何かの参考になれば!それでは〜!
ちなみに、今回の私の場合は、主にライフイベントに対するトランジションでしたが、仕事(異動・転職)などに伴うトランジションも多くあると思います。
もし仕事や仕事&プライベートに関するお悩みを抱えている方がいらっしゃれば、ぜひ一度無料カウンセリングへ来てみてください。